株式会社セイファートは、美容業界向けの人材の紹介や派遣、教育プログラムなどを提供する企業です。第1四半期の業績は、売上高が4億3732万円と前年同期比6.4%減少しましたが、人材派遣や教育事業などが好調に推移し、収支は改善傾向にあります。今後は、美容師の採用や育成を支援することで、業界の活性化に貢献していくことが期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社セイファート
証券コード: E37304
決算期: 12月期
株式会社セイファートの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社セイファートは12月期を決算期としており、四半期報告書を提出しています。第1四半期は2024年1月1日から3月31日までの期間となります。
主な事業
株式会社セイファートは、サロンサポート事業を中心に事業を展開しています。具体的には、美容業界向けの広告求人サービス、人材紹介・派遣サービス、教育プログラムなどを提供しています。美容室の経営をサポートし、優秀な美容師を供給することで、美容業界全体の活性化を目指しています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高が4億3732万円と前年同期比6.4%減少しましたが、営業損失が3675万円、経常損失が3439万円、親会社株主に帰属する四半期純損失が2307万円と、赤字決算となりました。しかし、人材派遣や教育事業などが好調に推移したため、収支は徐々に改善傾向にあります。
売上・利益の推移
過去1年間の業績を見ると、売上高は21億6690万円、経常利益は1億7445万円、当期純利益は1億2384万円と、堅調に推移しています。今後は、広告求人サービスの強化や新規事業の展開により、さらなる業績の向上が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の連結貸借対照表では、総資産が18億4688万円、負債合計が7億9826万円、純資産が10億4861万円となっています。前期末と比較して、負債が増加したものの、純資産も増加しており、財務基盤は安定しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が11億7802万円、売掛金が7114万円、棚卸資産が1476万円などが主な内訳となっています。前期末と比べて、売掛金が減少したものの、ソフトウェアやその他の固定資産が増加しています。
負債の部
負債の部では、契約負債が3552万円、未払金等のその他流動負債が16941万円、長期借入金が838万円などが主な内訳となっています。前期末と比べて、短期借入金が減少したものの、契約負債の増加等により、全体としては負債が増加しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が2億6679万円、資本剰余金が2億1679万円、利益剰余金が5億5443万円などが主な内訳となっています。前期末と比べて、利益剰余金が減少したものの、純資産全体としては一定水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社セイファートのROA(総資産利益率)は6.1%、ROE(自己資本利益率)は11.1%となっています。ROAは前期よりやや低下しているものの、ROEは高水準を維持しており、収益性と効率性が一定程度確保されていると言えます。今後は更なる収益力の向上に向けて、事業の選択と集中を進めていくことが重要と考えられます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが△3千万円、投資活動によるキャッシュ・フローが△2億6千万円、財務活動によるキャッシュ・フローが△2千万円となっています。前年同期と比べ悪化していますが、これは主に売上債権の増加や投資に伴う支出の増加によるものです。今後は収益力の更なる向上とキャッシュ・フロー管理の強化が課題となっています。
配当の支払額
株式会社セイファートは、2023年12月期の期末配当金を1株当たり32円としています。この配当金は前期と同額であり、安定的な配当を実施していると評価できます。今後も株主還元に注力しつつ、企業成長に向けた投資などのバランスを取っていくことが期待されます。
今後の展望
株式会社セイファートは、美容業界の活性化に向けて、引き続き「広告求人サービス」「人材紹介・派遣サービス」「教育プログラム」などの事業を強化していく方針です。美容室の経営課題解決と優秀な人材の供給により、顧客満足度の向上と企業収益の改善につなげていくことが重要です。また、新規事業への挑戦や海外展開の可能性など、さらなる成長に向けた取り組みにも期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社セイファートは、美容業界におけるサロンサポート事業を中心に展開しており、人材の紹介や派遣、教育プログラムの提供などを通じて、業界の活性化に寄与しています。第1四半期は一時的な赤字となりましたが、既存事業の強化と新規事業への挑戦により、今後の業績改善が期待できます。また、安定的な配当も株主還元の観点から評価できます。今後の更なる成長に期待が高まる企業といえるでしょう。
株式会社セイファートの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セイファートは、12月期を決算期としており、第1四半期決算では売上高4億3732万円、経常損失3439万円と結果となりました。一方で、2023年12月期の期末配当金は1株当たり32円と、安定した株主還元も実施しています。今後は、事業の選択と集中によるコスト管理の改善や、新規事業への取り組みなど、持続的な成長が期待されます。
