株式会社ジィ・シィ企画の決算報告書が公表されました。クレジットカード業界を中心に事業を展開しているこの企業は、第3四半期累計期間において売上高1,345,594千円、経常利益89,073千円、四半期純利益89,244千円を計上し、堅調な業績を示しています。
企業情報
企業名: 株式会社ジィ・シィ企画
証券コード: E36666
決算期: 2024年6月期
株式会社ジィ・シィ企画の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジィ・シィ企画の決算日は6月30日です。第3四半期決算は2024年3月31日に行われ、2024年5月15日に四半期報告書が提出されました。
主な事業
株式会社ジィ・シィ企画は、クレジットカード決済システムの開発・販売や決済ASPサービスの提供など、決済関連事業を中心に展開しています。近年はヘルスケアアプリの開発など、新規事業への取り組みも行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の売上高は1,345,594千円と前年同期比12.4%の増加を記録しました。利益面では営業利益91,726千円、経常利益89,073千円、四半期純利益89,244千円と、前年同期の損失から大幅な業績改善を達成しました。
売上・利益の推移
近年の業績をみると、2023年6月期は売上高1,549,384千円、経常損失297,628千円、当期純損失773,815千円と厳しい結果でした。しかし、当第3四半期では大幅な改善が見られ、収益力の回復が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の総資産は1,697,987千円となり、前事業年度末比126,772千円の増加となりました。負債合計は1,268,014千円で、純資産は429,973千円となっています。
資産の部
流動資産は1,497,082千円で、現金及び預金や売掛金などが増加しました。固定資産は200,905千円と大幅に増加しており、自社利用ソフトウエアの開発などによるものです。
負債の部
流動負債は1,080,306千円で、短期借入金や未払法人税等が増加しています。固定負債は187,708千円と、長期借入金が増加しています。
純資産の部
純資産は429,973千円となり、前事業年度末比で89,694千円増加しました。これは四半期純利益の計上などによるものです。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前年同期の△9.4%から当第3四半期で5.3%と大幅に改善しています。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の△49.7%から当第3四半期で20.8%と、収益力の向上が伺えます。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、売上・利益の改善を受けて、営業キャッシュ・フローの改善が期待されます。また、設備投資などによる投資キャッシュ・フローの増加も見られるでしょう。
配当の支払額
当第3四半期累計期間において、配当金の支払はありませんでした。前事業年度の期末配当も行われておらず、内部留保の活用に注力している模様です。
今後の展望
株式会社ジィ・シィ企画は、決済関連事業のさらなる強化とともに、ヘルスケアアプリなどの新規事業への取り組みを加速させる方針です。経済産業省が推進するクレジットIC化への対応や、資本業務提携による連携強化などにより、中長期的な成長が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ジィ・シィ企画は、決済関連事業を中心に堅調な業績を上げています。前年同期の大幅な損失から一転し、売上高、利益ともに改善しています。今後はさらなる成長と収益力の向上に期待がかかっています。
株式会社ジィ・シィ企画の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジィ・シィ企画の決算日は6月30日で、第3四半期決算は2024年3月31日に行われました。配当については、当第3四半期累計期間、前事業年度ともに実施されていません。内部留保の活用に注力しているようです。