株式会社ビューティカダンホールディングスの2024年3月期第3四半期決算が発表されました。新型コロナウイルス禍からの経済回復により、各事業が総じて好調に推移したことから、売上高、営業利益、経常利益が増加しました。中期経営計画に基づき、既存事業の収益性改善と新規事業の創出に取り組み、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。
企業情報
企業名: 株式会社ビューティカダンホールディングス
証券コード: E05597
決算期: 6月決算
株式会社ビューティカダンホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ビューティカダンホールディングスの決算日は6月30日です。第3四半期の業績は2023年7月1日から2024年3月31日までの9ヶ月間の結果となります。
主な事業
株式会社ビューティカダンホールディングスは、生花祭壇事業、生花卸売事業、ブライダル装花事業を中心に事業を展開しています。また、システム開発事業やコンサルタント事業、就労継続支援事業、農業なども行っています。2024年1月1日付で持株会社体制に移行し、グループ経営の効率化と競争力強化を図っています。
今期の業績と利益率は?
この第3四半期の業績は、売上高5,416,840千円(前年同期比9.9%増)、営業利益90,400千円(前年同期比31.6%増)と好調な結果となりました。各事業の回復基調と生花卸売事業の販売単価上昇の影響が大きかったことから、経常利益は101,828千円(前年同期比28.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は47,538千円(前年同期比1.2%減)となりました。
売上・利益の推移
前年同期と比べ、売上高は9.9%増加しました。利益面でも、営業利益は31.6%増、経常利益は28.5%増となり、業績は総じて好調に推移しています。これは、新型コロナウイルス禍からの経済回復に加え、中期経営計画に基づく諸施策の効果が表れたものと考えられます。
四半期連結貸借対照表について
資産合計は、前期末から325,534千円増加し、2,787,624千円となりました。負債合計も305,913千円増加し、2,222,547千円です。純資産は19,620千円増加し、565,077千円となっています。
資産の部
流動資産は、現金及び預金、売掛金の増加により1,920,418千円となりました。固定資産は867,205千円で、有形固定資産や投資その他の資産が主な内訳です。
負債の部
流動負債は、買掛金や借入金の増加により1,306,051千円となりました。固定負債は916,495千円で、長期借入金が主な内訳です。
純資産の部
株主資本は565,006千円で、利益剰余金の増加により19,620千円増加しています。その他の包括利益累計額は71千円となっています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期末の2.2%から2.0%に低下しましたが、ROE(自己資本利益率)は前期末の22.2%から20.3%に改善しています。これは、純利益の減少と総資産の増加により、ROAが低下した一方で、純資産が増加したことでROEが上昇したためです。
キャッシュフロー
第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、現金及び現金同等物の残高は前期末から127,733千円増加しています。営業活動によるキャッシュ・フローの改善や、財務活動による資金調達が増加したことが主な要因と考えられます。
配当の支払額
当第3四半期において、1株当たり9円の期末配当を実施しています。前期と同水準の配当を維持しており、株主還元に努めていることがわかります。
今後の展望
株式会社ビューティカダンホールディングスは、持株会社体制への移行により、グループ経営の効率化と競争力強化を図っています。今後も中期経営計画に基づき、既存事業の収益性向上と新規事業の創出に取り組み、持続的な成長と企業価値向上を目指していきます。
編集部のまとめ
株式会社ビューティカダンホールディングスは、新型コロナウイルス禍からの経済回復に伴い、各事業が総じて好調に推移しました。売上高、営業利益、経常利益が増加するなど、業績は概ね順調に推移しています。持株会社体制への移行により、グループ経営の効率化と競争力強化を図っており、今後の成長に期待が高まります。
株式会社ビューティカダンホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ビューティカダンホールディングスの決算日は6月30日で、第3四半期の業績は2023年7月1日から2024年3月31日までの9ヶ月間の結果となります。また、1株当たり9円の期末配当を実施しており、株主還元にも力を入れています。今後も持続的な成長と企業価値の向上に期待が寄せられています。