株式会社ホットランド(E30898)の決算報告書が発表されました。たこ焼き専門店「築地銀だこ」を展開する同社の2024年1月〜3月期の連結業績は、売上高が11,459百万円と前年同期比21.9%増加し、経常利益は1,514百万円と107.9%増加と好調な業績となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ホットランド
証券コード: 31960
決算期: 2024年12月期
株式会社ホットランドの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ホットランドの決算日は12月31日です。当四半期報告書は、2024年1月1日から3月31日までの第1四半期の決算内容を示したものとなります。
主な事業
株式会社ホットランドは、「築地銀だこ」ブランドのたこ焼き専門店を主力事業として展開しています。その他にも、酒場事業や主食事業など、飲食事業を中心に事業展開しています。国内外に店舗を構え、フランチャイズ展開も行っており、グループ全体として国内外で900店舗以上を展開しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の連結業績は、売上高が11,459百万円と前年同期比21.9%増、営業利益が1,105百万円と66.7%増、経常利益が1,514百万円と107.9%増と、非常に好調な業績となりました。既存店売上高前年比も110.2%と増加しており、人流の回復やインバウンド需要の増加により業績が伸長しています。
売上・利益の推移
直近の業績を見ると、2023年1月〜3月期の売上高が9,397百万円、経常利益が728百万円でしたが、2024年1月〜3月期には売上高が11,459百万円、経常利益が1,514百万円と大幅に増加しています。人流の回復やインバウンド需要の増加などにより業績が改善されています。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は26,445百万円となっており、前期末から2,731百万円増加しています。これは主に現金及び預金の増加や固定資産の増加によるものです。一方、負債は14,780百万円で前期末から1,823百万円増加しています。純資産は11,664百万円で前期末から907百万円増加しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が4,733百万円と前期末から1,872百万円増加しています。また、固定資産も14,476百万円と842百万円増加しています。これにより、総資産が大幅に増加しています。
負債の部
負債の部では、未払金が1,700百万円と前期末から267百万円増加したほか、長期借入金が2,822百万円と673百万円増加しています。これらにより、負債総額が大幅に増加しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が4,414百万円と前期末から718百万円増加しており、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により増加しています。一方で、配当金の支払いにより212百万円減少しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)については、当第1四半期の連結業績が好調だったことから、前年同期と比べ大幅に改善されています。ROAは年率換算で15.2%、ROEは年率換算で18.1%となっており、収益性が高い水準で推移しています。これは、売上高や営業利益、経常利益が増加基調にあることが要因です。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローについては、営業活動によるキャッシュ・フローが1,678百万円のプラスとなっており、前年同期比でも大幅に改善されています。これは売上の増加や利益の改善などによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローが524百万円のマイナスとなっており、店舗の新設や改装などの設備投資によるものです。全体としては、現金及び現金同等物が1,872百万円増加し、財務内容の健全性が高まっています。
配当の支払額
2024年2月14日開催の取締役会において、2023年12月期の期末配当として1株当たり10円の配当を実施することが決議されました。配当総額は212百万円となっています。株主還元にも注力しつつ、内部留保の確保にも努めていることが分かります。
今後の展望
株式会社ホットランドは、2023年度から2027年をターゲットとした中期経営計画に基づき、既存事業の深化と新業態・新事業の開発、育成、成長に取り組んでいきます。「築地銀だこ」事業においては、創業27周年を記念した様々な販促施策を展開し、既存店売上の拡大に尽力していきます。その他の事業においても、経済活動の正常化やインバウンド需要の回復などを背景に、引き続き好調に推移すると期待されます。今後も着実な業績拡大が見込まれる株式会社ホットランドに注目が集まります。
編集部のまとめ
株式会社ホットランドは、たこ焼き専門店「築地銀だこ」を中心に堅調な業績を維持しています。当第1四半期は、人流の回復やインバウンド需要の増加などを背景に、売上高、営業利益、経常利益が大幅に増加しました。財務面でも現金及び預金の増加や自己資本比率の向上など、健全性が高まっています。今後も中期経営計画に基づき、既存事業の深化と新事業の開発に取り組み、持続的な成長が期待される企業です。
株式会社ホットランドの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ホットランドの決算日は12月31日で、2024年1月〜3月期の第1四半期決算報告書を発表しました。当期は売上高、利益ともに大幅な増加となっており、1株当たり配当金は10円と安定的な配当も実施しています。今後も飲食事業を中心に着実な業績拡大が期待できる企業です。