株式会社ティアの第28期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

不動産
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弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ティアの決算報告書を見ると、2024年3月期の業績が順調に推移していることがわかります。売上高は91億42百万円と前年同期に比べ大幅に増加し、営業利益は9億62百万円経常利益は7億99百万円と健闘しています。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億16百万円と堅調な数字を記録しています。

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企業情報

企業名: 株式会社ティア
証券コード: E05585
決算期: 2023年10月1日~2024年9月30日

株式会社ティアの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ティアの決算は9月末日を基準とし、四半期毎に決算書を発表しています。具体的な決算の流れは、第1四半期決算(2023年12月)、第2四半期決算(2024年3月)、第3四半期決算(2024年6月)、本決算(2024年9月)となります。

主な事業

株式会社ティアは葬祭事業を中核事業としています。直営・フランチャイズ展開する葬儀会館での葬儀施行が主な収益源となっています。また、不動産事業やリユース事業など、葬儀関連サービスの拡充にも力を入れています。全国に多数の葬儀会館を展開し、地域密着の葬祭サービスを提供することが同社の強みです。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高91億42百万円営業利益9億62百万円経常利益7億99百万円親会社株主に帰属する四半期純利益5億16百万円となっています。前年同期と比べると、売上高は24.9%増、経常利益は1.6%減と増収ながら利益減少となりました。

売上・利益の推移

売上高は前年同期の73億20百万円から大幅に増加し、91億42百万円となりました。この伸び率は24.9%にも達します。一方で、経常利益は前年同期の8億11百万円から7億99百万円へと1.6%の減少となりました。売上高の増加に対して原価や販管費が伸びたことが影響しています。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ティアの2024年3月末時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は267億24百万円となっています。前連結会計年度末と比べ113億47百万円の大幅な増加です。

資産の部

流動資産は59億31百万円で、前連結会計年度末から20億44百万円増加しています。現金及び預金が17億79百万円増加したことが主な要因です。固定資産は207億92百万円で、前連結会計年度末から93億3百万円増加しています。主なものは、のれんが67億75百万円、有形固定資産が21億21百万円増加したことです。

負債の部

流動負債は57億93百万円で、前連結会計年度末から10億53百万円増加しています。主な要因は、短期借入金が4億73百万円減少したものの、1年内返済予定の長期借入金が4億15百万円、契約負債が3億72百万円増加したことです。固定負債は127億54百万円で、前連結会計年度末から99億97百万円増加しています。長期借入金が94億6百万円増加したことが主な理由です。

純資産の部

純資産合計は81億76百万円で、前連結会計年度末から2億96百万円増加しています。親会社株主に帰属する四半期純利益5億16百万円の計上と、剰余金の配当2億24百万円があったことが主な要因です。

ROAとROE

株式会社ティアのROA(総資産利益率)は前期3.0%でしたが、当期は3.2%と上昇しています。また、ROE(自己資本利益率)も前期10.4%から当期10.0%と、高水準を維持しています。これらの指標から、同社は資産効率と収益性が良好な水準にあることがわかります。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュ・フローは12億98百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローは85億79百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローは90億59百万円の増加となっています。子会社の株式取得に伴う支出が大きかったものの、長期借入金の調達により資金を確保しています。この結果、現金及び現金同等物は47億20百万円となりました。

配当の支払額

株式会社ティアは2024年3月期の中間配当として、1株当たり10円、総額225百万円の配当を行いました。前期に比べて配当額は変わりませんが、業績拡大に伴う配当の増額を期待できそうです。

今後の展望

株式会社ティアは、2023年11月に大阪地区の葬儀会館17店舗を運営する「株式会社八光殿」および愛知地区の葬儀会館23店舗を運営する「株式会社東海典礼」をグループ化しました。これにより、全国に201の葬儀会館を展開する大手葬祭グループとなりました。今後は、この大規模な組織再編によるシナジー効果の発揮に期待が寄せられています。

編集部のまとめ

株式会社ティアは、売上高、営業利益ともに好業績を収めており、ROAやROEなどの収益性指標も良好な水準にあります。また、子会社化によって葬儀会館数を大幅に拡大し、全国規模のグループ化を実現しました。今後はこのグループ化による相乗効果の発揮に期待が高まっています。株主への配当も堅調に推移しており、同社株式は安定成長企業として注目に値するでしょう。

株式会社ティアの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ティアの決算日は9月末日で、四半期毎に決算報告を行っています。また、2024年3月期の中間配当は1株当たり10円と安定した配当を実施しました。今後も収益基盤の強化と株主還元の両立を目指していくと見られます。

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