株式会社キャリアの第16期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社キャリアの2024年3月期第2四半期の決算報告書が公開されました。エッセンシャルワーカーの人材派遣を主力事業とする同社は、新型コロナの影響が和らぎつつある中、安定的な業績を維持しています。注目すべき点は、売上高が前年同期比12.0%減、営業利益が同53.0%減と減収・減益となったものの、既存事業が順調に推移している点です。今後も高齢化社会に伴う医療・福祉分野の需要拡大に期待が持てそうです。

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企業情報

企業名: 株式会社キャリア
証券コード: E32193
決算期: 2024年3月期

株式会社キャリアの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社キャリアの決算日は9月30日で、第2四半期決算は3月31日です。 業績発表は2024年5月15日に行われる予定となっています。

主な事業

株式会社キャリアは、高齢化社会型人材サービスを主力事業としています。具体的には、主にコールセンターや公共機関での事務作業を行うホワイトカラー職種、ビルメンテナンスやベッドメイキングなどの身体的作業を行うブルーカラー職種において、55歳以上のアクティブシニアを対象とした人材派遣、人材紹介、業務請負サービスを提供しています。また、介護施設向けに看護師や介護士の人材派遣も行っています。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高が前年同期比12.0%減の8,359,164千円営業利益が同53.0%減の192,188千円と減収・減益となりました。ただし、新型コロナの特需案件の影響で前年同期は高水準だったことが主因であり、既存事業は順調に推移しています。利益率も39.9%と健全な水準を維持しています。

売上・利益の推移

過去2年間の業績をみると、売上高は17,792,201千円から8,359,164千円に減少しましたが、これは前年同期に特需案件があったことによる一時的なものです。一方で、経常利益は603,573千円から172,937千円に減少しましたが、これも前年同期の特需案件の影響が大きいと考えられます。中長期的には既存事業の安定的な成長が期待できそうです。

四半期連結貸借対照表について

2024年3月31日現在の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は4,912,466千円となっています。資産の部では現金及び預金が2,524,311千円と手元流動性が高く、負債の部では有利子負債が800,000千円となっています。また、自己資本比率は39.9%と健全な水準を維持しています。

資産の部

資産の部では、現金及び預金が2,524,311千円と手元流動性が高く、売掛金が1,668,034千円と、事業活動に必要な運転資金を確保しています。一方で、有形固定資産は282,750千円と設備投資は抑制的に行われています。

負債の部

負債の部では、短期借入金が800,000千円となっています。一方で、未払費用が1,143,152千円未払法人税等が81,680千円と、事業活動に必要な支払い債務を抱えています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が1,818,986千円と積み上がっており、自己資本比率は39.9%と健全な水準を維持しています。このように、財務基盤は安定しているといえます。

ROAとROE

ROAは前年同期の8.1%から当期の3.5%に低下、ROEも同様に前年同期の13.3%から当期の4.0%に低下しています。これは主に新型コロナの特需案件の剥落によるものと考えられますが、既存事業の安定成長が期待できることから、中長期的には再びROA、ROEの改善が見込めるでしょう。

キャッシュフロー

当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローはマイナス11,730千円と減少しました。これは主に売上債権の増加未払消費税等の減少によるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス9,637千円財務活動によるキャッシュ・フローはマイナス200,000千円となっています。全体としては現金及び現金同等物が2,524,311千円と高水準を維持しています。

配当の支払額

当期の配当金の支払額については未発表ですが、過去実績からみると、前期は1株当たり配当金が0円だったことから、今期も同程度の水準が予想されます。同社は成長段階にあると考えられるため、内部留保の確保を優先しているものと思われます。

今後の展望

今後の展望としては、医療・福祉分野への人材需要の拡大に着目していく必要があります。特に、2024年4月から適用される医師の時間外労働上限規制に伴い、看護師のタスクシェアが進むことが見込まれ、同社のシニアケア事業の更なる成長が期待できます。一方で、人材確保の課題にも注力する必要があるでしょう。

編集部のまとめ

株式会社キャリアは、高齢化社会を背景に成長が期待されるエッセンシャルワーカーの人材サービスを手掛ける企業です。今期は新型コロナの特需剥落の影響で減収・減益となりましたが、既存事業は順調に推移しており、今後は医療・福祉分野の人材需要拡大を追い風に、更なる業績拡大が期待できそうです。また、財務基盤は健全で、長期的な成長に向けた投資も行っていくことから、同社の株式は有望な投資対象といえるでしょう。

株式会社キャリアの決算日や配当についてまとめました。

株式会社キャリアの決算日は9月30日で、第2四半期決算は3月31日です。また、前期実績の1株当たり配当金は0円でしたが、成長段階にある同社は内部留保の確保を優先しているものと考えられます。今後の業績次第では、配当の増額も期待できるかもしれません。

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