大和重工株式会社の第141期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

大和重工株式会社の2024年第1四半期決算報告書がリリースされました。第1四半期の売上高は9億77百万円と前年同期比15.2%増加しており、同期間の営業損失は46百万円と、前年同期の53百万円の損失から改善されています。業績回復の兆しが見られます。

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企業情報

企業名: 大和重工株式会社
証券コード: 56100
決算期: 第141期第1四半期

大和重工株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

大和重工株式会社の第1四半期決算期間は2024年1月1日から3月31日までです。四半期決算は年4回行われ、第1四半期は5月15日に決算報告書が提出されています。

主な事業

大和重工株式会社は、主に産業機械部品住宅機器の2つの事業セグメントを展開しています。産業機械部品では、工作機械のdcast部品やディーゼルエンジン部品、産業用機械部品などを製造・販売しています。一方、住宅機器では、鋳物のホーロー浴槽や五右衛門風呂、やまと風呂などの製品を手がけています。両事業が同社の主力事業となっています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の業績は、売上高9億77百万円営業損失46百万円経常損失25百万円四半期純損失17百万円となっています。産業機械関連の売上高は5億52百万円、住宅機器関連の売上高は4億25百万円と、両事業セグメントともに増収となっています。一方で、人件費や原材料価格高騰の影響から、依然として赤字決算となっています。

売上・利益の推移

過去1年間の売上高推移を見ると、前年同期の8億48百万円から9億77百万円へと15.2%の増加となっています。一方、営業損益は前年同期の53百万円の損失から46百万円の損失へと改善傾向にあります。経常損益も前年同期の33百万円の損失から25百万円の損失へと縮小しています。今後の更なる業績改善が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

大和重工の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は66億88百万円となり、前事業年度末と比べ2億53百万円増加しています。主な要因は、投資有価証券が3億11百万円増加したことによるものです。一方、負債合計は36億67百万円と前事業年度末から53百万円増加しており、純資産合計は30億21百万円と前事業年度末から1億99百万円増加しています。

資産の部

流動資産は35億30百万円となり、前事業年度末から63百万円減少しました。一方、固定資産は31億57百万円となり、前事業年度末から3億16百万円増加しています。この増加の要因は、投資有価証券が3億11百万円増加したためです。

負債の部

流動負債は26億59百万円と前事業年度末から8百万円減少しましたが、固定負債は10億8百万円と前事業年度末から84百万円増加しています。この増加の主な要因は、繰延税金負債が84百万円増加したことによるものです。

純資産の部

純資産合計は30億21百万円と前事業年度末から1億99百万円増加しました。この主な要因は、その他有価証券評価差額金が2億17百万円増加したことによるものです。自己資本比率は45.2%となっています。

ROAとROE

今回の決算では、ROA(総資産経常利益率)は-0.39%、ROE(自己資本当期純利益率)は-0.58%となっています。前年同期と比べると、ROAは改善傾向にありますが、まだ赤字が続いているため、両指標ともに低い水準にあります。今後は、売上高の拡大と収益性の改善により、これらの指標の向上が期待されます。

キャッシュフロー

今回の第1四半期決算では、四半期キャッシュ・フロー計算書の作成は省略されています。前年同期の減価償却費は2,811万円となっており、営業活動によるキャッシュ・フローの改善が望まれます。また、投資活動によるキャッシュ・フローでは設備投資等に活用されており、財務活動によるキャッシュ・フローでは借入金の返済など、全体としてキャッシュ・ポジションの強化に取り組んでいると考えられます。

配当の支払額

当第1四半期においては、配当の支払いは行われておりません。年間配当につきましては、前事業年度は1株当たり50円31銭の配当を実施しています。今後も安定配当の維持に努めていく方針のようです。

今後の展望

大和重工は、生産性の向上や経費の削減に取り組むとともに、受注・売上の拡大に努めていく方針です。特に、産業機械関連事業では、工作機械部品やディーゼルエンジン部品の受注拡大、住宅機器関連事業では鋳物ホーロー浴槽や五右衛門風呂などの主力製品の販売促進に力を入れていきます。これらの取り組みにより、業績の回復と収益性の向上を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

大和重工の2024年第1四半期決算では、売上高が前年同期から15.2%増加するなど、着実な業績回復の兆しが見られました。一方で、人件費や原材料価格の高騰の影響から、依然として赤字決算となっています。今後は、生産性向上と経費削減、さらに受注・売上の拡大に取り組むことで、収益性の改善と株主還元の強化を図っていく方針です。今後の大和重工の動向に注目が集まります。

大和重工株式会社の決算日や配当についてまとめました。

大和重工株式会社の決算日は、年4回の四半期決算で、第1四半期は5月15日に決算報告書が提出されています。直近の配当実績は、前事業年度(2023年12月期)の年間配当が1株当たり50円31銭です。今後も安定配当の維持に努める方針のようです。

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