今期の決算を報告する株式会社ロココ。IT技術に強いこの企業は、新規顧客の獲得や既存顧客の拡大により、売上は増加基調にあります。経常利益も順調に推移しており、企業の収益性も高まっていることが分かります。今後も更なる事業拡大が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社ロココ
証券コード: 58680
決算期: 12月期
株式会社ロココの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ロココの決算日は12月31日です。決算は年1回の年度決算となっており、四半期ごとの四半期決算も行っています。
主な事業
株式会社ロココはITサービスマネジメント事業、カスタマーコミュニケーション事業、イベントサービス事業、クラウドソリューション事業などを展開しています。
顧客企業のIT化や業務効率化、デジタルトランスフォーメーションなどのニーズに幅広く対応しており、企業のDX(デジタル変革)を支援しています。
今期の業績と利益率は?
今期(2024年1-3月期)の業績は、売上高1,941,609千円、経常利益126,940千円と順調に推移しました。
利益率も高く、特に経常利益率は6.5%と健全な水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去数期の業績をみると、売上高、営業利益、経常利益のいずれも増加傾向にあります。
特に経常利益は前期比で58%増加しており、企業収益が確実に伸びていることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
当社の2024年3月末時点の四半期連結貸借対照表をみると、総資産は4,389,080千円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,969,269千円と手元流動性が高く、売掛金及び契約資産も1,426,688千円と回収状況が良好です。一方で、有形固定資産や無形固定資産などの設備投資も着実に行っています。
負債の部
負債の部では、買掛金が234,815千円、1年内返済予定の長期借入金が370,000千円、長期借入金が434,321千円となっています。金融機関からの借入金残高が一定程度あるものの、安定的な資金調達体制が整っています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が641,674千円、資本剰余金が575,177千円となっており、株主資本合計は2,496,176千円と強固な財務基盤を有しています。
ROAとROE
株式会社ロココの収益性を表す指標であるROA(総資産経常利益率)は2.9%、ROE(自己資本当期純利益率)は3.2%となっています。
これらの値は一定の水準を維持しており、企業の収益性と効率性が高いことがわかります。今後も事業拡大とコスト管理の両立により、収益性の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当社の2024年1-3月期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが126,657千円の収入となっています。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は1,969,269千円と非常に手厚い手元流動性を確保しています。
今後の事業拡大に向けた投資や配当などのキャッシュアウトも見据えた健全な財務体質が維持されています。
配当の支払額
当期(2024年1-3月期)の配当金は1株当たり20円が支払われました。この水準は前期(2023年12月期)と変わらず、株主還元にも力を入れている企業姿勢がうかがえます。
今後の展望
株式会社ロココは、IT技術を武器にDXやクラウド化の支援を行っていく方針です。
引き続き新規顧客の獲得や既存顧客の深耕に注力し、売上と収益の拡大を目指します。
また、有望な新事業の開発にも取り組み、中長期的な成長を目指すとしています。
編集部のまとめ
株式会社ロココは、ITサービスやクラウドソリューションなどを提供する企業です。今期(2024年1-3月期)の業績は売上、利益ともに好調に推移しており、収益性も高水準を維持しています。
健全な財務基盤のもと、新規顧客開拓とともに有望な新事業の開発にも取り組むことで、中長期的な成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社ロココの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ロココの決算日は12月31日で、年1回の年度決算を行っています。配当金は1株当たり20円が支払われ、株主還元にも力を入れていることが分かります。今後も安定的な経営と株主還元が期待される企業といえるでしょう。