株式会社ユニカフェの2024年第1四半期の決算報告書が発表されました。業務用やコーヒー関連事業を手掛ける同社の業績は好調で、売上高は前年同期比3.0%減の2,875百万円となりました。利益面でも営業利益が75百万円と黒字転換するなど、順調な滑り出しとなっています。
企業情報
企業名: 株式会社ユニカフェ
証券コード: E00505
決算期: 12月期
株式会社ユニカフェの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ユニカフェの決算は12月期で、2024年5月15日に2024年第1四半期の決算報告書を提出しています。
主な事業
株式会社ユニカフェは、コーヒー関連事業を中心に展開しています。業務用事業、工業用事業、家庭用事業といった各セグメントで幅広く事業を展開しています。高品質なコーヒー豆の調達と焙煎、ブレンド技術を活かし、様々な顧客ニーズに応える製品・サービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
2024年第1四半期の売上高は2,875百万円と前年同期比3.0%減少しましたが、営業利益は75百万円と大幅な増益となりました。前年同期は営業損失だったことから大幅に改善し、収益性も向上しています。
売上・利益の推移
直近の業績推移をみると、売上高は2023年第1四半期の2,965百万円から2024年第1四半期は2,875百万円と減少しています。一方で、利益面では前年同期の営業損失から2024年第1四半期は営業利益75百万円と大幅に改善しました。これにより収益性も向上しつつあります。
四半期連結貸借対照表について
2024年3月末の総資産は13,182百万円で、前期末から736百万円減少しています。負債は7,074百万円と683百万円減少し、純資産は6,108百万円と前期末から53百万円減少しました。
資産の部
流動資産は7,548百万円と722百万円減少しました。現金及び預金が284百万円、売掛金が553百万円減少したことが主な要因です。一方、固定資産は5,634百万円と14百万円減少しています。
負債の部
流動負債は5,265百万円と414百万円減少しました。支払手形及び買掛金が454百万円減少したことが主な要因です。固定負債は1,809百万円と268百万円減少しています。
純資産の部
純資産は6,108百万円と53百万円減少しました。自己資本比率は46.3%と前期末比2.0ポイント上昇しています。
ROAとROE
ROAは前年同期0.7%から0.4%に、ROEは前年同期1.8%から0.8%に低下しました。これは親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅に減少したことが主な要因です。今後の収益力向上が課題といえます。
キャッシュフロー
当第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成されておらず、現金及び現金同等物の期末残高は3,723百万円となっています。営業活動によるキャッシュ・フローの推移にも注目が必要です。
配当の支払額
2024年3月期の年間配当金は1株当たり8円の予定で、前期と同額です。四半期では第1四半期に1株当たり8円の配当を実施しています。配当性向は高水準を維持しており、株主還元に注力しています。
今後の展望
コーヒー生豆価格の高騰や経済環境の不透明感などの課題はありますが、顧客ニーズに合わせた高付加価値製品の提案や最適な生産体制の追求などに注力し、収益力の向上を目指していきます。また、サステナビリティ施策にも積極的に取り組み、事業成長と社会課題への貢献を両立していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ユニカフェの2024年第1四半期決算は、売上高は減少したものの、収益性が大幅に改善し、業績は順調に推移しています。今後はコスト上昇への対応と収益力のさらなる向上に注力していくことが課題といえます。株主還元にも積極的で、中長期的な成長への期待が高まっています。
株式会社ユニカフェの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ユニカフェは12月期決算を行っており、2024年5月15日に2024年第1四半期の決算報告書を提出しました。年間配当は1株当たり8円を予定しており、株主還元に積極的に取り組んでいます。今後の収益力向上と持続的な成長に期待が高まりそうです。