ラクオリア創薬株式会社の第17期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
スポンサーリンク

弊サイトは各企業の決算情報を元に決算に関するまとめ情報をご紹介しております。
詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

[ラクオリア創薬株式会社の決算内容をご紹介します。医薬品の研究開発を手掛ける同社は、製品の海外展開や新たな技術の取り入れなど、着実に事業を拡大させています。今期の業績をみると、前年に比べて大幅な増収となっているほか、営業利益も黒字化を果たしました。今後の成長に期待が高まります。]

スポンサーリンク

企業情報

企業名: ラクオリア創薬株式会社
証券コード: 45790
決算期: 2024年12月期

ラクオリア創薬株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ラクオリア創薬株式会社の決算日は12月31日で、通常の事業年度も1月1日から12月31日までの1年間となっています。毎年5月中旬には決算短信の開示を行い、4月中旬には株主総会を実施する予定です。

主な事業

ラクオリア創薬株式会社は、医薬品の研究開発を手がけるバイオベンチャー企業です。自社で創出した開発化合物の知的財産権を製薬企業に対して導出することで収益を得るビジネスモデルを採っています。主要な開発品目には、ペット用医薬品のGALLIPRANT®やENTYCE®、ELURA®などがあり、国内外で着実に製品化が進んでいます。2024年3月には新たにタンパク質分解誘導技術を持つファイメクス株式会社を子会社化し、創薬パイプラインの強化を図りました。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の売上高は648.6億円と、前年同期比で75.1%の大幅増収となりました。売上高の増加に加え、研究開発費などのコスト抑制に努めたことで、営業利益は44.5億円と黒字化を果たしました。売上高に対する営業利益率は6.9%となっており、収益性の改善が進んでいます。

売上・利益の推移

ラクオリア創薬の売上高は近年着実に増加しており、2023年の通期では190.1億円を記録しました。その一方で、研究開発投資が先行したこともあり、経常利益は▲29.3億円の赤字となっていました。しかし、今期第1四半期は営業利益が44.5億円の黒字となるなど、収益性の改善がうかがえます。今後の業績上昇が期待されます。

四半期連結貸借対照表について

当第1四半期末の総資産は1,068.9億円と大幅に増加しています。これは、2024年3月にファイメクス株式会社を子会社化したことに伴い、のれんが401.9億円計上されたためです。一方、純資産は599.4億円となり、自己資本比率は55.9%と財務体質も健全化しています。

資産の部

資産の部では、現金・預金が317.8億円と一定の手元流動性を確保しつつ、のれんの増加により固定資産が大幅に拡大しています。これにより、総資産が大幅に増加しています。

負債の部

負債の部では、長期借入金が303.6億円となり、ファイメクス株式会社の取得資金の調達に充てられています。一方で、短期借入金も20.0億円と積み上がっています。

純資産の部

純資産の部では、利益剰余金が37.1億円となっています。自己資本比率は55.9%と健全な水準を維持しています。

ROAとROE

ラクオリア創薬のROA(総資産経常利益率)とROE(自己資本当期純利益率)は、いずれも改善傾向にあります。ROAは2023年に▲4.3%と低かったものの、今期第1四半期には▲2.9%まで上昇しています。また、ROEも2023年▲5.3%から、今期第1四半期▲2.6%と回復しつつあります。これは、売上高の増加と利益率の改善が効果を上げつつあるためと考えられます。

キャッシュフロー

当第1四半期のキャッシュフローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは▲41.0億円の支出となっています。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは▲374.7億円の支出となり、これはファイメクス株式会社の株式取得費用が主な要因です。財務活動では354.0億円の収入を得ており、これは長期借入金の調達によるものです。全体として現金及び現金同等物は58.5億円減少しており、事業拡大に向けた積極的な投資を行っている状況が伺えます。

配当の支払額

ラクオリア創薬は現在配当を実施していません。今後の事業展開に合わせて、利益剰余金の充実を優先しながら、株主還元策の検討を進めていくと考えられます。

今後の展望

ラクオリア創薬は医薬品開発の新技術を積極的に取り入れ、自社開発品の拡充を図る方針です。今回のファイメクス社買収により、タンパク質分解誘導剤という新たな創薬モダリティを獲得したことで、従来の治療が困難だった疾患に対する医薬品開発が期待できます。一方で、開発パイプラインの拡充とともに、既存製品の海外展開も推進しており、今後の業績向上が見込まれます。

編集部のまとめ

ラクオリア創薬は、自社創出の開発化合物を製薬企業に導出することで収益を上げるビジネスモデルを採用しています。今期第1四半期の決算では、売上高が大幅に増加し、営業利益も黒字化を果たしました。また、新技術を持つファイメクス社を子会社化したことで、今後の創薬パイプラインの拡充が期待されます。今後の事業拡大と業績上昇に期待が高まっています。

ラクオリア創薬株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ラクオリア創薬の決算日は12月31日で、事業年度も1月1日から12月31日までの1年間となっています。決算短信の開示は毎年5月中旬、株主総会は4月中旬に実施する予定です。
また、同社は現在配当を実施していませんが、今後の事業発展に合わせて株主還元策を検討していくと見られています。

タイトルとURLをコピーしました