株式会社ストリームメディアコーポレーションの最新決算報告を見てみると、同社の業績が順調に推移していることがわかりました。エンターテインメント事業ではコンサートの開催が好調だったほか、ライツ&メディア事業でもアーカイブ作品の販売が好調だったとのことです。業績が前年同期を上回るなど、同社の事業は着実に成長を遂げているように感じられます。
企業情報
企業名: 株式会社ストリームメディアコーポレーション
証券コード: 47720
決算期: 12月期
株式会社ストリームメディアコーポレーションの決算日・決算時期(スケジュール)は?
同社の決算日は12月31日です。その後、四半期決算として3月31日、6月30日、9月30日に四半期報告書を提出しています。また、通期決算としては翌年の5月に有価証券報告書を提出しています。
主な事業
ストリームメディアコーポレーションは、エンターテインメント事業とライツ&メディア事業を展開しています。エンターテインメント事業では、K-POPアーティストのコンサート開催やMD(グッズ)販売が中心です。一方のライツ&メディア事業では、韓国コンテンツの版権販売や自社ブランドのKNTVを通じた放送事業を手掛けています。これらの事業を通じて、顧客に様々なエンタメコンテンツを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が前年同期比11.2%増の30億5,670万円、営業利益が23.6%増の2億3,250万円と順調に推移しています。大型コンサートの開催が好調だったことや、アーカイブ作品の販売が堅調に推移したことなどが業績を押し上げています。特に営業利益率は15.2%と高水準を維持しており、収益性の高い事業展開が続いていると評価できます。
売上・利益の推移
同社の売上高は直近3年間で8,910億円まで増加しています。また、経常利益も2023年12月期には8億2,140万円と堅調な推移となっています。コンサート事業の拡大やライツビジネスの安定収益に支えられ、売上高・利益ともに好調に推移していることが分かります。今後も同様のトレンドが続くことが期待されます。
四半期連結貸借対照表について
同社の2024年3月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は139億円と前期末比12.3%増加しています。これは主に売掛金が11億7,040万円増加したことによるものです。一方、負債合計は65億円と前期末比19.2%増加しており、買掛金が9億円増加したことなどが影響しています。純資産は73億円と、自己資本比率は47.5%となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が前期末比12.4%増の117億円となっています。現金・預金が2億7,650万円、売掛金が11億7,040万円増加しています。一方、固定資産は前期末比2.7%減の21億円となっており、投資有価証券の減少などが影響しています。
負債の部
負債の部では、流動負債が前期末比22.0%増の58億円となっています。主な増加要因は買掛金の9億円の増加です。固定負債は前期末比3.2%減の6億円となっています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が20億円増加し、株主資本は57億円となっています。また、その他の包括利益累計額は8億円減少しています。この結果、自己資本比率は47.5%となっています。
ROAとROE
同社のROA(総資産利益率)は1.5%、ROE(自己資本利益率)は2.8%となっています。前年同期と比較してROAは0.1ポイント、ROEは0.3ポイントそれぞれ上昇しています。これは、当期の業績が好調だったことから利益が増加し、総資産利益率や自己資本利益率の向上につながったものと考えられます。
キャッシュフロー
同社のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュフローが2億7,650万円のプラスとなっています。これは売上債権の増加などがあったものの、税金等調整前四半期純利益が計上されたことなどが寄与しています。一方、投資活動によるキャッシュフローはマイナス1,950万円となっており、設備投資などに充当されています。財務活動によるキャッシュフローもマイナス760万円と、借入の返済などが行われました。全体としては、276百万円のキャッシュ増加となっています。
配当の支払額
同社は株主還元として、配当を行っています。2023年12月期の1株当たりの配当金は50円を予定しています。配当性向は22.1%となっています。安定的な配当を継続していく方針のようですね。
今後の展望
同社は今後、コンサート事業の拡大やライツ事業の強化に注力していく方針です。K-POPアーティストを中心としたコンサートの開催数増加や、新たなOTTプラットフォームとの提携などを通じて、売上の更なる拡大を目指していきます。また、韓国ドラマや映画の版権販売にも積極的に取り組み、ライツ&メディア事業の収益基盤強化を図る計画です。これらの施策により、持続的な成長と企業価値の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ストリームメディアコーポレーションは、コンサート事業とライツ&メディア事業を柱に順調に業績を伸ばしています。特に当第1四半期は前年同期比で2桁増収増益を達成するなど、堅調な業績推移が続いています。今後もK-POPコンテンツの人気を活かした事業拡大に期待が高まります。同社の株価も長期的な上昇が期待できそうです。
株式会社ストリームメディアコーポレーションの決算日や配当についてまとめました。
同社の決算日は12月31日で、通期決算では翌年5月に有価証券報告書を提出しています。また、1株当たりの年間配当金は50円を予定しており、配当性向は22.1%となっています。今後も安定的な配当を継続していく方針のようです。