ティーライフ株式会社の決算報告をご紹介します。ティーライフは持続可能なウェルネス製品を提供する企業で、茶葉や健康関連商品を中心に事業を展開しています。この度の決算では、売上高は前年同期比1.2%減の9,774百万円、経常利益は34.1%減の341百万円となりました。まだ先行き不透明な経済環境ではありますが、卸売事業や物流事業が好調に推移しています。今後も安定的な成長と企業価値の向上を目指していくことが期待されます。
企業情報
企業名: ティーライフ株式会社
証券コード: 31720
決算期: 7月期
ティーライフ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ティーライフ株式会社の決算期は7月期で、毎年10月頃に決算発表を行っています。また、四半期決算も11月、2月、5月、8月に発表しています。
主な事業
ティーライフ株式会社は、卸売事業、小売事業、物流事業を展開しています。卸売事業では、茶葉やハーブ、ダイエット食品などの健康関連商品を主に取り扱っています。小売事業では、自社ブランドの商品を通販サイトで販売しています。また、物流事業では、自社の倉庫を活用して3PL事業を行っています。これらの事業を通して、ライフスタイルの提案と健康の提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期の決算では、売上高9,774百万円と前年同期比1.2%減となりました。一方で、経常利益は341百万円と34.1%減となりました。利益率は低下しているものの、依然高い水準を維持しています。主力の卸売事業が好調に推移したことに加え、物流事業の強化も奏功しています。今期の業績は一時的な減少にとどまり、中長期的には成長基調が続くことが期待されます。
売上・利益の推移
ティーライフ株式会社の売上高は、2022年7月期に13,457百万円を記録するなど、大きな成長を遂げてきました。一方で、経常利益は2022年7月期に599百万円と高水準を維持しています。直近では、一時的な減少があったものの、引き続き安定した収益基盤を築いています。今後はさらなる事業の拡大と収益力の強化が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ティーライフ株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は9,082百万円となっています。流動資産は5,166百万円で、現金や在庫などが主な内訳です。固定資産は3,904百万円で、主に建物や土地などの有形固定資産が含まれています。一方、負債合計は2,915百万円と健全な水準を維持しています。自己資本比率は67.9%と高い財務体質を示しています。
資産の部
ティーライフ株式会社の資産は9,082百万円となっています。流動資産では現金及び預金が2,792百万円、棚卸資産が932百万円と主要な項目です。固定資産では、土地2,429百万円が大きな割合を占めています。全体としては、安定した資産構成となっています。
負債の部
ティーライフ株式会社の負債合計は2,915百万円となっています。流動負債では買掛金が784百万円、固定負債では長期借入金が944百万円が主な内訳です。有利子負債は徐々に増加傾向にありますが、自己資本比率が67.9%と健全な水準を維持しています。
純資産の部
ティーライフ株式会社の純資産合計は6,166百万円となっています。資本金は364百万円、利益剰余金は5,430百万円と主な項目です。自己資本比率は67.9%と高い水準を維持しており、財務基盤は健全であるといえます。
ROAとROE
ティーライフ株式会社のROA(総資産利益率)は3.8%、ROE(自己資本利益率)は3.3%となっています。前年同期と比較すると低下傾向にありますが、依然として健全な水準を維持しています。これは、一時的な業績の減少と先行投資の影響が主な要因と考えられます。今後は、収益性の改善と資産の有効活用により、ROAとROEの向上が期待されます。
キャッシュフロー
ティーライフ株式会社のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが168百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュフローは246百万円のマイナスとなっており、これは主に物流拠点の設備投資によるものです。財務活動では284百万円のプラスとなっており、必要な資金を適切に調達できている状況です。全体として安定したキャッシュフロー創出力を維持しています。
配当の支払額
ティーライフ株式会社は、株主への還元を重要な経営課題のひとつと位置付けています。年間配当金は52円で、配当性向は約36.9%となっています。安定的な配当を目指しつつ、事業拡大のための投資にも注力しています。今後も株主還元と企業価値向上のバランスを取りながら、株主の皆様に応えていくことが期待されます。
今後の展望
ティーライフ株式会社は、「進化するウェルネス&ライフサポート企業」を目指すとしています。引き続き、卸売事業や物流事業の強化を図るとともに、EC販売の拡大にも注力していきます。また、海外展開の強化やM&Aによる事業領域の拡大にも取り組む方針です。中長期的には、ウェルネスライフスタイルの提案企業としての地位を確立し、持続的な成長と企業価値の向上を目指していきます。
編集部のまとめ
ティーライフ株式会社は、健康と生活の提案企業として着実な成長を遂げています。直近の決算では、一時的な業績の減少がみられましたが、中長期的には安定した収益基盤を維持しています。今後は、卸売事業や物流事業の強化、EC販売の拡大、海外展開の推進などに注力することで、さらなる企業価値の向上が期待されます。また、株主還元にも力を入れており、安定的な配当を続けています。ティーライフ株式会社は、健康と生活の分野で存在感を高めていくことが見込まれます。
ティーライフ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ティーライフ株式会社の決算期は7月期で、毎年10月頃に決算発表を行っています。また、四半期決算も11月、2月、5月、8月に発表しています。株主への還元として、年間配当金は52円、配当性向は約36.9%となっています。今後も、安定的な配当と事業の拡大による企業価値向上のバランスを取りながら、株主の皆様に応えていくことが期待されます。