積水ハウス株式会社は、戸建住宅・賃貸住宅・商業施設などの建設、不動産管理・売買、リフォームなどの事業を展開する大手ハウスメーカーです。 この度、積水ハウス株式会社の2024年度第1四半期の決算報告を見ていきましょう。
企業情報
企業名: 積水ハウス株式会社
証券コード: 19280
決算期: 2024年1月31日
積水ハウス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
積水ハウス株式会社の決算日は2024年1月31日です。第1四半期の決算期間は、2024年2月1日から2024年4月30日までとなっています。
主な事業
積水ハウス株式会社は、主に戸建住宅・賃貸住宅・商業施設の建設、不動産の管理・売買、リフォームなどの事業を行っています。 近年では、環境に配慮したZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の提案にも力を入れています。 また、海外事業を強化し、米国での戸建住宅事業を拡大するため、アメリカのホームビルダーであるM.D.C. Holdings, Inc.を完全子会社化しました。
今期の業績と利益率は?
積水ハウス株式会社の2024年度第1四半期の業績は、売上高777,052百万円、営業利益71,714百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益50,427百万円と、前年同期比でいずれも増加しています。その結果、営業利益率は9.2%と高水準を維持しました。
売上・利益の推移
積水ハウス株式会社の売上高は、2023年度第1四半期の708,280百万円から2024年度第1四半期には777,052百万円と大幅に増加しました。 営業利益も2023年度第1四半期の55,736百万円から2024年度第1四半期には71,714百万円と大幅に増加し、収益性の向上が見られました。
四半期連結貸借対照表について
積水ハウス株式会社の2024年度第1四半期末の四半期連結貸借対照表を見ていきます。
資産の部
総資産は前期末比33.1%増の4,463,376百万円となりました。これは主に、米国M.D.C. Holdings, Inc.を子会社化したことによる販売用不動産の増加が要因です。
負債の部
負債総額は前期末比68.1%増の2,620,245百万円となりました。M.D.C. Holdings, Inc.の買収に伴う短期借入金の増加が主な理由です。
純資産の部
純資産は前期末比2.7%増の1,843,130百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより、株主資本が増加しています。
ROAとROE
積水ハウス株式会社のROA(総資産利益率)は1.7%、ROE(自己資本利益率)は6.6%となりました。 前年同期と比べ、ROAはやや低下しましたが、ROEは増加しており、資本効率の向上が見られます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書を作成していないため、記載しておりません。 ただし、営業活動によるキャッシュ・フローは引き続き良好な水準を維持していると見られます。
配当の支払額
積水ハウス株式会社は、2024年4月25日開催の定時株主総会において、1株当たり64円の期末配当を決定しました。前期の1株当たり配当金58円から6円増加しており、株主還元に積極的に取り組んでいます。
今後の展望
積水ハウス株式会社は、第6次中期経営計画において「国内の”安定成長”と海外の”積極的成長”」を掲げています。 国内事業では、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)やZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の提案を強化し、環境対策に注力。 海外事業では、米国におけるM.D.C. Holdings, Inc.の子会社化により、戸建住宅事業の更なる拡大を目指しています。 今後も、企業価値の向上と株主還元の強化を図っていくことが期待されます。
編集部のまとめ
積水ハウス株式会社の2024年度第1四半期決算は、売上高・営業利益・純利益のいずれも前年同期比で増加し、引き続き好業績を維持しました。 また、米国のM.D.C. Holdings, Inc.を子会社化したことで、海外事業の拡大に大きく前進しています。 今後も、環境配慮型の住宅やビルの提案強化、海外での事業拡大などに注力し、企業価値の向上に期待が高まっています。
積水ハウス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
積水ハウス株式会社の決算日は2024年1月31日で、第1四半期の決算期間は2024年2月1日から2024年4月30日までとなっています。 また、2024年4月25日開催の定時株主総会において、1株当たり64円の期末配当が決定されました。 株主還元にも積極的に取り組んでいる同社の動向にご注目ください。