株式会社ステムリムの第19期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

こんにちは。今回は、株式会社ステムリムの2024年6月13日付の四半期決算報告書の内容を分析したのでお話しましょう。株式会社ステムリムは、再生医療業界でも注目を集めている企業です。今回の決算では、再生誘導医薬の開発が順調に進捗していることがわかりました。

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企業情報

企業名: 株式会社ステムリム
証券コード: E34999
決算期: 第19期第3四半期(2023年8月1日~2024年4月30日)

株式会社ステムリムの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ステムリムの決算日は7月31日で、四半期決算の報告日は6月13日となっています。四半期決算を行う上場企業なので、年4回の決算スケジュールとなっています。

主な事業

株式会社ステムリムは、再生誘導医薬の開発を主な事業としています。再生誘導医薬とは、体外で培養した細胞を使わずに、薬物投与によって患者自身の体内の幹細胞を活用して組織の再生を促す革新的な医療技術です。主力製品「レダセムチド」は、表皮水疱症や脳梗塞、心筋症などの治療薬として開発が進められています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間(2023年8月1日~2024年4月30日)の業績は、事業収益がなし、営業損失は1,552,134千円、経常損失は1,552,224千円、四半期純損失は1,519,000千円となりました。研究開発費が先行投資的に1,102,155千円と大きく計上されたことが主な要因です。ただし、将来の成長に向けた重要な先行投資と位置付けられています。

売上・利益の推移

前年同期(2022年8月1日~2023年4月30日)の業績は、事業収益2,350,000千円、経常利益758,335千円、四半期純利益780,447千円となっていました。前年は製品ライセンス収入があったものの、今期は研究開発先行投資による一時的な減益となっています。長期的な成長に向けて重要な投資と言えるでしょう。

四半期連結貸借対照表について

当四半期の貸借対照表では、資産合計9,583,299千円、負債合計212,203千円、純資産合計9,371,096千円となっています。前期末と比べて、現金及び預金が減少したものの、研究開発先行投資により総資産は減少しています。一方で、負債は大幅に減少し、健全な財務体質を維持しています。

資産の部

資産の部では、流動資産9,368,301千円、固定資産214,998千円となっています。流動資産の大部分を占める現金及び預金8,738,867千円が減少しているものの、研究開発に向けた先行投資が進められています。

負債の部

負債の部では、流動負債93,605千円、固定負債118,598千円となっており、大幅に減少しています。健全な財務体質を維持できています。

純資産の部

純資産の部では、資本金218,071千円、資本剰余金9,214,003千円、利益剰余金△1,350,649千円となっています。研究開発投資による一時的な損失計上にも関わらず、健全な純資産水準を保っています。

ROAとROE

当期のROA(総資産利益率)は△15.8%ROE(自己資本利益率)は△16.2%となっています。研究開発先行投資による一時的な損失計上の影響で、収益性は悪化していますが、長期的な視点でみれば、再生誘導医薬の開発が順調に進捗していることから、今後の事業成長が期待できます。

キャッシュフロー

当期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュアウトフローが1,477,474千円となっています。これは主に研究開発投資などによるものです。一方で、財務活動によるキャッシュインフローが202,319千円となっており、新株予約権の行使等により資金を確保しています。全体としては1,478,897千円の減少となっていますが、現金及び預金残高は8,738,867千円と十分な水準を維持しています。

配当の支払額

当期は配当金の支払いはありません。研究開発投資に充当するため、内部留保の確保に注力しています。将来的な事業成長と株主還元のバランスを考えながら、配当政策を検討していくものと期待されます。

今後の展望

株式会社ステムリムは、再生誘導医薬の開発に注力しており、表皮水疱症や脳梗塞、心筋症などの治療薬候補の開発を精力的に進めています。特に表皮水疱症治療薬「レダセムチド」の開発では、追加臨床試験の結果を踏まえて、早期の承認取得と販売開始が期待されています。今後の研究開発の進展と事業化に注目が集まっているでしょう。

編集部のまとめ

株式会社ステムリムの決算報告では、再生誘導医薬の開発が順調に進んでいることが確認できました。一時的な減益は研究開発投資によるものですが、将来の成長に向けた重要な先行投資と言えるでしょう。健全な財務体質を維持しつつ、表皮水疱症治療薬の承認取得に期待が高まっています。長期的な視点で同社の事業展開を注視していく必要があります。

株式会社ステムリムの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ステムリムの決算日は7月31日で、四半期決算の報告日は6月13日となっています。当期は配当金の支払いはありませんが、今後の事業成長に向けた内部留保の確保に注力しています。株主還元とのバランスを考えながら、中長期的な成長に期待が高まっている企業といえるでしょう。

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