株式会社ストリームの2024年第1四半期の決算報告を見ると、売上高は前年同期比で6.3%増加し、7,221百万円となりました。収益面でも、営業利益が142.7%増の6百万円、経常利益も250.9%増の4百万円と大幅な増益となりました。
インターネット通販事業が好調で、家電や周辺機器の販売が伸びています。一方、ビューティー&ヘルスケア事業も前年並みに推移しており、企業全体としても良好な決算結果となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ストリーム
証券コード: E03506
決算期: 2月1日~1月31日
株式会社ストリームの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ストリームの決算期は2月1日~1月31日です。今回の四半期報告書は2024年2月1日~4月30日の第1四半期の決算内容となります。
主な事業
株式会社ストリームは、インターネットを中心とした通販事業を展開しています。主力のインターネット通販事業では、Yahoo!ショッピングや楽天市場、Amazonなどの外部サイトで家電製品やパソコン、デジタルカメラなどを販売しています。
また、自社ブランドのサイト「ecカレント」や「イーベスト」の運営、さらに「レントコ」という家電レンタルサービスなどにも注力しています。
その他、ビューティー&ヘルスケア事業や、各種販売支援事業、3PL事業、不動産事業なども手がけています。
今期の業績と利益率は?
今期の第1四半期は、売上高が前年同期比6.3%増の7,221百万円と好調でした。
利益面でも、営業利益が142.7%増の6百万円、経常利益も250.9%増の4百万円と大幅な増益となりました。
インターネット通販事業が堅調に推移したことに加え、コスト削減効果もあり、全体としても良好な決算結果となりました。
売上・利益の推移
過去3期の売上高と利益の推移を見ると、売上高は増加傾向にあり、第1四半期では前年同期比6.3%増の7,221百万円となりました。
一方、利益面では第25期を底に回復基調にあり、第26期第1四半期では営業利益が142.7%増の6百万円、経常利益も250.9%増の4百万円と大幅な増益となっています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ストリームの四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末から174百万円増加し、6,378百万円となっています。
負債も前期末から253百万円増加し、3,467百万円となりました。一方、純資産は前期末から78百万円減少し、2,910百万円となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が282百万円増加した一方で、商品が125百万円減少しています。
負債の部
負債の部では、買掛金が1,106百万円増加した一方で、短期借入金が800百万円減少しています。
純資産の部
純資産の部では、配当金の支払いにより利益剰余金が82百万円減少しています。
ROAとROE
ROA(総資産経常利益率)は第26期第1四半期で0.1%、ROE(自己資本当期純利益率)は0.1%となっています。
前年同期と比べると、ROAは0.2ポイント上昇、ROEは0.4ポイント上昇しており、企業収益力の改善が見られます。
キャッシュフロー
キャッシュ・フローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,243百万円の増加と大幅な黒字となっています。これは主に、棚卸資産の減少や仕入債務の増加によるものです。
一方、財務活動によるキャッシュ・フローは895百万円の減少となっており、これは主に短期借入金の返済によるものです。
この結果、現金及び現金同等物は前期末比282百万円増加の931百万円となっています。
配当の支払額
第26期第1四半期の配当金の支払額は82百万円となっています。前年同期と比べ配当金は増加しています。
この配当につきましては、2024年4月25日の定時株主総会において決議されたものです。
今後の展望
株式会社ストリームは、今後もインターネット通販事業を中心に、自社サイトやレンタルサービスなどの強化を図っていく方針です。
ビューティー&ヘルスケア事業でも、新商品の投入やオンラインサービスの拡充などに取り組み、事業領域の拡大を目指します。
さらに、物流支援事業やグローバル戦略など、収益基盤の多角化にも積極的に取り組んでいく考えです。
編集部のまとめ
株式会社ストリームの2024年第1四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。
インターネット通販事業が引き続き好調で、コスト削減の効果も出ていることから、業績は改善傾向にあります。
今後も、自社サイトやレンタルサービスの強化、新事業の展開などにより、更なる成長が期待できそうです。
株式会社ストリームの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ストリームの決算期は2月1日~1月31日で、今回の四半期報告書は2024年2月1日~4月30日の第1四半期の決算内容となっています。
また、同社は2024年4月25日に定時株主総会を開催し、前期の配当金(1株3円)を決議しました。この配当金支払額は82百万円となっています。