株式会社ミロクの2023年度第2四半期の決算報告がまとめられました。売上高は前年同期比9.2%減の5,411,976千円となりましたが、継続的な事業改善によって利益の確保に努めています。今期の業績を見ると、すべてのセグメントでコスト管理に苦慮しているものの、新製品の投入や生産性向上などに取り組み、営業利益は5,897千円と前年同期比98.9%減と厳しい状況となりました。今後は、経済情勢の変化に合わせて柔軟な対応を図り、持続的な成長と収益力の向上を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社ミロク
証券コード: E02376
決算期: 10月期
株式会社ミロクの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ミロクの決算期は10月期で、決算日は10月31日となっています。第2四半期の決算日は4月30日で、四半期報告書は6月13日に提出されました。
主な事業
株式会社ミロクは猟銃事業、工作機械事業、IT/IoT/AI事業、およびその他事業を展開しています。猟銃事業では猟銃の製造・販売を、工作機械事業では金属加工用の工作機械の製造・販売を行っています。また、IT/IoT/AI事業では生産効率向上に関するクラウドシステムの販売に注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高5,411,976千円、営業利益5,897千円と前年同期に比べ減少しました。利益率は0.1%と低水準となりましたが、各事業部門での収益改善に取り組んでいます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は11,887,497千円から5,411,976千円と減少傾向にあります。一方で、経常利益は779,482千円から99,412千円と大幅に減少しており、収益性の低下が課題となっています。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は22,783,733千円と前期末から1,879,130千円増加しました。負債合計は7,190,926千円と1,600,489千円増加し、純資産合計は15,592,806千円と278,641千円増加しています。
資産の部
資産の主な増加要因は、棚卸資産が660,002千円、有形固定資産が1,177,034千円、投資有価証券が463,498千円それぞれ増加したことによるものです。
負債の部
負債の主な増加要因は、支払手形及び買掛金が299,509千円、長期借入金が1,670,000千円それぞれ増加したことによるものです。
純資産の部
純資産の主な増加要因は、利益剰余金が49,296千円減少したものの、その他有価証券評価差額金が322,126千円増加したことによるものです。
ROAとROE
ROAは前年同期の8.73%から2.12%に低下し、ROEも前年同期の15.26%から1.65%に低下しています。これは主に売上高の減少と利益率の悪化によるものです。今後はコスト管理の強化や生産性向上などにより収益性の改善を目指す必要があります。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが648,800千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,738,102千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが1,190,940千円の収入となりました。現金及び現金同等物は前期末から107,627千円増加し、1,497,181千円となっています。
配当の支払額
当第2四半期連結累計期間の配当金の支払額は75,041千円で、1株当たり配当金は25円となりました。また、次期の中間配当は1株当たり10円を予定しています。
今後の展望
今後の見通しとしては、世界経済の不確実性が高まる中、各事業部門での収益改善に注力し、持続的な成長と収益力の向上を目指してまいります。特に、コスト管理の強化、生産性の向上、新製品の投入など、経営資源の有効活用に努めていきます。また、ESG経営の推進にも取り組み、企業価値の向上を図ってまいります。
編集部のまとめ
株式会社ミロクの2023年度第2四半期の決算は、売上減少と利益率の低下という厳しい状況でしたが、各事業部門での収益改善に努めています。今後は経済情勢の変化に合わせて柔軟な対応を図り、持続的な成長と収益力の向上を目指していく方針です。特に、コスト管理の強化、生産性の向上、新製品の投入などに注力し、企業価値の向上を図っていきます。
株式会社ミロクの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ミロクの決算期は10月期で、決算日は10月31日となっています。第2四半期の決算日は4月30日で、四半期報告書は6月13日に提出されました。また、当第2四半期連結累計期間の配当金の支払額は75,041千円で、1株当たり25円となりました。次期の中間配当は1株当たり10円を予定しています。