株式会社ストレージ王は、トランクルーム事業を中心に事業を展開している会社です。2024年2月から4月までの第1四半期の決算を報告しましたので、その内容をご紹介します。
企業情報
企業名: 株式会社ストレージ王
証券コード: E37595
決算期: 1月31日
株式会社ストレージ王の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ストレージ王の決算日は1月31日です。そのため、第1四半期の決算期間は2024年2月1日から2024年4月30日までとなります。
主な事業
株式会社ストレージ王の主な事業は、トランクルーム運営管理事業とトランクルーム開発分譲事業です。トランクルーム運営管理事業では、利用者にトランクルームを貸し出し、運営・管理を行うことで収益を得ています。また、トランクルーム開発分譲事業では、トランクルームを企画・開発し、不動産投資家に売却することで収益を得ています。その他に、その他不動産取引事業としてトランクルーム以外の不動産の仲介や再販も行っています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の売上高は245,062千円と前年同期比20.9%の増加となりました。一方、利益面では、営業損失が68,416千円、経常損失が63,448千円と前年同期から改善しているものの、依然としてマイナスとなっています。利益率も良好とは言えない状況です。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は3,325,443千円、前年比79.7%と大幅に増加しています。一方、利益面では、経常利益は157,401千円と前年同期から大幅に改善しており、収益性の向上が期待できます。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期の貸借対照表では、資産が4,057,505千円、負債が3,089,695千円、純資産が967,809千円となっています。前期末と比べて資産が増加し、負債も増加しているものの、自己資本比率は23.9%と一定の水準を維持しています。
資産の部
資産の部では、販売用不動産が2,500,033千円と大きな割合を占めています。これは主に、トランクルーム開発分譲事業における開発物件によるものです。また、現金及び預金が706,929千円と手元流動性も一定水準確保できています。
負債の部
負債の部では、短期借入金が1,364,500千円と大きな割合を占めています。これは主に、開発物件の取得資金に充当されているものと考えられます。
純資産の部
純資産の部では、資本金が260,928千円、利益剰余金が512,356千円となっています。自己資本比率は23.9%と一定の水準を維持しています。
ROAとROE
ROAは前期実績で5.5%、ROEは10.6%となっています。ROAはやや低い水準にありますが、ROEは一定の水準を確保できています。今後の収益力の向上が課題となっています。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスとなっています。これは主に、販売用不動産の増加によるものです。一方、財務活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっており、短期借入金の増加により資金調達を行っているようです。
配当の支払額
株式会社ストレージ王は現在、配当を実施していません。今後の業績回復と、株主還元策の導入が期待されます。
今後の展望
株式会社ストレージ王は、主力事業であるトランクルーム事業の拡大に注力しており、引き続き新規出店を進めていくことが見込まれます。また、不動産開発事業や、その他の不動産取引事業の収益性向上にも取り組んでいくと考えられます。今後の業績改善に注目が集まっています。
編集部のまとめ
株式会社ストレージ王は、トランクルーム事業を中心に事業展開しており、新規出店を進めることで収益の拡大が期待されます。一方、利益面では依然課題が残るものの、自己資本比率は一定水準を維持しており、財務基盤も健全と言えます。今後は、収益性の向上と株主還元策の導入に期待が高まっています。
株式会社ストレージ王の決算日や配当についてまとめました。
株式会社ストレージ王の決算日は1月31日です。現在のところ、同社は配当を実施していませんが、今後の業績回復と株主還元策の導入が期待されます。