GLOE株式会社の2024年度第2四半期決算が発表されました。eスポーツ事業に特化して業績を伸ばしているこの企業、今期も好調な収支を維持していることが確認できました。今回の決算を通じて、GLOE株式会社の直近の経営状況と今後の展望についてお伝えしていきます。
企業情報
企業名: GLOE株式会社
証券コード: 95650
決算期: 2024年11月1日~2025年10月31日
GLOE株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
GLOE株式会社の決算期は11月1日~10月31日の1年間となっています。今回発表された決算は、2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期決算になります。
主な事業
GLOE株式会社は、eスポーツを中心とした事業を展開しています。企業や個人のeスポーツ大会の企画・運営を行う「クライアントワークサービス」と、eスポーツ関連のブランディングサービスを提供する「ブランドプロデュースサービス」の2つの事業セグメントで構成されています。企業のマーケティング活動やゲームユーザーとの交流の場づくりなど、eスポーツの新しい価値を生み出す取り組みを行っています。
今期の業績と利益率は?
今期第2四半期の売上高は1,131,187千円となり、前年同期比で好調に推移しています。営業利益は5,561千円、経常利益は3,839千円と黒字を確保しています。一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失は19,917千円となりました。これは販売費及び一般管理費の増加による影響と考えられます。
売上・利益の推移
過去2期の実績を見ると、GLOE株式会社の売上高は2,264,139千円から1,131,187千円へ減少しています。一方で、経常利益は前期の△3,644千円から今期3,839千円へと大きく改善しています。長期的には売上高の拡大と収益性の向上を目指しているものと思われます。
四半期連結貸借対照表について
GLOE株式会社の四半期連結貸借対照表を確認すると、総資産は1,031,579千円で、前期末比73,471千円減少しています。負債合計は548,204千円と、前期末比69,451千円減少しました。一方、純資産合計は483,374千円となり、前期末比4,019千円減少しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が368,154千円と前期末比99,643千円増加しています。一方で、受取手形及び売掛金が103,257千円減少しています。
負債の部
負債の部では、支払手形及び買掛金が126,444千円、長期借入金が138,061千円となっています。前期末と比べ、支払手形及び買掛金が50,517千円、長期借入金が23,547千円それぞれ減少しました。
純資産の部
純資産合計は483,374千円となり、前期末比4,019千円減少しました。これは主に、利益剰余金の減少によるものです。
ROAとROE
GLOE株式会社のROAは0.37%、ROEは△4.14%となっています。ROEの低さは、純利益の減少が主な要因です。今後は収益力の向上と自己資本の効率的な活用により、これらの指標の改善を図る必要があると考えられます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは126,891千円の収入となり、主な増加要因は売上債権の減少です。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは6,003千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは21,244千円の支出となっています。これらの結果、現金及び現金同等物の残高は368,154千円となりました。
配当の支払額
今期の配当については、決算短信上での具体的な言及はありませんでした。今後の業績動向を見据えつつ、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
GLOE株式会社は、ゲームをきっかけに人と社会をHAPPYにすることをミッションに掲げ、eスポーツ事業を中心に業容を拡大してきました。今後も、企業とゲームユーザーのニーズをつなぐサービスの提供を通じて、更なる成長を目指していくことが期待されます。
編集部のまとめ
GLOE株式会社の2024年度第2四半期決算は、売上高と利益面でおおむね良好な結果となりました。eスポーツ事業への取り組みが着実に成果を生み出しているものと見られます。一方で、販管費の増加により純利益は減少しており、収益性の更なる向上が課題となっています。今後の業績や株主還元策の動向にも注目していきたいと思います。
GLOE株式会社の決算日や配当についてまとめました。
GLOE株式会社の決算期は11月1日~10月31日で、今回発表されたのは2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期決算でした。配当については、今回の決算で具体的な言及はありませんでした。今後の業績動向に応じて配当の検討がなされることが期待されます。