株式会社テラスカイの第18期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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株式会社テラスカイは、国内屈指のSalesforce認定技術者を擁し、クラウド導入のコンサルティングやカスタマイズ、インテグレーションなどSalesforceのコア領域での実績を積み重ねている注目の企業です。第3四半期決算を発表し、売上高は前年同期比21.8%増と好調な業績を収めています。経常利益は18.8%減となりましたが、次期の事業拡大に向けてマーケティングコストを積極的に投下した結果だと分かります。

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企業情報

企業名: 株式会社テラスカイ
証券コード: 39150
決算期: 2023年2月期

株式会社テラスカイの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社テラスカイの決算は2月期で、決算日は2月最終日となります。2023年2月期の第3四半期は2023年9月1日から2023年11月30日までとなります。

主な事業

株式会社テラスカイはクラウド分野に強みを持ち、Salesforceを中心にしたSFA(営業支援)、CRM(顧客管理)、カスタマーサポートなどのサービスを得意としています。Salesforceの認定技術者が多数在籍しており、クラウド導入のコンサルティングからカスタマイズ、インテグレーションまでワンストップで提供しています。また最近では、自社サービス「mitoco」シリーズの展開などソリューションの拡充にも力を入れています。

今期の業績と利益率は?

2023年2月期第3四半期の業績は、売上高が13,890,118千円と前年同期比で21.8%増と大幅に増加しています。一方で営業利益は279,541千円と前年同期比で39.4%減となりました。マーケティングコストの増加に伴い利益率が低下した形となっていますが、次期以降の事業拡大に向けた先行投資と位置づけられる結果だと考えられます。

売上・利益の推移

最近3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は15,440,782千円と順調に増加しています。一方で利益面では、経常利益が691,795千円と2022年2月期に最高益を記録した後、2023年2月期第3四半期は379,614千円と減益となっています。これは、先述の通りマーケティング投資の増加などが主因と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

2023年11月30日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は17,026,320千円となっています。前期末比で1,503,140千円の増加となっています。

資産の部

流動資産は9,917,839千円で、前期末比116,411千円の減少となりました。一方で固定資産は7,108,480千円と1,619,551千円の大幅な増加となっています。これは投資有価証券の増加などが主な要因です。

負債の部

流動負債は3,842,087千円で、前期末比195,733千円の増加となっています。固定負債は1,267,769千円と322,982千円の増加となっています。

純資産の部

純資産は11,916,463千円と、前期末比984,423千円の増加となっています。利益剰余金の増加や、その他有価証券評価差額金の増加が主な要因です。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は5.0%、ROE(自己資本利益率)は12.2%となっています。前年同期と比較すると、ROAは1.1ポイント減少、ROEは3.5ポイント減少しています。これは利益の減少によるものですが、依然として高い水準を維持できている状況にあります。

キャッシュフロー

第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは作成されていませんが、過去の実績を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは概ねプラスで推移しており、十分な収益力を示しているといえます。一方で投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスが続いており、自社サービスの開発や新規事業への積極的な投資を行っていることがうかがえます。

配当の支払額

当期における配当の支払いはありません。過去3年間も配当は実施されておらず、内部留保の蓄積に注力している方針のようです。今後の事業拡大と企業価値向上に向けて、適切な利益配分施策を検討していくものと期待されます。

今後の展望

株式会社テラスカイは、Salesforceのリーディングカンパニーとしての地位を一層強化し、中期的にMarketing Automation、エンジニア派遣、AI、分析、データ連携、MSPなどコア周辺領域への事業展開を進めていく方針です。引き続き高い成長性が期待できますが、販売費及び一般管理費の増加などにも留意が必要です。

編集部のまとめ

株式会社テラスカイは、Salesforceを主力とするクラウド分野で高い技術力と実績を誇る企業です。第3四半期の業績は売上高が前年同期比21.8%増と好調でしたが、利益率は低下している状況です。これは、次期以降の事業拡大に向けた先行投資が影響しているものと分かります。今後も高い成長が期待されますが、販管費の状況など、注目すべき点にも十分注意を払う必要があるでしょう。

株式会社テラスカイの決算日や配当についてまとめました。

株式会社テラスカイの決算日は2月最終日で、2023年2月期第3四半期は2023年9月1日から2023年11月30日までとなります。また、過去3年間は配当を実施していないことが分かりました。今後の事業展開と企業価値向上に向けた資金確保が優先されているものと考えられます。

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