スマートエネルギー企業の株式会社アースインフィニティの決算報告が公開されました。2023年8月1日〜2024年4月30日の第3四半期決算で、売上高は3,699百万円となっています。太陽光発電やエネルギーコンサルティングなど、同社の再生可能エネルギー事業が好調に推移しているようです。
企業情報
企業名: 株式会社アースインフィニティ
証券コード: E35932
決算期: 2024年7月31日
株式会社アースインフィニティの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アースインフィニティの決算日は7月31日で、第3四半期決算は2024年4月30日時点のものになります。毎年8月1日から翌年7月31日までを1事業年度としているため、第3四半期は2023年8月1日から2024年4月30日までの9ヶ月間の業績を示しています。
主な事業
株式会社アースインフィニティは、再生可能エネルギー事業と電子機器事業の2つを主な事業としています。再生可能エネルギー事業では、電力・ガスの小売や蓄電池・太陽光パネルの販売、電力料金の削減コンサルティングなどを手がけています。一方、電子機器事業では主にリース付き製品の販売を展開しています。持続可能な社会の実現に貢献する企業として注目されています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期の業績は、売上高3,699百万円、営業利益157百万円、四半期純利益56百万円となりました。前年同期と比べると、売上高は12.2%減、利益については大幅な減少となっています。これは、代理店による顧客獲得のための先行投資が影響しているようです。利益率は4%程度と低めですが、今後の成長を見据えた戦略と考えられます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は4,213百万円→3,699百万円と減少している一方で、営業利益は559百万円→157百万円と大幅に減少しています。利益率も低下傾向にあります。これは、代理店による顧客獲得に向けた先行投資に加え、電力市場の価格高騰への対応などが影響しているものと考えられます。今後は、安定的な収益基盤の確立に向けた取り組みが重要になってくるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表では、総資産が2,142百万円となっています。前期末比で441百万円減少しています。これは主に、現金及び預金の減少や投資有価証券の減少によるものです。一方、負債は1,348百万円と、前期末比で377百万円減少しています。短期借入金や長期借入金の返済が進んでいることがわかります。純資産は794百万円となっており、自己資本比率は37.1%となっています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前年同期の19.2%から2.7%に低下しており、ROE(自己資本利益率)も前年同期の44.3%から7.1%に大幅に減少しています。これは、先行投資による利益率の低下が主な要因と考えられます。今後は、先行投資が奏功し業績が改善することで、ROAとROEの向上につながることが期待されます。
キャッシュフロー
当四半期のキャッシュ・フローの状況を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが242百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは46百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが739百万円のマイナスとなっています。全体としては543百万円の減少となっており、現金及び預金残高は419百万円となっています。今後の事業拡大に向けて、適切なキャッシュマネジメントが課題となるでしょう。
配当の支払額
当期の配当については、1株当たり1.10円の配当を実施しています。前期から配当を開始しており、着実に株主還元を行っていくことが重要になってきていると考えられます。今後も、業績に合わせた適切な配当の実施が期待されます。
今後の展望
株式会社アースインフィニティは、脱炭素社会の実現を目指して再生可能エネルギー事業に注力しています。今期の業績は先行投資の影響で減益となりましたが、中長期的には電力・ガス小売や蓄電池・太陽光パネルの販売など、成長分野での収益拡大が期待されます。経営効率の改善とともに、新規事業の推進にも注力していくことで、持続的な成長が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社アースインフィニティの第3四半期決算は、再生可能エネルギー事業を中心に売上は堅調に推移したものの、先行投資の影響で利益は大幅に減少しています。今後は、安定的な収益基盤の確立と新規事業の推進により、業績の改善が期待されます。同社は脱炭素社会実現への貢献を目指しており、持続可能な成長が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社アースインフィニティの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アースインフィニティの決算日は7月31日で、第3四半期決算は2024年4月30日時点のものになります。配当は1株当たり1.10円を実施しており、着実な株主還元を行っています。今後も業績に応じた適切な配当が期待されます。