トルク株式会社の第84期第2四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

トルク株式会社の2024年4月期第2四半期決算が発表されました。同社は鋲螺商品の卸売を主要事業としており、全国7か所の支店倉庫を活用し即納体制の充実を図っています。当期の業績は売上高が前年同期比1.3%増加の10,870百万円、営業利益は前年同期比3.3%増加の382百万円と堅調に推移しました。利益面では原材料価格上昇の影響などから経常利益が前年同期比29.1%減少の434百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益も同25.4%減少の311百万円となりました。

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企業情報

企業名: トルク株式会社
証券コード: E02570
決算期: 10月期

トルク株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

トルク株式会社の決算日は10月31日で、四半期決算は2月、4月、7月、10月の年4回行っています。今回は2023年11月1日から2024年4月30日までの第2四半期決算の報告となります。

主な事業

トルク株式会社は鋲螺商品の卸売を主力事業としており、建設業界向けに金属製品の販売を行っています。全国7か所の支店倉庫を活用し、在庫量や商品アイテム数を増加させることで即納体制の充実を図っています。また、同社のウェブ受注システム「ねじネット」の利用促進にも取り組んでいます。

今期の業績と利益率は?

当第2四半期累計期間の売上高は10,870百万円と前年同期比1.3%の増加となりました。一方、営業利益は382百万円と3.3%の増益、経常利益は434百万円と29.1%の減益、親会社株主に帰属する四半期純利益は311百万円と25.4%の減益となりました。原材料価格高騰などの影響により、経常利益や純利益は前年同期比で減少しましたが、売上高と営業利益は増加傾向にあります。

売上・利益の推移

直近3年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は21,757百万円から10,870百万円へと緩やかな増加傾向にあります。一方、経常利益は1,239百万円から434百万円へと減少しており、経営環境の変化に伴う原価上昇の影響が見られます。今後の収益力向上に向けた取り組みが期待されます。

四半期連結貸借対照表について

当第2四半期末の総資産は33,265百万円となり、前期末比で1.8%の増加となりました。これは主に商品在庫の積み増しによる流動資産の増加およびその他有価証券評価差額金の増加によるものです。一方、負債合計は20,370百万円と前期末比で0.1%の微増にとどまりました。純資産合計は12,895百万円と4.5%の増加となり、自己資本比率は38.7%となりました。

資産の部

当第2四半期末の流動資産は16,534百万円と前期末比3.3%の増加となりました。これは主に商品在庫の積み増しにより730百万円増加したことによるものです。一方、固定資産は16,731百万円と0.3%の増加にとどまりました。

負債の部

当第2四半期末の流動負債は11,767百万円と前期末比2.6%の増加となりました。これは主に支払手形及び買掛金が459百万円増加したことによるものです。固定負債は8,602百万円と3.1%の減少となりました。

純資産の部

当第2四半期末の純資産合計は12,895百万円と前期末比4.5%の増加となりました。これはその他有価証券評価差額金が303百万円、利益剰余金が237百万円それぞれ増加したことによるものです。

ROAとROE

ROA(総資産利益率)は当第2四半期で1.9%、前期は2.6%と低下傾向にあります。これは経常利益の減少により、総資産に対する収益性が低下したためと考えられます。一方、ROE(自己資本利益率)は当第2四半期で5.0%、前期は6.9%と減少しており、自己資本の効率的な運用が課題となっています。今後は収益力の向上とともに資本効率の改善にも注力していく必要があります。

キャッシュフロー

当第2四半期のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは134百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは199百万円の収入、財務活動によるキャッシュ・フローは317百万円の支出となりました。全体としては前期末比16百万円増加の2,648百万円の現金及び現金同等物残高となっています。

配当の支払額

トルク株式会社の配当については、期末配当として1株当たり3円、中間配当として同3円の年間6円の配当を行っています。当第2四半期では74,512千円の配当を実施しました。今後も安定的な配当を実施していく方針です。

今後の展望

トルク株式会社は全国に広がる倉庫網を活かし、商品在庫の積み増しと即納体制の強化に取り組んでいきます。また、ネット受注システム「ねじネット」の利用促進によるデジタル化への対応も進めており、中長期的な成長に期待が寄せられています。一方で、原材料価格の高騰などの外部環境の変化に対する対策も重要な課題となっています。これらの課題に適切に対応しながら、収益力の向上と企業価値の最大化を目指していくことが期待されます。

編集部のまとめ

トルク株式会社は全国7か所の支店倉庫網を活用した即納体制の強化と、ウェブ受注システムの利用促進によるデジタル化への取り組みを進めています。当第2四半期の業績は、売上高や営業利益が前年同期比で増加するなど堅調な推移となりました。一方で、経常利益や純利益は原材料価格高騰の影響により減益となりました。今後は収益力の向上と資本効率の改善に注力し、持続的な成長を目指していくことが課題といえるでしょう。

トルク株式会社の決算日や配当についてまとめました。

トルク株式会社の決算日は10月31日で、四半期決算は2月、4月、7月、10月の年4回行っています。配当については、年間6円(期末3円、中間3円)を実施しており、当第2四半期では74,512千円の配当を支払いました。今後も安定的な配当を行うことが期待されます。

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