INTLOOP株式会社(東証グロース上場)の最新の決算報告書をご紹介します。2023年8月1日から2024年4月30日までの第3四半期決算となりますが、全体としては堅調な業績となっています。同社はプロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業を展開し、企業の課題解決やビジネス創造をサポートしています。
企業情報
企業名: INTLOOP株式会社
証券コード: E37779
決算期: 7月31日
INTLOOP株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
INTLOOP株式会社の決算期は7月31日です。第3四半期決算(2024年4月30日時点)の決算報告書が今回公表されています。
主な事業
INTLOOP株式会社は、プロフェッショナル人材ソリューション&コンサルティング事業を展開しています。企業の組織課題の解決や新事業開発などのコンサルティングサービスとともに、高度な専門知識やスキルを持つプロフェッショナル人材の派遣・紹介を提供しています。サービス分野は広範囲にわたり、デジタル化、DXなどの最新のビジネストレンドにも柔軟に対応しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高19,602,364千円、営業利益965,961千円、経常利益990,686千円、親会社株主に帰属する四半期純利益535,753千円となりました。売上高は前年同期比49.8%増と大幅に増加しています。また営業利益率は4.9%と高い水準を維持しました。
売上・利益の推移
INTLOOP株式会社は、近年安定した成長を続けてきました。2022年8月期の売上高は17,823,203千円、経常利益は1,107,309千円と過去最高を記録しています。当第3四半期の業績もそれを上回るペースで伸長しており、通期でも過去最高益を更新する可能性が高いと期待されます。
四半期連結貸借対照表について
INTLOOP株式会社の当第3四半期末の連結貸借対照表は以下のとおりです。
資産の部
流動資産は9,588,477千円で、うち現金及び預金4,961,913千円、受取手形、売掛金及び契約資産4,081,466千円が主な内訳です。固定資産は2,425,532千円で、投資その他の資産が1,581,977千円となっています。
負債の部
流動負債は5,553,717千円で、うち買掛金2,205,679千円、短期借入金1,200,000千円が主な内訳です。固定負債は1,760,088千円で、長期借入金1,236,227千円が主な内訳となっています。
純資産の部
純資産合計は4,700,203千円で、主な内訳は資本剰余金1,946,453千円、利益剰余金2,414,799千円です。自己資本比率は36.8%となっています。
ROAとROE
INTLOOP株式会社のROA(総資産経常利益率)は8.2%、ROE(自己資本当期純利益率)は15.0%となっています。これらの指標は同業他社と比較しても高水準にあり、収益力の高さが示されています。今後も安定した成長が期待できると言えるでしょう。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は、営業活動により647,770千円のキャッシュを獲得し、投資活動により△391,212千円のキャッシュを使用、財務活動により360,122千円のキャッシュを得ています。この結果、現金及び現金同等物の当第3四半期末残高は4,961,913千円となっています。
配当の支払額
当第3四半期においては、配当の支払いは行われていません。年間の配当予想については未発表ですが、今後の業績動向や財務状況を踏まえて検討されると見られます。株主還元の強化が期待されます。
今後の展望
INTLOOP株式会社は、デジタル化やDXの需要拡大を背景に、企業の組織改革やビジネス創造を支援するコンサルティング事業が順調に推移しています。また、優秀なプロフェッショナル人材の派遣・紹介サービスにも強みを発揮しています。今後も高収益体質を維持しながら、持続的な成長を遂げていくものと期待されます。
編集部のまとめ
INTLOOP株式会社は、企業のDX推進やプロフェッショナル人材の確保ニーズの高まりを背景に、安定した成長を続けています。当第3四半期の決算は好調で、通期での過去最高益更新も視野に入っています。強固な事業基盤と収益力を持つ同社は、今後もさらなる成長が期待できる銘柄と言えるでしょう。
INTLOOP株式会社の決算日や配当についてまとめました。
INTLOOP株式会社の決算期は7月31日です。直近の第3四半期決算では、売上高、営業利益、経常利益、純利益のいずれも前年同期を大きく上回る好調な業績となりました。一方で、当第3四半期における配当の支払いはありませんでした。今後の業績次第で、株主還元の強化が期待されます。