こんにちは!株式会社オプトエレクトロニクスの2023年12月1日から2024年5月31日までの第2四半期決算をご紹介します。業界の需要低迷で減収減益となりましたが、原材料不足への対応で在庫が積み上がった影響が大きかったようです。これからは生産調整や在庫処分など収益改善に取り組んでいきますので、今後の動向に期待が高まりますね。
企業情報
企業名: 株式会社オプトエレクトロニクス
証券コード: E02095
決算期: 11月末
株式会社オプトエレクトロニクスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社オプトエレクトロニクスの決算は11月末です。第2四半期の決算は2024年6月26日に公表されました。
主な事業
株式会社オプトエレクトロニクスは、バーコードリーダーやQRコードリーダーなどの自動認識機器の開発・製造・販売を主な事業としています。製品は日本、米国、欧州、アジアなどグローバルに展開しており、幅広い産業分野で活用されています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期の業績は売上高31億26百万円、営業損失2億21百万円、経常損失2億85百万円となりました。前年同期比で減収減益となっています。利益率の低下は原材料価格高騰と価格競争激化による売上原価の上昇が主な要因のようです。
売上・利益の推移
過去3年の業績を見ると、売上高は2022年度6,878百万円、2023年度6,878百万円、2024年度1-2Q3,126百万円と減少傾向にあります。一方、利益は2022年度に490百万円の経常損失を計上し、2023年度1-2Qも285百万円の経常損失となっています。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日時点の総資産は150億51百万円で、前期末比5億13百万円の減少となっています。負債は96億20百万円、純資産は54億30百万円となっています。
資産の部
流動資産では現金及び預金が55億55百万円、受取手形及び売掛金が13億42百万円となっています。固定資産では有形固定資産が22億85百万円、投資その他の資産が1億54百万円となっています。
負債の部
流動負債では支払手形及び買掛金が5億28百万円、短期借入金が2億63百万円となっています。固定負債では長期借入金が48億58百万円となっています。
純資産の部
純資産は54億30百万円で、自己資本比率は36.1%となっています。利益剰余金の減少が純資産減少の主な要因です。
ROAとROE
ROAは前年同期の△1.0%から△2.1%に悪化し、ROEも前年同期の△2.6%から△5.9%に下がっています。収益性の低下が続いている状況が読み取れます。今後、生産効率化や新製品投入などで収益改善に取り組む必要がありますね。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュフローは、営業活動で2億98百万円の支出、投資活動で1億40百万円の収入、財務活動で2億12百万円の支出となっています。現金及び現金同等物は前期末比2億75百万円減の57億11百万円となりました。
配当の支払額
当期については配当の支払いはありません。今後、収益改善と財務体質の強化を目指して、中長期的に安定した配当の実現に努めていく方針のようです。
今後の展望
オプトエレクトロニクス社は、原材料高や価格競争激化といった課題に直面していますが、今後は在庫の適正化や生産性向上などで収益改善に取り組む方針です。また、自動認識市場の成長を取り込むべく、新製品開発やグローバル展開の強化にも力を入れていく考えです。
編集部のまとめ
オプトエレクトロニクス社の2023年12月1日から2024年5月31日までの第2四半期決算は、市場環境の悪化から減収減益となりました。原材料高や価格競争の影響で収益力が低下しているのが課題です。
しかし、収益改善に向けた施策に取り組んでおり、今後の成長に期待が持てそうです。自動認識市場の拡大を取り込むためのグローバル展開や新製品開発に注目していきましょう。
株式会社オプトエレクトロニクスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社オプトエレクトロニクスの決算日は11月末で、第2四半期決算は2024年6月26日に公表されました。当期は配当なしですが、今後の収益改善と財務体質強化に期待がかかっています。