株式会社アズ企画設計の第35期第3四半期決算がアップされましたね。同社は不動産事業を中心に展開する企業で、マンション販売やオフィスビルの開発、賃貸事業など幅広いラインナップを持っています。
企業情報
企業名: 株式会社アズ企画設計
証券コード: E33863
決算期: 2月末日
株式会社アズ企画設計の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アズ企画設計は2月末日が決算日となっており、四半期決算は11月30日、5月31日、8月31日が各四半期会計期間の末日です。
主な事業
株式会社アズ企画設計は不動産販売事業、不動産賃貸事業、不動産管理事業の3つの事業を展開しています。不動産販売事業ではマンションや店舗、オフィスビルを中心に、リノベーション物件の販売を手掛けています。不動産賃貸事業では、保有する建物の賃貸収益を得ており、不動産管理事業では、顧客物件の管理サービスを行っています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期累計期間の業績は、売上高3,482,092千円、営業損失248,011千円、経常損失412,005千円、四半期純利益28,867千円となりました。利益率は低下しているものの、新型コロナ禍からの回復傾向が見られます。
売上・利益の推移
前年同期と比べて売上高が18.8%減少しましたが、四半期純利益は2022年11月期の4,651万円の損失から2023年11月期は2,886万円の利益に転じています。新型コロナの影響が徐々に改善傾向にあるものの、依然として経営環境は厳しい状況にあります。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期会計期間末の貸借対照表を見ると、総資産は13,532,825千円と前事業年度末から大幅に増加しています。これは主に、販売用不動産が5,321,872千円増加したことによるものです。
資産の部
流動資産は12,697,184千円で、前事業年度末から4,402,398千円増加しています。これは主に、販売用不動産が5,321,872千円増加したためです。一方、固定資産は835,641千円で、前事業年度末から56,659千円増加しました。
負債の部
流動負債は7,147,363千円で、前事業年度末から4,581,001千円増加しました。これは主に、短期借入金が3,003,313千円、1年内返済予定の長期借入金が2,157,565千円増加したためです。固定負債は4,492,045千円で、前事業年度末から540,737千円減少しました。
純資産の部
純資産合計は1,893,417千円で、前事業年度末から418,793千円増加しました。これは主に、新株予約権の行使により資本金が194,950千円、資本剰余金が194,950千円増加したためです。
ROAとROE
当第3四半期累計期間におけるROA(総資産利益率)は1.1%、ROE(自己資本利益率)は4.1%となっています。前年同期と比べROAは改善傾向にありますが、ROEは減少しているため、収益性の向上や自己資本の効率的な活用が課題となっています。
キャッシュフロー
当第3四半期累計期間のキャッシュ・フローの状況については四半期キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため詳細は不明ですが、営業活動によるキャッシュ・フローが減少していることが見受けられます。今後のキャッシュ・フロー改善が重要な課題といえます。
配当の支払額
当第3四半期累計期間における配当の支払はありませんでした。株主への利益還元につきましては、今後の業績動向を見極めながら検討していくものと思われます。
今後の展望
同社は不動産市況の回復に伴い、販売用不動産の残高が過去最高を更新するなど順調に仕入れを進めています。今後は、一棟マンションを中心に、オフィスビルやプレミアムマンションなどの多様な物件の取り扱いを目指し、事業の拡大に取り組んでいく方針です。
編集部のまとめ
株式会社アズ企画設計は、不動産販売事業を中心に事業を展開しており、当第3四半期累計期間では新型コロナ禍からの回復傾向が見られるものの、依然として経営環境は厳しい状況にあります。今後は、多様な物件の取り扱いによる事業の拡大に注目が集まるでしょう。株主への利益還元については、業績動向を見極めながら検討していくことが期待されます。
株式会社アズ企画設計の決算日や配当についてまとめました。
株式会社アズ企画設計の決算日は2月末日で、2023年11月30日が当第3四半期会計期間の末日となっています。また、当第3四半期累計期間における配当の支払はありませんでした。今後の業績次第で株主への利益還元が検討されることが期待されます。