こんにちは。今回は、株式会社イートアンドホールディングス(E25551)の最新の決算報告書の内容を詳しく解説していきたいと思います。イートアンドホールディングスは、冷凍食品事業と外食事業を展開する企業です。前期は新型コロナウイルスの影響が大きかったものの、経営改善に努めた成果が見られます。今期は外食需要の回復とともに好業績を収めていますので、今後の成長に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社イートアンドホールディングス
証券コード: E25551
決算期: 2023年3月1日~2024年2月29日
株式会社イートアンドホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社イートアンドホールディングスの決算日は2月末日で、毎年3月初旬に決算発表を行っています。四半期決算も3月、6月、9月、12月の各月初旬に発表しています。
主な事業
株式会社イートアンドホールディングスは、冷凍食品事業と外食事業を展開しています。冷凍食品事業では、自社ブランドの「大阪王将」シリーズの製造・販売を行っています。外食事業では、「大阪王将」を中心とした直営店舗やフランチャイズ店舗の運営を行っています。また、ベーカリーカフェ「R Baker」の展開にも注力しています。
今期の業績と利益率は?
今期の売上高は91億23百万円で、前年同期比1.7%の増加となりました。営業利益は3億39百万円、経常利益は3億43百万円となっています。売上高に対する営業利益率は3.7%、経常利益率は3.8%となっています。前年同期と比べると利益率が若干低下しましたが、着実な収益改善が見られます。
売上・利益の推移
過去3年間の業績を見ると、売上高は35,922百万円から91,23百万円と増加傾向にあります。一方で、利益面では、2023年3月期に106百万円の当期純損失を計上したものの、今期は684百万円の当期純利益と大幅な改善が見られます。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月31日時点の総資産は271億18百万円となっています。前連結会計年度末に比べて15億20百万円増加しています。この増加の主な要因は、売掛金の増加や有形固定資産の増加によるものです。
資産の部
流動資産が119億52百万円、固定資産が151億66百万円となっています。主な資産は、売掛金、商品及び製品、有形固定資産などです。
負債の部
流動負債が116億86百万円、固定負債が46億22百万円となっています。主な負債は、買掛金、短期借入金、長期借入金などです。
純資産の部
純資産は108億9百万円で、自己資本比率は39.7%となっています。利益剰余金の増加により、前期比6億32百万円増加しています。
ROAとROE
ROA(総資産利益率)は前期の0.4%から2.5%に改善しました。ROE(自己資本利益率)も前期の-1.0%から6.3%に改善しています。これは、売上・利益の改善により、収益性が高まってきていることを示しています。今後さらなる成長が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期連結累計期間のキャッシュ・フローの状況は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっていることが見て取れます。今後の設備投資や借入返済などへの活用が期待されます。
配当の支払額
株式会社イートアンドホールディングスは、2024年5月の期末配当金として1株当たり5円を支払う予定です。前期と同額の配当を行う方針で、連続増配に期待できそうです。
今後の展望
株式会社イートアンドホールディングスは、2023年12月の関東第一工場の火災の影響を受けていますが、2025年2月までの復旧を目指すとともに、西日本での新工場建設にも取り組んでいます。また、中国での海外展開にも意欲的で、今後の業績拡大に期待が持てそうです。
編集部のまとめ
株式会社イートアンドホールディングスは、冷凍食品事業と外食事業を2本柱に据えて経営を行っています。これまで新型コロナの影響を受けていましたが、着実な業績改善を遂げており、収益性も高まってきています。今後は海外展開も視野に入れながら、さらなる成長が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社イートアンドホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社イートアンドホールディングスは、毎年2月末日を決算日としています。また、期末配当金として1株当たり5円を支払う予定で、継続増配に期待できそうです。今後の業績と株価の動向に注目していきましょう。