株式会社地域新聞社の第40期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社地域新聞社の第40期第3四半期の決算報告を分析しました。
同社は地域密着型のメディア企業で、「ちいき新聞」をはじめとしたフリーペーパーの発行やイベントの企画などを行っています。
直近の業績では、ポストコロナ需要の回復を受けて売上高が前年同期比102.8%の2,302,847千円と好調に推移しました。経常利益も53,636千円と前年同期の経常損失から大幅に改善されています。今後も広告需要の回復が期待できるほか、新規事業の立ち上げなどにより業績拡大が期待されます。

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企業情報

企業名: 株式会社地域新聞社
証券コード: E05716
決算期: 8月

株式会社地域新聞社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社地域新聞社の決算日は8月31日で、第40期の決算期は2023年9月1日から2024年8月31日までとなっています。
四半期決算は3ヶ月ごとに公表されており、第3四半期の決算期は2024年3月1日から2024年5月31日までです。

主な事業

株式会社地域新聞社の主な事業は、地域密着型のフリーペーパー「ちいき新聞」の発行や、折込チラシ配布サービス、販売促進支援サービスなどです。
「ちいき新聞」は現在2県40エリアで週間173万部以上を発行しており、企業の広告出稿を中心とした収益を生み出しています。
また、イベント企画・運営や行政刊行物の制作・配布なども手がけており、地域に密着したサービスを提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期累計期間の売上高は2,302,847千円と前年同期比102.8%と好調に推移しています。
経常利益は53,636千円と前年同期の経常損失から大幅に改善されています。
この背景には、飲食店やイベント業界の回復によるチラシ配布や販促支援の需要増加があります。

売上・利益の推移

会社の売上高と利益の推移をみると、2023年8月期は売上高2,159,286千円、経常利益154,252千円と好業績でした。
2024年8月期第3四半期累計では、売上高は前年同期比102.8%の2,302,847千円と増加し、経常利益も53,636千円と大幅に改善されています。
これは、コロナ禍の影響が和らぎ、広告需要が回復してきたことが主な要因と考えられます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社地域新聞社は四半期連結財務諸表を作成しておらず、四半期貸借対照表の開示のみとなっています。
直近の2024年5月31日時点の貸借対照表では、資産が1,189,286千円、負債が1,008,404千円、純資産が180,882千円となっています。

資産の部

資産の部では、流動資産が1,019,657千円と全体の大部分を占めています。
主な内訳は現金及び預金が681,087千円、売掛金が300,550千円です。
固定資産は169,628千円で、有形固定資産や敷金及び保証金などが含まれています。

負債の部

負債の部では、流動負債が719,049千円、固定負債が289,355千円となっています。
流動負債の主な内訳は買掛金が105,173千円、短期借入金が200,000千円、未払金が205,192千円です。
固定負債の主な内訳は長期借入金が100,056千円、退職給付引当金が167,746千円です。

純資産の部

純資産の部では、資本金が287,703千円、資本剰余金が217,703千円、利益剰余金が△323,784千円となっています。
自己資本比率は15.2%と比較的低い水準ですが、借入金の返済を進めることで改善に向かうことが期待されます。

ROAとROE

株式会社地域新聞社の直近の経営指標を見ると、ROA(総資産経常利益率)は4.5%ROE(自己資本当期純利益率)は14.8%となっています。
ROAは前期の0.1%から大幅に改善されており、経営効率の向上が見られます。一方でROEは依然として低い水準ですが、自己資本の積み上げが課題となっています。

キャッシュフロー

キャッシュ・フローの状況をみると、営業活動によるキャッシュ・フローは106,351千円のプラスとなっています。
一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△22,486千円のマイナスで、設備投資などに資金が充てられています。
財務活動によるキャッシュ・フローは△77,004千円のマイナスで、主に借入金の返済によるものです。

配当の支払額

株式会社地域新聞社は、当期および前期については無配となっています。
業績の回復に伴い、今後の配当再開に期待が高まっています。
配当性向や内部留保の状況を見ながら、株主還元策の検討が望まれます。

今後の展望

株式会社地域新聞社は、ポストコロナの需要回復を活かしつつ、新規事業の立ち上げにも注力しています。
とくに2024年4月に開始した「ちいつな八千代高津教室」の放課後等デイサービス事業が順調に集客を伸ばしているほか、WEB事業の再構築など、新たな収益源の開拓に期待が集まっています。
今後も地域密着型メディアとしての強みを活かしつつ、事業領域の拡大を図り、業績の向上につなげていくことが重要だと考えられます。

編集部のまとめ

株式会社地域新聞社は、ポストコロナ需要の回復と新規事業の立ち上げを背景に業績が改善傾向にあります。
今後も「ちいき新聞」を中心としたメディア事業の強化や、放課後等デイサービス事業の拡大などに取り組むことで、収益力の向上が期待できそうです。
株主還元の観点からも、配当政策の検討が注目されます。

株式会社地域新聞社の決算日や配当についてまとめました。

株式会社地域新聞社の決算日は8月31日で、第40期の決算期は2023年9月1日から2024年8月31日までです。
2023年8月期および2024年8月期第3四半期まで無配が続いていますが、業績回復に伴い、今後の配当再開に期待が寄せられています。
今後の株主還元策にも注目が集まるところです。

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