note株式会社の2024年5月期第2四半期決算報告が公表されました。注目は、同社の主力サービス「note」の会員数が増加し続けていることです。株主の皆さまにとってプラスとなるこの結果をご報告いたします。
企業情報
企業名: note株式会社
証券コード: 52430
決算期: 2024年11月期
note株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
note株式会社の決算日は11月30日です。決算時期は年に4回の四半期決算と年に1回の本決算を行っています。
主な事業
note株式会社は、クリエイターとユーザーが交流できる総合デジタルコンテンツ配信プラットフォームの「note」を中心に事業を展開しています。個人クリエイターによる投稿やデジタルコンテンツ販売、企業のマーケティング支援などを行っており、急成長を遂げています。
今期の業績と利益率は?
2024年5月期第2四半期の業績は、売上高1,616百万円、営業利益12百万円、経常利益15百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益14百万円となりました。売上高は順調に増加しているものの、積極的な投資により利益率は低めに推移しています。
売上・利益の推移
note株式会社の売上高は前年同期比25.9%増加と堅調に推移しています。主力サービスの「note」の会員数は816万人、公開コンテンツ数も4,530万件と着実に増えており、これが売上拡大につながっています。一方で、積極的な投資により利益率は低めに推移しているものの、企業価値の向上につながると期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月末時点のnote株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は3,556百万円となっています。主な内訳は、現金及び預金2,011百万円、未収入金1,184百万円などとなっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,489百万円と大半を占めています。特に現金及び預金が2,011百万円と手元流動性が高く、今後の事業展開に活用できる状況にあります。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,854百万円を占めています。その内訳は、預り金1,535百万円が主な項目となっています。これはクリエイターへの売上代金の支払いなどが含まれています。
純資産の部
純資産の部は1,622百万円となっており、自己資本比率は45.3%と健全な水準を維持しています。今後の事業拡大に向けて、適切な財務体質を保っていると言えるでしょう。
ROAとROE
note株式会社のROA(総資産利益率)は0.4%、ROE(自己資本利益率)は0.9%となっています。これらの指標はまだ低めですが、事業拡大に向けた投資を積極的に行っていることが影響しています。今後、事業が成熟するにつれROA、ROEともに改善されることが期待されます。
キャッシュフロー
当第2四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが67百万円の増加となりました。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは961百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローも43百万円の減少となっています。この結果、現金及び現金同等物の期末残高は2,011百万円となりました。
配当の支払額
note株式会社は当第2四半期において、配当の支払いは行っておりません。今後の利益成長に合わせて、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
note株式会社は、クリエイター支援とコンテンツ流通の拡大に注力し、企業価値の向上を目指しています。「note」の会員数やコンテンツ数の増加が続く中、プラットフォームの機能強化や新サービスの展開にも力を入れていく方針です。今後の事業拡大に期待が高まっています。
編集部のまとめ
note株式会社の2024年5月期第2四半期決算は、売上高が順調に推移し、将来の成長に向けた投資を積極的に行っていることがわかりました。「note」プラットフォームの会員数やコンテンツ数の増加基調は継続しており、今後の事業拡大に期待が高まっています。株主の皆様におかれましては、同社の中長期的な成長に注目していただきたいと思います。
note株式会社の決算日や配当についてまとめました。
note株式会社の決算日は11月30日で、年に4回の四半期決算と1回の本決算を行っています。当第2四半期では配当の支払いはありませんでしたが、今後の利益成長に合わせて株主還元策の検討が期待されます。