株式会社ハブは、英国風パブチェーンの経営を行う企業です。2024年5月31日で第27期第1四半期の決算を発表しました。この決算では、営業収入は前期比8.7％増加し、営業利益は3.7％減となりました。非常に好調な業績を維持しており、着実に成長を遂げている企業といえるでしょう。
企業情報
企業名: 株式会社ハブ
証券コード: E03473
決算期: 2月末日
株式会社ハブの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社ハブの決算日は2月末日です。第1四半期は3月1日から5月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ハブは、英国風パブの経営を主な事業としています。「HUB」「82」の2つのブランドを展開しており、全国106店舗を展開しています。英国の雰囲気と洋風の飲食メニューを提供することで、幅広い層のお客様に人気を集めています。
今期の業績と利益率は？
当第1四半期の業績は、売上高2,674百万円と前期比8.7％増と好調に推移しました。一方で、経常利益101百万円と前期比2.6％減となっています。このように売上は伸びているものの、コスト増加の影響で利益率が低下しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と経常利益の推移をみると、2024年2月期の売上高は9,780百万円、経常利益は101百万円となっています。売上高は年々増加傾向にありますが、経常利益はやや低迷しています。今後、収益性の改善に取り組む必要があるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ハブの2024年5月31日時点の貸借対照表を見ると、資産合計が6,376百万円、負債合計が3,840百万円、純資産が2,535百万円となっています。
資産の部
資産の部では、流動資産が3,624百万円、固定資産が2,751百万円となっています。特に現金及び預金が大きな割合を占めています。
負債の部
負債の部では、流動負債が1,938百万円、固定負債が1,902百万円となっています。借入金が大きな割合を占めています。
純資産の部
純資産の部では、資本金が100百万円、利益剰余金が981百万円となっています。自己資本比率は39.8％となっています。
ROAとROE
株式会社ハブのROA(総資産経常利益率)は1.6％、ROE(自己資本当期純利益率)は3.7％となっています。ROAは低めの水準ですが、ROEは比較的健全な水準を維持しています。今後の収益性の改善によって、両指標の向上が期待されます。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが154百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローが78百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローが193百万円の支出となりました。全体としては現金及び預金が減少傾向にあるものの、営業活動は堅調に推移しているといえます。
配当の支払額
株式会社ハブは、2024年5月に1株当たり6円の配当を実施しました。財務状況を勘案しつつ、株主の皆様への還元に努めていく方針です。
今後の展望
株式会社ハブは、「創業50年ビジョン（2022-2030）」を掲げ、「完全復活」を目指して事業を推進しています。今後も新店舗の出店や既存店の活性化などに取り組み、さらなる成長を目指していきます。また、コスト管理の強化やマーケティングの強化などにも力を入れ、収益性の改善に努めていく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ハブは、英国風パブの経営を主力事業とする企業です。当第1四半期の業績は、売上高が前年同期比8.7%増と好調に推移しています。一方で、経常利益は2.6%減と利益率の低下が課題となっています。今後は収益性の改善に向けた取り組みが重要になってくるでしょう。また、財務面では健全な水準を維持しており、今後の成長が期待される企業です。
株式会社ハブの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ハブの決算日は2月末日で、第1四半期の期間は3月1日から5月31日までとなっています。配当については、2024年5月に1株当たり6円の配当を実施しており、今後も株主への還元に努めていく方針です。
