株式会社ポプラの2024年第1四半期決算報告書が公開されました。ポプラは日本有数のコンビニ・小売チェーンで、スマートストア事業とローソンとのコラボ「ローソン・ポプラ事業」を展開しています。
企業情報
企業名: 株式会社ポプラ
証券コード: E03312
決算期: 2024年2月期
株式会社ポプラの決算日・決算時期(スケジュール)は?
ポプラの決算日は2月末日です。第1四半期は3月1日~5月31日までの期間で、今回の決算は2024年3月1日~5月31日までの第1四半期のものです。定時株主総会は通常5月下旬に開催されています。
主な事業
ポプラはスマートストア事業とローソン・ポプラ事業の2つの主力事業を展開しています。スマートストア事業では、「ポプラ」「生活彩家」ブランドのコンビニエンスストアを運営。また、ローソン・ポプラ事業では、ローソンとのコラボレーションにより、一部商品やサービスを共有しながら、独自の店舗展開も行っています。これらの事業を通じて、お客様の生活を彩る商品やサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
今期の第1四半期の業績は好調で、営業総収入は3,036百万円と前年同期比6.7%減少したものの、営業利益は106百万円と前年同期比27.8%増加しています。売上高は減少しましたが、利益率の改善により営業利益が大きく伸びました。
売上・利益の推移
ポプラは過去数期にわたり、売上高と利益の両面で安定した成長を遂げてきました。2024年2月期第1四半期の業績も、スマートストア事業とローソン・ポプラ事業が好調に推移し、再び増益となりました。今後も既存店の売上増加や新規出店などにより、売上と利益の持続的な成長が期待されています。
四半期連結貸借対照表について
ポプラの2024年5月31日現在の四半期連結貸借対照表を見ると、資産は前期末比6.6%増加の4,060百万円、負債は前期末比5.4%増加の3,512百万円、純資産は前期末比14.9%増加の548百万円となっています。
資産の部
流動資産は前期末比11.8%増の1,896百万円、固定資産は前期末比2.4%増の2,163百万円となっています。現金及び預金が63百万円増加したことなどが主な要因です。
負債の部
流動負債は前期末比17.5%増の1,878百万円、固定負債は前期末比5.8%減の1,633百万円となっています。仕入債務や短期借入金の増加などが主な要因です。
純資産の部
純資産は前期末比14.9%増の548百万円となっています。親会社株主に帰属する四半期純利益が84百万円計上されたことが主な要因です。
ROAとROE
ポプラのROA(総資産経常利益率)は前年同期の1.6%から3.0%に改善しました。また、ROE(自己資本利益率)も前年同期の10.0%から5.0%に向上しています。これはスマートストア事業とローソン・ポプラ事業の収益改善により、資産利益率と自己資本利益率が上昇したためです。今後も売上と利益の持続的な成長が期待されます。
キャッシュフロー
第1四半期のキャッシュ・フローの状況については開示されていません。しかし、過去の実績から、営業活動によるキャッシュ・インフローが安定的に確保されており、投資活動によるキャッシュ・アウトフローを賄える水準にあると考えられます。今後も健全なキャッシュ・フロー経営が続くことが期待されます。
配当の支払額
ポプラは2024年5月31日開催の定時株主総会において、A種種類株式1株につき2,066.30円の期末配当を実施しました。今期の配当性向は34.5%と、安定的な配当政策を維持しています。
今後の展望
ポプラは主力事業の確実な収益力向上とともに、新たな成長分野への挑戦を行っています。スマートストア事業では、冷凍事業の拡大や無人店舗の展開など、ローソン・ポプラ事業では店舗数の増加とフランチャイズ化の推進に取り組んでいます。これらの施策により、中長期的な成長を実現し、企業価値の向上につなげていくことが期待されます。
編集部のまとめ
ポプラは第1四半期も好調な業績を維持し、営業利益は前年同期比27.8%増と大幅な増益を達成しました。スマートストア事業とローソン・ポプラ事業が引き続き好調に推移しており、資産利益率や自己資本利益率も改善傾向にあります。今後も新規出店や収益性の向上策を推し進め、持続的な成長を目指していくことが期待されます。
株式会社ポプラの決算日や配当についてまとめました。
ポプラの決算期は2月末日で、定時株主総会は通常5月下旬に開催されています。第1四半期の決算では、営業総収入3,036百万円、営業利益106百万円と増収増益を達成しました。また、A種種類株式の期末配当は1株2,066.30円と、安定した配当政策を維持しています。今後も売上と利益の持続的な成長が期待されます。