この度、株式会社薬王堂ホールディングス(証券コード:76790)が2024年2月期第1四半期の決算を発表しました。連結売上高は366億2500万円と前年同期比で8.4%の増収となり、連結営業利益は14億3百万円と前年同期比3.9%の増益となりました。ドラッグストア事業を中心に順調な業績を維持しており、株主の皆様への利益還元にも積極的に取り組んでいる企業として注目されています。
企業情報
企業名: 株式会社薬王堂ホールディングス
証券コード: 76790
決算期: 2月
株式会社薬王堂ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
株式会社薬王堂ホールディングスの決算日は2月末となっています。決算発表は5月末頃に行われる予定です。
主な事業
株式会社薬王堂ホールディングスは、東北地方を中心に大手ドラッグストア事業を展開している企業です。ドラッグストア事業が主軸で、医薬品・化粧品・日用品・食品など幅広い商品を取り扱っています。地域に密着したドミナント出店戦略により、東北地方のドラッグストア市場でトップシェアを誇っています。
今期の業績と利益率は？
2024年2月期第1四半期の連結業績は、売上高が366億2500万円、営業利益が14億3百万円と、いずれも前年同期を上回る好調な結果となりました。特に売上高が8.4%増加したことが好業績につながっています。利益率では、営業利益率が3.8%となっており、堅調な収益性を維持できている様子がうかがえます。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は増加基調を維持しており、第1四半期の売上高は前年同期比8.4%増と順調に推移しています。利益面でも経常利益が前年同期比2.9%増と、着実な増益となっています。ドラッグストア事業の好調さが業績を牽引していると言えるでしょう。
四半期連結貸借対照表について
2024年2月期第1四半期の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は731億6500万円となっています。前期末比で23億8100万円の増加となっており、主な要因は商品の増加によるものです。
資産の部
資産の部では、流動資産が355億1100万円と前期末比22億7000万円の増加、固定資産が376億5300万円と前期末比1億1100万円の増加となっています。流動資産の増加は主に商品の増加によるものです。
負債の部
負債の部では、流動負債が255億6300万円と前期末比10億2100万円の増加、固定負債が137億7500万円と前期末比8億4600万円の増加となっています。流動負債の増加は主に買掛金の増加によるものです。
純資産の部
純資産の部では、338億2700万円と前期末比5億1200万円の増加となっています。主な要因は利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
株式会社薬王堂ホールディングスのROA(総資産経常利益率)は2.0%、ROE(自己資本利益率)は3.0%となっています。前年同期に比べ若干の低下はありますが、いずれも一定の水準を維持しており、収益力と資本効率の高さがうかがえます。これは、ドラッグストア事業を中心にコスト管理と販売力の強化に努めた成果だと考えられます。
キャッシュフロー
株式会社薬王堂ホールディングスのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスとなっています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスと なっています。これは新規出店や既存店の改装などの設備投資に充てられているためです。財務活動によるキャッシュ・フローも一定の範囲でマイナスとなっており、着実に必要な投資と適切な財務管理を行っていることがわかります。
配当の支払額
株式会社薬王堂ホールディングスは、株主への利益還元にも積極的に取り組んでいます。2024年2月期の年間配当は1株当たり52円を予定しています。安定した収益力を背景に、着実な増配ペースを維持しており、株主の皆様に還元する姿勢が強いと言えるでしょう。
今後の展望
株式会社薬王堂ホールディングスは、今後もドラッグストア事業の拡大に注力していく方針です。新規出店や既存店の改装による店舗網の強化に加え、e-commerce事業の強化にも取り組んでいきます。また、調剤薬局事業の拡大や店舗の複合化など、更なる成長に向けた事業基盤の強化にも期待が高まっています。
編集部のまとめ
株式会社薬王堂ホールディングスは、東北地方を中心に堅調な業績を収めており、株主還元にも力を入れている企業です。足元の決算では増収増益を達成しており、ドラッグストア事業の強みを活かしながら、さらなる成長が期待されます。今後も店舗網の拡大や新規事業への取り組みなど、企業価値の向上に努めていくものと考えられます。
株式会社薬王堂ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社薬王堂ホールディングスの決算日は2月末となっています。2024年2月期の配当は1株当たり52円を予定しており、株主への利益還元に積極的に取り組んでいる企業です。この決算では増収増益を達成し、今後もドラッグストア事業の強化により、さらなる成長が期待されています。
