冬の間、セブンイレブンが人気を集めた要因は何でしょうか?この冬、セブンイレブンはコンビニの中でも抜群の人気を集めました。その理由は、オリジナル商品の強化とデジタル化の推進に尽きます。
企業情報
企業名: 株式会社セブン&アイ・ホールディングス
証券コード: 33820
決算期: 2025年2月期
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算日は2月末日です。決算発表は通常4月上旬に行われます。
主な事業
株式会社セブン&アイ・ホールディングスは、日本最大級のリテール企業グループです。国内外のコンビニエンスストア事業、スーパーストア事業、金融事業を中心に展開しています。国内外に約2万4000店舗を構える大手企業グループです。
今期の業績と利益率は?
当期の営業収益は2,734,750百万円と前年同期比103.2%の増収となりました。営業利益は59,344百万円と前年同期比72.4%の減益になりました。コスト増加などの影響で営業利益率は2.2%と低下しています。
売上・利益の推移
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの過去3期の業績をみると、2023年2月期は売上高11,471,753百万円、営業利益673,015百万円と大幅な増収増益を記録しました。しかし、2024年2月期は売上高10,592,117百万円、営業利益507,086百万円と減収減益に陥りました。今期は再び増収基調に転じているものの、利益面では課題が残っています。
四半期連結貸借対照表について
セブン&アイ・ホールディングスの2024年5月31日時点の総資産は11,223,488百万円と前期末比5.9%増加しました。これは主に、海外コンビニエンスストア事業での買収に伴う資産の増加によるものです。
資産の部
流動資産は2,952,585百万円と前期末比2.7%の減少となりました。一方、固定資産は8,270,117百万円と前期末比9.5%の増加となりました。
負債の部
負債合計は7,232,240百万円と前期末比8.1%の増加となりました。有利子負債が増加したことが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は3,991,248百万円と前期末比2.3%の増加となりました。為替換算調整勘定の増加などが主な要因です。
ROAとROE
セブン&アイ・ホールディングスのROA(総資産利益率)は0.5%、ROE(自己資本利益率)は0.5%となっています。前年同期と比べROAは0.8ポイント、ROEは0.7ポイントそれぞれ低下しました。これは業績悪化による利益の減少が要因です。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは236,122百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローは316,886百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローは131,783百万円の支出となりました。これにより現金及び現金同等物は前期末比189,226百万円減少し、当第1四半期末残高は1,373,267百万円となっています。
配当の支払額
セブン&アイ・ホールディングスは株主への利益還元を重視しており、1株当たり配当金は前期より7円減の56.50円を実施しました。総額では49,488百万円の配当を行っています。
今後の展望
セブン&アイ・ホールディングスは、「セブン-イレブン事業を核としたグローバル成長戦略」に注力しています。新型コロナ禍の影響から回復しつつある国内外のコンビニエンスストア事業の成長と、M&Aによる事業拡大を通じて、中長期的な業績の向上を目指しています。
編集部のまとめ
セブン&アイ・ホールディングスは、国内外のコンビニエンスストア事業を中心に、幅広い事業展開を行う大手小売りグループです。今期の業績は増収となったものの、利益率の低下が課題となっています。しかし、オリジナル商品の強化やデジタル化の推進など、中長期的な成長に向けた取り組みを進めていることから、今後の企業価値向上が期待できそうです。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
株式会社セブン&アイ・ホールディングスの決算日は2月末日で、決算発表は通常4月上旬に行われます。株主への利益還元としての配当金は、1株当たり56.50円と前期より7円減少しましたが、総額では49,488百万円を支払っています。今後の成長に向けた取り組みに期待が高まります。