株式会社ジャステックの2023年12月期第2四半期決算が公表されました!売上高は10,811百万円と、前年同期比で4.9%の増加となりました。経常利益は1,330百万円と13.2%減少しましたが、人材への投資など前向きな取り組みを行っています。IT業界では人手不足が課題となっていますが、ジャステックは新規分野の開拓や協力会社の拡大などに注力しています。今期の業績は順調に推移しており、今後の更なる成長が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社ジャステック
証券コード: E04834
決算期: 11月期
株式会社ジャステックの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ジャステックの決算期は11月期で、第2四半期(2024年3月1日~5月31日)の決算報告を2024年7月12日に行いました。
主な事業
株式会社ジャステックは、金融・保険、製造、官公庁などさまざまな業種のお客様に対して、システム開発をはじめとしたITサービスを提供しています。主力事業はソフトウェア開発で、様々な業界のシステム構築やアプリケーション開発などを手がけています。ビッグデータ分析やAI、IoTなどの先進的な技術にも注力しており、幅広い分野でITソリューションを提案しています。
今期の業績と利益率は?
2023年12月期第2四半期の業績は、売上高10,811百万円、営業利益1,295百万円、経常利益1,330百万円、四半期純利益780百万円となりました。営業利益率は12.0%、経常利益率は12.3%、純利益率は7.2%となっています。一部の案件の順延による影響はあるものの、全体としては好調な業績を維持しています。
売上・利益の推移
ジャステックの売上高は、前年同期比4.9%増加しました。一方で、人材への投資などにより営業利益、経常利益、純利益は前年同期を下回りました。売上高は10,811百万円と過去最高を記録しましたが、営業利益は1,295百万円、経常利益は1,330百万円、純利益は780百万円となっています。今後も人材投資などを継続しつつ、売上高の伸びに合わせて利益水準の向上も期待されます。
四半期連結貸借対照表について
ジャステックの2023年12月期第2四半期末の連結貸借対照表は、総資産24,582百万円、負債3,481百万円、純資産21,100百万円となっています。前期末と比較して、総資産は1.9%減少しましたが、自己資本比率は85.6%と高い水準を維持しています。安定した財務基盤を持っていることがわかります。
資産の部
流動資産は16,925百万円で、前期末から2.1%減少しました。これは主に、仕掛中の案件が完了したことで契約資産と仕掛品が減少したためです。一方、固定資産は7,657百万円と2.3%増加し、保険積立金の増加が主な要因となっています。
負債の部
流動負債は3,046百万円と7.6%増加し、主に未払金の増加によるものです。固定負債は435百万円と51.6%減少しており、役員退職慰労引当金の減少が大きな要因となっています。
純資産の部
純資産は21,100百万円と0.3%増加しています。主な要因は、ストックオプションの行使による自己株式の処分によるものです。自己資本比率は高水準の85.6%を維持しており、健全な財務体質を示しています。
ROAとROE
ジャステックのROA(総資産利益率)は、前年同期の4.5%から3.2%に低下しました。これは、純利益の減少によるものです。一方、ROE(自己資本利益率)は前年同期の5.4%から3.7%に低下しています。これも純利益の減少が主な要因となっています。ただし、依然として高い水準を維持しており、投資回収の良さがうかがえます。
キャッシュフロー
ジャステックのキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,395百万円の増加となりました。これは主に、税引前四半期純利益の計上と契約資産の減少によるものです。一方、投資活動によるキャッシュ・フローは358百万円の減少となりました。保険積立金の支出が主な要因です。財務活動によるキャッシュ・フローは768百万円の減少で、配当金の支払いが主な要因となっています。
配当の支払額
ジャステックは、1株当たり配当金を50円としています。この水準は前期と変わらず、配当性向40.9%となっています。安定的な配当政策を維持しつつ、成長投資にも積極的に取り組んでいる様子がうかがえます。
今後の展望
今後の業績見通しについては、一部案件の順延の影響から、売上高は事業計画を下回る見通しですが、人件費の抑制などにより、営業利益および経常利益は事業計画を上回る見通しです。IT業界の人材不足が課題ではありますが、ジャステックは既存社員の待遇改善や新規開拓など、積極的な人材投資を続けることで、今後の成長につなげていくと期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ジャステックは、2023年12月期第2四半期の業績を発表しました。売上高は過去最高を記録し、経常利益も高水準を維持しています。一方で人材投資などにより純利益は前年同期を下回りましたが、安定した財務基盤を持ち、今後の成長に向けて着実に歩みを進めています。IT業界では人材不足が課題となっていますが、ジャステックは先進技術への取り組みと人材育成に注力しており、今後の業績拡大が期待されます。
株式会社ジャステックの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ジャステックの決算期は11月期です。第2四半期(2024年3月1日~5月31日)の決算報告は2024年7月12日に行われました。配当については、1株当たり50円の配当を実施しており、安定した株主還元を行っています。今後も安定的な経営と株主還元が期待されます。