株式会社BeeXの決算報告書をご紹介します。同社は、クラウドソリューション事業を展開し、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援しています。この度の決算では、売上高が2,251,278千円と前年同期比で34.2%増加し、経常利益も208,453千円と36.8%増加するなど、好調な業績を収めました。今後もクラウド需要の高まりに合わせ、さらなる事業拡大が期待されます。
企業情報
企業名: 株式会社BeeX
証券コード: 42700
決算期: 2月
株式会社BeeXの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社BeeXの決算は2月末日が期末となっています。第1四半期決算は5月31日、本決算は2月末日に行われます。
主な事業
株式会社BeeXはクラウドソリューション事業を主軸に展開しています。企業のデジタル化を支援するため、SAP社の基幹システムをクラウド上で最適な状態で利用するためのコンサルティングや設計・構築、運用業務の提供を行っています。顧客のクラウド移行ニーズを捉え、好調な業績を維持しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は、売上高が2,251,278千円と前年同期比で34.2%増加し、経常利益は208,453千円と36.8%の増益となりました。売上高に対する経常利益率は9.3%と高水準を維持しており、収益性の高い事業展開を行っています。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高と利益の推移をみると、売上高は1,677,080千円から2,251,278千円へと増加しており、経常利益も152,324千円から208,453千円へと大幅な伸びを示しています。クラウド需要の高まりを背景に、着実な業績拡大が続いています。
四半期連結貸借対照表について
当社の四半期連結貸借対照表では、資産合計が4,376,459千円と前期末から94,705千円増加しています。また、負債合計は2,144,089千円と47,791千円減少し、純資産は2,232,369千円と142,497千円増加しています。財務体質の強化が進んでいることがわかります。
資産の部
資産の部では、売上高増加に伴う売掛金の増加やクラウド関連のリソース購入に伴う前払費用の増加などにより、4,078,874千円と前期末から92,146千円増加しています。固定資産も、自社開発のクラウドツールの機能追加などにより297,585千円と2,558千円増加しています。
負債の部
負債の部では、利益増加に伴う未払法人税等の減少などにより、2,144,089千円と前期末から47,791千円減少しています。有利子負債は変わらずに推移しており、財務健全性が維持されています。
純資産の部
純資産の部では、四半期純利益142,497千円の計上により、2,232,369千円と前期末から増加しています。自己資本比率も51.0%と高水準を維持しており、財務基盤が強化されています。
ROAとROE
ROAは4.9%、ROEは6.4%となっており、前期に比べそれぞれ0.4ポイント、0.6ポイントの改善が見られます。売上・利益の増加に加え、効率的な資産運用と財務体質の強化により、株主価値の向上につながっていると評価できます。
キャッシュフロー
当第1四半期におけるキャッシュ・フローは、営業活動により188,386千円の減少がありましたが、これはクラウドリソースの前払費用の増加などによるものです。一方で、投資活動や財務活動による資金繰りは安定しており、全体としては健全な財務状況が維持されています。
配当の支払額
株式会社BeeXは、成長フェーズにあることから、内部留保の確保を重視し、現時点では配当を実施していません。今後の業績拡大に合わせ、株主還元策の検討が期待されます。
今後の展望
株式会社BeeXは、クラウド市場の拡大に合わせて業容を拡大しています。今後も、企業のDX推進ニーズに合わせたサービス提供で、売上高2,400億円、経常利益220億円を目指す中期経営計画を掲げています。引き続き高い収益性を維持しながら、企業価値の向上に取り組むことが期待されます。
編集部のまとめ
株式会社BeeXは、クラウドソリューション事業を強みに業績を拡大させており、売上高、経常利益ともに前年同期比で大幅な増加を達成しました。財務体質の改善も進み、株主価値の向上にもつながっています。今後も、デジタル化を進める企業のニーズに応えることで、さらなる成長が期待されます。
株式会社BeeXの決算日や配当についてまとめました。
株式会社BeeXの決算日は2月末日で、第1四半期決算は5月31日に行われています。配当については、成長フェーズにあることから、現時点では実施されていませんが、今後の業績拡大に合わせた株主還元策の検討が期待されます。