株式会社ヴィッツの2023年9月期第3四半期決算を公表しました。売上高が前年同期比27.8%増の2,438,400千円と大幅に増収となりました。
企業情報
企業名: 株式会社ヴィッツ
証券コード: 4400
決算期: 2023年9月期
株式会社ヴィッツの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ヴィッツの決算日は8月31日で、第3四半期の決算期間は2023年9月1日から2024年5月31日までとなっています。
主な事業
株式会社ヴィッツはソフトウェア開発事業、サービスデザイン事業、センシング事業を展開しています。主な事業内容は、組込みソフトウェアの開発、サービスデザイン、X線透過・CT装置の製造・販売・保守などで、自動車や産業機器向けの制御ソフトウェアの受託開発や、先進技術の融合によるサービスの提供を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期の営業利益は209,916千円と前年同期比1.3%増と堅調に推移しています。一方で、営業利益率は8.6%と前年同期の10.9%から低下しました。これは、増収に向けた外部リソース活用の増加や人員増強などによる販管費の増加によるものです。
売上・利益の推移
株式会社ヴィッツの売上高は2期連続で増加しており、2023年9月期第3四半期は前年同期比27.8%増の2,438,400千円となりました。利益面でも、経常利益は264,478千円と前年同期比13.8%増と好調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
株式会社ヴィッツの総資産は3,426,255千円と前期末比17.2%増加しました。これは主に、連結子会社化によるのれんの増加や、受取手形・売掛金の増加などによるものです。
資産の部
流動資産は2,359,771千円と前期末比4.6%増加しました。これは主に現金及び預金が減少したものの、受取手形・売掛金が増加したことによります。固定資産は1,066,483千円と前期末比60.0%増加しています。
負債の部
流動負債は710,365千円と前期末比102.4%増加しました。これは主に買掛金や未払法人税等が増加したことによります。固定負債は287,868千円と前期末比10.5%増加しています。
純資産の部
株式会社ヴィッツの純資産は2,428,021千円と前期末比5.0%増加しました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。
ROAとROE
株式会社ヴィッツのROAは5.4%、ROEは7.1%と、前期に比べやや低下しました。これは、営業利益率の低下や連結子会社増加に伴う資産の増加などが影響しています。
キャッシュフロー
株式会社ヴィッツの営業活動キャッシュ・フローは166,644千円の収入となりました。一方で、投資活動キャッシュ・フローは450,789千円の支出となり、これは主に子会社株式の取得による支出によるものです。
配当の支払額
株式会社ヴィッツは1株当たり8円の配当を実施しており、配当総額は32,668千円となっています。
今後の展望
株式会社ヴィッツは、主力のソフトウェア開発事業に加え、サービスデザイン事業やセンシング事業の強化に注力しています。特に、X線透過装置に関する技術とのシナジー創出や、仮想空間技術やモデルベース開発技術の活用などにより、新たなサービスの提供を目指しています。
編集部のまとめ
株式会社ヴィッツの2023年9月期第3四半期決算は、売上高、利益ともに前年同期を上回る好調な結果となりました。ソフトウェア開発事業とサービスデザイン事業が主力で、センシング事業の新規連結子会社化など、事業拡大にも取り組んでいます。今後も新技術の融合により、新サービスの創出に期待が高まります。
株式会社ヴィッツの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ヴィッツの決算期は8月31日で、年1回の配当を実施しています。2023年9月期は1株当たり8円の配当を行い、配当総額は32,668千円となりました。今後も順調な業績推移が期待されます。