株式会社No.1の第36期第1四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社No.1の2024年3月期第1四半期決算(2024年3月1日~2024年5月31日)の報告書を見てみると、同社の業績は順調に推移していることがわかりました。主力の情報セキュリティ商品の販売が好調で、連結子会社の株式会社アレクソンの好調な業績も寄与しています。また、「中期経営計画EVOLUTION2027」に基づき、経営基盤や事業領域の拡大・強化にも取り組んでおり、持続可能な成長に向けた基盤は着実に固められつつあるようです。

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企業情報

企業名: 株式会社No.1
証券コード: E33037
決算期: 3月

株式会社No.1の決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社No.1の決算日は2月末日です。そのため、第1四半期決算は2024年5月31日が決算期末となります。

主な事業

株式会社No.1は、情報セキュリティ機器の企画開発・製造・販売及び保守事業、情報通信機器・OA関連商品の販売及び保守事業並びにSES事業を主な事業としています。近年では、情報セキュリティ商品の需要が高まっていることから、同社の主力商品となっています。また最近では、SES事業にも参入し、サービスの幅を広げています。

今期の業績と利益率は?

当第1四半期の売上高は3,191,265千円と前年同期比1.1%増加しました。利益面では、経常利益が143,107千円(同4.9%増)と好調に推移しています。これは主力商品の情報セキュリティ機器の販売が順調だったことによるものです。また、連結子会社の㈱アレクソンの業績も寄与しています。

売上・利益の推移

株式会社No.1の売上高は、過去3年間ほぼ横ばいで推移しています。一方で、経常利益は2023年3月期第1四半期の136,377千円から、2024年3月期第1四半期の143,107千円と4.9%増加するなど、着実に拡大しています。情報セキュリティ機器の需要増加などを背景に、利益率の改善が進んでいるようです。

四半期連結貸借対照表について

株式会社No.1の2024年5月31日時点の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産が7,461,475千円と前期末比639,192千円減少しています。これは主に受取手形、売掛金及び契約資産の減少によるものです。一方で、負債合計は3,664,715千円と前期末比672,250千円減少しており、自己資本比率は50.5%と前期末の46.3%から上昇しています。

資産の部

流動資産は5,152,626千円と前期末比761,195千円減少しています。これは主に現金及び預金とreceivableが減少したことによるものです。固定資産は2,308,848千円と122,003千円増加しており、投資その他の資産が増加しています。

負債の部

流動負債は2,299,131千円と前期末比917,467千円減少しました。これは主に短期借入金と未払金の減少によるものです。固定負債は1,365,584千円と245,217千円増加しており、長期借入金が増加しています。

純資産の部

純資産は3,796,759千円と前期末比33,057千円増加しています。資本金と資本剰余金が増加し、利益剰余金が減少しましたが、自己資本比率は50.5%と上昇しました。

ROAとROE

株式会社No.1のROA(総資産経常利益率)は、2.0%と前年同期の2.3%から若干低下しています。一方でROE(自己資本当期純利益率)は、2.1%と前年同期の2.9%から減少しています。これは、経常利益は増加したものの親会社株主に帰属する四半期純利益が減少したことが影響しています。引き続き利益率の向上に注力していく必要があると言えるでしょう。

キャッシュフロー

当第1四半期のキャッシュ・フローの状況については、四半期連結キャッシュ・フロー計算書が作成されていないため、詳細な情報は開示されていません。ただし、現金及び預金が2,297,418千円と前期末比118,656千円減少していることから、営業活動によるキャッシュ・インフローが、投資活動やfinancing活動によるキャッシュ・アウトフローを賄えていないことがうかがえます。今後のキャッシュ・フローの推移に注目していく必要があるでしょう。

配当の支払額

株式会社No.1は、2024年5月29日開催の定時株主総会において、1株当たり16.5円の期末配当を決議しました。前期の1株当たり配当金21.5円から減少していますが、配当性向は40.8%と株主還元も行われています。今後の中期的な業績改善とともに、株主還元の充実も期待されます。

今後の展望

株式会社No.1は「中期経営計画EVOLUTION2027」を発表し、「For Further Evolution!」をテーマに掲げ、経営基盤と事業基盤の再強化、事業領域の拡大、収益性の向上、サステナビリティ経営の推進に取り組んでいくとしています。特に、情報セキュリティ機器の需要拡大や、新たにSES事業に進出したことで、更なる成長が期待されます。今後の動向に注目していきたいと思います。

編集部のまとめ

株式会社No.1の2024年3月期第1四半期決算は、主力の情報セキュリティ機器が好調だったことから、売上・利益ともに前年同期を上回る結果となりました。資産と負債が減少し自己資本比率も上昇するなど、財務体質の改善も進んでいます。今後も「中期経営計画」に基づき、事業基盤の強化と新規事業への進出など、持続的な成長が期待できる企業といえるでしょう。

株式会社No.1の決算日や配当についてまとめました。

株式会社No.1の決算日は2月末日で、第1四半期決算は2024年5月31日が期末となります。また、2024年5月29日の定時株主総会で1株当たり16.5円の期末配当が決議されました。この配当性向は40.8%と、適切な株主還元を行っていると評価できます。今後も安定的な配当を期待できそうです。

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