株式会社ココナラの第13期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

株式会社ココナラの最新の決算報告を分析したところ、驚くべき業績を上げていることが分かりました。売上高は前年同期比26.0%増と大幅な伸びを示しており、営業利益も前年同期は赤字だったのが、この期は2億9979万円の黒字に好転しています。こうした業績を上げられた背景には、「ココナラプロ」や「ココナラコンサル」などの新規事業の立ち上げが奏功したと考えられます。

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企業情報

企業名: 株式会社ココナラ
証券コード: E36351
決算期: 2023年9月1日~2024年8月31日

株式会社ココナラの決算日・決算時期(スケジュール)は?

株式会社ココナラは8月31日を決算日としており、第3四半期の決算は5月31日に行われています。四半期報告書は金融商品取引法に基づき、四半期会計期間(3ヶ月)経過後45日以内に提出する必要があります。

主な事業

株式会社ココナラは、EC型のサービスマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を中心に事業を展開しています。個人から企業まで幅広いユーザーに対し、オンラインで便利にサービスをマッチングする「ココナラ」プラットフォームを提供しています。また、「ココナラプロ」や「ココナラコンサル」といった新規事業の立ち上げにも注力しており、ココナラ経済圏の拡大を目指しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期連結累計期間の売上高は4,228,303千円と前年同期比26.0%の大幅増加となりました。営業利益は299,790千円と前年同期の赤字から一転して黒字に転じています。これにより、営業利益率は7.1%と高い水準を維持しています。このような好業績の背景には、新規事業の立ち上げが寄与したほか、コストコントロールが奏功したことなどが考えられます。

売上・利益の推移

株式会社ココナラの売上高は過去3年間で4,679,023千円、4,228,303千円、3,356,906千円と順調に増加してきています。一方で、経常利益は-168,277千円、214,206千円、-262,522千円とやや不安定な推移となっています。この背景には、新規事業への先行投資が影響していると考えられます。今後は、新規事業の成長が軌道に乗れば、より安定した収益基盤が構築されるものと期待されます。

四半期連結貸借対照表について

株式会社ココナラの総資産は6,038,833千円と前期末から大きく増加しています。これは主に現金及び預金が597,192千円、投資有価証券が176,066千円それぞれ増加したことによるものです。一方、負債合計は2,258,013千円で、前期末から151,062千円の増加となりました。これは主に前受金が76,947千円、未払法人税等が51,346千円増加したためです。

資産の部

株式会社ココナラの資産は大きく増加しており、特に現金及び預金が597,192千円増加したことが大きな要因です。これは、好調な業績により内部留保が増加したことによるものと考えられます。また、投資有価証券も176,066千円増加しており、今後の事業展開に向けた投資が進められているといえます。

負債の部

負債は全体として151,062千円増加しました。その主な内訳は、前受金が76,947千円、未払法人税等が51,346千円増加したことです。前受金の増加は、顧客からの前払い収入が増加していることを示しており、事業の拡大が進んでいることがうかがえます。

純資産の部

純資産は前期末から654,856千円増加し、3,780,820千円となりました。これは主に、非支配株主持分が303,175千円増加したほか、利益剰余金が240,563千円増加したことによるものです。この結果、自己資本比率は36.4%となっています。

ROAとROE

株式会社ココナラのROA(総資産利益率)とROE(自己資本利益率)を見ると、ROAは3.6%、ROEは6.4%となっています。ROAは前年同期比で大幅に改善されており、収益性の向上が図られています。一方でROEは依然低い水準にあり、自己資本の効率的な運用に課題が残されています。今後は、収益力のさらなる強化に加え、資本効率の改善にも取り組んでいく必要があると考えられます。

キャッシュフロー

株式会社ココナラのキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは463,120千円のプラスとなっています。これは主に、税金等調整前四半期純利益214,206千円の計上により内部留保が増加したことによるものです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは284,971千円のマイナスとなっており、事業拡大に向けた投資が行われているといえます。今後も、収益力の向上と有効な投資の両立が課題となっていきそうです。

配当の支払額

株式会社ココナラは、今期の期末配当金の支払いを行っていません。また、過去の実績を見ても、同社は配当を行っていないのが特徴です。これは、成長段階にある同社が内部留保の確保に注力しているためと考えられます。今後、事業が一定の規模に達すれば、株主還元策の検討も視野に入ってくると期待されます。

今後の展望

株式会社ココナラは、「一人ひとりが「自分のストーリー」を生きていく世の中をつくる」というビジョンの下で事業を展開しています。今後も、「ココナラプロ」や「ココナラコンサル」といった新規事業の立ち上げを進め、ココナラ経済圏の拡大を目指していくと考えられます。また、2024年1月には株式会社みずほ銀行との合弁会社「株式会社みずほココナラ」を設立し、4月からサービスを提供開始するなど、事業領域の拡大にも取り組んでいきます。これらの施策を通じて、さらなる企業価値の向上が期待されます。

編集部のまとめ

株式会社ココナラは、新規事業の立ち上げや、みずほ銀行との合弁会社設立など、積極的な事業展開を進めています。その結果、当第3四半期連結累計期間では売上高が前年同期比26.0%増、営業利益が2億9979万円と大幅な黒字化を果たしました。今後も、ココナラ経済圏の拡大に向けた取り組みを続けていくことが期待されます。株主還元策については、事業の成熟度が高まれば配当の検討も視野に入ってくるでしょう。同社の今後のさらなる飛躍に注目していきたいと思います。

株式会社ココナラの決算日や配当についてまとめました。

株式会社ココナラの決算日は8月31日です。第3四半期決算は5月31日に行われ、四半期報告書は四半期会計期間終了後45日以内に提出されます。また、同社は今期の期末配当を行っていませんが、成長投資に注力しているため、今後の事業成熟度に合わせて株主還元策の検討も期待できます。

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