クックビズ株式会社の2024年7月12日付の四半期決算報告書を詳しく見ていきましょう。クックビズは飲食業界を中心とした人材サービスを提供しており、近年はDX事業や事業再生・成長支援事業にも注力しています。前期の業績が好調だった同社ですが、今期も売上高が前年同期比31.7%増と堅調な推移となっています。
企業情報
企業名: クックビズ株式会社
証券コード: 65580
決算期: 2024年11月期
クックビズ株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
クックビズ株式会社の決算期は11月となっており、四半期決算は2月、5月、8月、11月に行われています。今回の四半期決算は2023年12月1日~2024年5月31日の第2四半期の業績を報告したものです。
主な事業
クックビズ株式会社は主に3つの事業を展開しています。1つ目はHR事業で、飲食業界に特化した人材サービスを提供しています。2つ目はDX事業で、飲食事業者向けのアルバイト業務管理クラウドサービスを提供しています。3つ目は事業再生・成長支援事業で、付加価値の高い事業や商品を有する企業の事業や経営の再構築を行っています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は売上高が前年同期比31.7%増の1,708,178千円と大幅な増収となりました。利益面でも営業利益が前年同期比26.9%減の117,605千円となりました。コスト増加により利益率は低下したものの、依然として高水準の利益を計上しています。
売上・利益の推移
クックビズ株式会社は売上高、営業利益ともに右肩上がりの推移を続けています。前期には売上高2,665,054千円、営業利益267,372千円と過去最高の業績を達成しており、今期も引き続き好調な業績を維持しています。
四半期連結貸借対照表について
クックビズ株式会社の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は前期末比33,956千円増の3,475,496千円となっています。負債は1,905,752千円と前期末比8,884千円減少し、純資産は1,569,743千円と前期末比42,841千円増加しています。健全な財務体質を維持しつつ、着実に積み上げていることがわかります。
資産の部
資産の部では現金及び預金が2,011,376千円と高水準を維持しています。また、有形固定資産、無形固定資産の増加などにより総資産が拡大しています。
負債の部
負債の部では短期借入金が300,000千円と前期末比92,750千円減少しています。また、1年内返済予定の長期借入金が186,720千円と増加しています。
純資産の部
純資産の部では利益剰余金が8,727千円と着実に積み上がっています。自己資本比率は43.8%と健全な水準を維持しています。
ROAとROE
クックビズ株式会社のROAは4.7%、ROEは5.2%となっています。前期と比べROAは若干低下しましたが、ROEは上昇しています。これは、当期純利益の増加と自己資本の増加により、株主資本利益率が向上したためです。
キャッシュフロー
キャッシュフロー計算書を見ると、営業活動によるキャッシュ・フローは168,185千円の収入となっています。一方で投資活動によるキャッシュ・フローは273,537千円の支出となっており、有形・無形固定資産への投資が行われています。財務活動によるキャッシュ・フローは15,509千円の支出となっています。
配当の支払額
クックビズ株式会社は現在のところ配当を行っていません。今後の業績や成長投資のニーズに応じて、配当政策を検討していくことが期待されます。
今後の展望
クックビズ株式会社は、2026年~2027年には主力のHR事業の売上規模が40~50億円程度まで回復・再成長することを目指しています。飲食業界の人手不足を補うためのDX事業と、付加価値の高い事業の再生支援を通じて、持続可能な食ビジネスのエコシステムの構築を目指しています。引き続き注目していきたい企業です。
編集部のまとめ
クックビズ株式会社は、飲食業界への人材提供を中心に事業を展開する会社です。売上高、営業利益ともに堅調に推移しており、財務体質も健全です。今後はDX事業や事業再生支援などにも注力し、食ビジネスのエコシステムの構築を目指していきます。引き続き業績の推移に注目していきたいと思います。
クックビズ株式会社の決算日や配当についてまとめました。
クックビズ株式会社の決算日は11月で、四半期決算は2月、5月、8月、11月に行われています。また、同社は現在のところ配当を行っていませんが、今後の業績次第では配当政策も検討されることが期待されます。