株式会社ファンドクリエーショングループの最新の四半期決算報告が発表されました。売上高は1,487百万円と前年同期比16.3%増収となり、営業利益も96百万円と好決算となりました。アセットマネジメント事業とインベストメントバンク事業が順調に推移し、経営成績は良好に推移しています。業績の背景にある要因や今後の展望にも注目が集まります。
企業情報
企業名: 株式会社ファンドクリエーショングループ
証券コード: 32660
決算期: 11月決算
株式会社ファンドクリエーショングループの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ファンドクリエーショングループは11月決算を行っています。第2四半期は2023年12月1日から2024年5月31日までの期間の業績報告となります。
主な事業
株式会社ファンドクリエーショングループは、アセットマネジメント事業とインベストメントバンク事業を行っています。アセットマネジメント事業では、不動産ファンド、太陽光発電ファンド、証券・事業型ファンドなのの運用を行っています。インベストメントバンク事業では、不動産投資や車両リースバックなどに取り組んでいます。不動産、再生可能エネルギー、金融などの分野で事業を展開しており、高収益が期待できる分野に注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,487百万円(前年同期比16.3%増)、営業利益96百万円(前年同期比240.6%増)、経常利益59百万円(前年同期比106.1%増)となりました。増収増益で好調な業績となりました。収益性の高いアセットマネジメント事業とインベストメントバンク事業が堅調に推移したことが業績拡大の主因です。
売上・利益の推移
直近の3期間の売上高と利益の推移を見ると、売上高は前年同期比16.3%増の1,487百万円と堅調に推移しています。利益面では、営業利益が前年同期比240.6%増の96百万円と大幅な増益となりました。アセットマネジメント事業やインベストメントバンク事業の好調が業績をけん引しています。
四半期連結貸借対照表について
四半期連結貸借対照表をみると、総資産は5,711百万円となっています。流動資産は4,763百万円で主な内訳は現金及び預金979百万円、棚卸資産3,019百万円などです。固定資産は932百万円で、投資有価証券250百万円などが主な内訳となっています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が979百万円、棚卸資産が3,019百万円と大きな割合を占めています。不動産投資やリースバック事業を中心に資産が積み上がっているといえます。
負債の部
負債の部では、借入金2,251百万円、社債155百万円などが主な内訳となっています。金融機関からの借入れを活用しながら事業展開を進めていることがわかります。
純資産の部
純資産は2,865百万円で、自己資本比率は50.2%と健全な財務状況を維持しています。利益剰余金も884百万円と着実に積み上がってきています。
ROAとROE
ROAは1.2%、ROEは0.2%となっています。ROAは前年同期比0.1ポイントの増加、ROEは前年同期比0.3ポイントの減少となっています。収益性は改善傾向にありますが、自己資本利益率は低下しています。今後の更なる業績拡大や資本効率の向上が課題といえるでしょう。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローをみると、営業活動によるキャッシュ・フローは1,003百万円の減少となっています。これは販売用不動産などの棚卸資産取得に伴う資金流出が大きかったためです。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは266百万円の増加、財務活動によるキャッシュ・フローは175百万円の増加となっています。全体として現金及び現金同等物は979百万円となりました。
配当の支払額
株式会社ファンドクリエーショングループは、1株当たり年間1円の配当を行っています。第2四半期連結累計期間の配当金総額は37百万円となっています。業績拡大に伴い、配当性向の引き上げも期待されます。
今後の展望
株式会社ファンドクリエーショングループは、アセットマネジメント事業とインベストメントバンク事業の2つの柱を中心に事業展開を進めています。不動産ファンド、再生可能エネルギーファンド、金融関連商品など、高収益性が期待できる分野に注力しており、今後も安定的な成長が望めるでしょう。株主還元の拡大や資本効率の改善にも注力していく方針です。
編集部のまとめ
株式会社ファンドクリエーショングループの最新四半期決算は、売上高、営業利益ともに前年同期比で大幅な増収増益となりました。アセットマネジメント事業とインベストメントバンク事業が堅調に推移しており、特に収益性の高いアセットマネジメント事業の業績が牽引役となっています。今後も不動産やエネルギー関連の高収益分野に注力し、さらなる成長が期待できそうです。株主還元の強化や資本効率の改善といった課題にも取り組んでいく方針で、期待の持てる企業といえるでしょう。
株式会社ファンドクリエーショングループの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ファンドクリエーショングループは11月決算を行っており、第2四半期決算は2023年12月1日から2024年5月31日までの業績となります。配当については、1株当たり年間1円の水準で実施しており、今後の業績拡大と共に、さらなる株主還元の強化が期待されます。