ミクロン精密株式会社の第65期第3四半期決算まとめ・決算の発表日はいつ?配当や決算日

四半期報告書
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詳細・正確な情報は対象企業の報告書をご確認ください。

この度、ミクロン精密株式会社の第3四半期決算報告書が公開されました。ミクロン精密は工作機械メーカーとして知られ、エキスパートの皆様にはお馴染みの企業かもしれません。今回はそんなミクロン精密の直近の業績や財務状況について、分かりやすく紹介していきます。

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企業情報

企業名: ミクロン精密株式会社
証券コード: 61590
決算期: 2023年9月1日~2024年8月31日

ミクロン精密株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?

ミクロン精密の決算日は8月31日で、第3四半期の期間は2023年9月1日~2024年5月31日となっています。決算報告書は四半期ごとに提出されており、今回は第3四半期の業績報告が行われました。

主な事業

ミクロン精密の主な事業は、研削盤の製造及び販売です。工作機械の1つである研削盤は、金属や樹脂などの素材を高精度に成形・加工する重要な設備として、自動車やエレクトロニクス産業など幅広い業界で使用されています。同社は長年の実績と技術力を活かし、高品質な研削盤を国内外の顧客に提供しています。

今期の業績と利益率は?

当第3四半期の業績は、売上高2,854百万円経常利益780百万円親会社株主に帰属する四半期純利益524百万円となりました。売上高は前年同期比で14.4%減少したものの、為替差益の計上により経常利益は大幅に増加しています。利益率も改善傾向にあり、経常利益率27.3%純利益率18.4%と高水準を維持しています。

売上・利益の推移

ミクロン精密の最近3年間の業績推移を見ると、売上高は5,181百万円(2022年8月期)から2,854百万円(当第3四半期)まで減少しています。一方で、経常利益は1,160百万円(2022年8月期)から780百万円(当第3四半期)まで増加しており、販売効率の向上やコスト削減に取り組んできた成果が表れています。利益率も高水準を維持しており、同社の収益力の高さがうかがえます。

四半期連結貸借対照表について

直近の四半期連結貸借対照表を確認すると、資産合計15,698百万円、負債合計1,568百万円、純資産14,130百万円となっています。資産の大部分は流動資産の10,959百万円で、現金及び預金や仕掛品などが主な内訳です。一方、負債は1,104百万円の流動負債と464百万円の固定負債で構成されており、健全な財務体質が維持されています。

資産の部

ミクロン精密の主な資産は、現金及び預金6,573百万円仕掛品1,808百万円投資有価証券1,947百万円などです。手元流動性が高く、生産活動にも積極的に投資していることがわかります。

負債の部

負債の主な内訳は、買掛金179百万円契約負債498百万円などです。有利子負債はほとんどなく、自己資本比率89.8%と高い水準を維持しています。

純資産の部

純資産は14,130百万円で、主な内訳は利益剰余金14,052百万円となっています。長年にわたり着実に利益を積み上げてきた結果、1株当たり純資産額1,832.54円と高い水準を維持しています。

ROAとROE

ミクロン精密の収益性指標を見ると、ROA(総資産経常利益率)が4.9%ROE(自己資本利益率)が5.7%となっています。前年同期と比べると改善傾向にあり、高い収益力を示しています。自己資本比率が高いことから、財務leverage(負債比率)が低いため、自己資本利益率も相対的に低めに推移しています。

キャッシュフロー

ミクロン精密の最近3年間のキャッシュフローを見ると、営業活動によるキャッシュ・フローが1,040百万円(2022年8月期)から589百万円(当第3四半期)へと減少しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローは△362百万円(2022年8月期)から△222百万円(当第3四半期)へと改善しています。全体としては、手元現金が減少傾向にあるものの、財務体質は健全に推移している様子がうかがえます。

配当の支払額

ミクロン精密は、1株当たり配当金7.50円を2023年11月に支払う予定です。前期(2022年8月期)の1株当たり配当金8.00円から減少していますが、配当性向は50%前後と高い水準を維持しており、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。

今後の展望

ミクロン精密は、研削盤の製造において高い技術力と品質の維持に努めながら、国内外のニーズに柔軟に対応していく方針です。また、IoT化やデジタル化など先進的な技術への取り組みも推進しており、顧客ニーズの変化にも対応していく計画です。今後の業績推移に期待が高まるところです。

編集部のまとめ

ミクロン精密は、研削盤の製造・販売を主力事業とする堅実な企業です。当第3四半期の業績は、為替差益の計上などにより大幅に増益となりました。財務面でも高い自己資本比率を維持しており、収益力と財務体質の両面で健全な経営を続けている印象です。今後も先進技術への対応を進め、さらなる成長が期待できる企業だと言えるでしょう。

ミクロン精密株式会社の決算日や配当についてまとめました。

ミクロン精密の決算日は8月31日で、第3四半期の期間は2023年9月1日~2024年5月31日となっています。配当については、2023年11月に1株当たり7.50円の配当を実施する予定です。配当性向は高水準を維持しており、同社の株主還元の姿勢が窺えます。今後の業績推移にも注目が集まるところです。

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