靴やアパレル販売を手がける株式会社チヨダの決算報告書をみてみましょう。当社は常に消費者のニーズに合わせた商品開発や顧客サービス向上に取り組んでおり、現在の業績も好調に推移しています。
企業情報
企業名: 株式会社チヨダ
証券コード: 81850
決算期: 2024年2月
株式会社チヨダの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社チヨダの決算日は2月末です。 決算期は2月1日~2月28日までの1年間となっています。
主な事業
株式会社チヨダは靴や衣料品の小売および卸売業を主な事業としています。靴事業では、自社ブランド「セダークレスト」や「フワラク」の開発・販売を行っています。また、衣料品事業では、ファッションブランド「HusHusH」の販売なども手がけています。専門店ならではの商品提案力と顧客サービスの向上に努めています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高25,680百万円、営業利益1,538百万円、経常利益1,683百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益1,334百万円となりました。営業利益率は6.0%、経常利益率は6.6%と、高い収益性を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高は93,320百万円、25,488百万円、25,680百万円と、堅調に推移しています。一方で利益面では、経常利益が1,474百万円、1,524百万円、1,683百万円と、着実に増加しています。販売力の強化とコスト管理の徹底により、収益性の改善が図られています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期連結会計期間末の総資産は87,616百万円となり、前連結会計年度末から2,853百万円の増加となりました。負債合計は34,981百万円と2,071百万円の増加です。純資産は52,634百万円と781百万円の増加となり、自己資本比率は59.0%を維持しています。
資産の部
流動資産は59,109百万円と前連結会計年度末から2,771百万円増加しており、主に現金及び預金の減少と商品の増加によるものです。固定資産は28,506百万円と81百万円の増加となっています。
負債の部
流動負債は22,383百万円と2,115百万円の増加、固定負債は12,597百万円と43百万円の減少となっています。買掛金や電子記録債務の増加が主な要因です。
純資産の部
純資産は52,634百万円と前連結会計年度末から781百万円の増加しました。利益剰余金が44,011百万円と増加しているため、自己資本比率は59.0%を維持できています。
ROAとROE
株式会社チヨダのROAは2.0%、ROEは3.3%となっています。ROAは投下資本に対する収益性を示す指標ですが、同業他社と比べて高い水準にあります。一方でROEは株主資本に対する収益性を示す指標で、今後の更なる収益力強化が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは1,102百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローは△201百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローは△1,040百万円のマイナスとなっています。自己資金のみで設備投資や配当金の支払いを賄える健全なキャッシュ・ポジションを確保できています。
配当の支払額
株式会社チヨダは株主還元に積極的で、当期の1株当たり配当金は14円となっています。前期比では増配となっており、配当性向も37.0%と適切な水準を維持しています。株主の皆様に対する利益還元を着実に実施しています。
今後の展望
株式会社チヨダは消費者ニーズに合ったファッション性の高い商品開発や、売場作りの改善などに努めています。また、EC事業の強化やグローバル展開など、事業領域の拡大にも取り組んでいます。これらの施策を通じて、持続的な成長と収益力の向上を目指しています。経営陣の強いリーダーシップの下、今後も安定した業績拡大が期待できます。
編集部のまとめ
株式会社チヨダの業績は堅調に推移しており、売上高、経常利益ともに増加傾向にあります。収益性の高さも特徴で、ROAやROEといった指標も同業他社と比べても優位な水準にあります。今後は事業領域の拡大や経営効率の改善にも注力し、持続的な成長を目指していきます。株主還元にも積極的で、安定した配当も魅力的な点です。消費者ニーズに合った商品開発力と収益性の高さが、同社の強みと言えるでしょう。
株式会社チヨダの決算日や配当についてまとめました。
株式会社チヨダの決算日は2月末で、決算期は2月1日~2月28日までの1年間となっています。配当金は1株当たり14円、配当性向は37.0%と、株主還元にも積極的に取り組んでいます。今後も安定した業績拡大と株主への利益還元が期待できそうです。