株式会社ジンズホールディングスは、おしゃれなメガネを手軽に楽しめる人気の眼鏡店チェーンです。この度、同社の2024年5月期第3四半期の決算報告が発表されました。増収増益と好調な業績を遂げており、新製品の投入や店舗展開など注目すべきポイントが多数ありました。今回はジンズホールディングスの決算内容をわかりやすく紹介していきます。
企業情報
企業名: 株式会社ジンズホールディングス
証券コード: E03471
決算期: 8月31日
株式会社ジンズホールディングスの決算日・決算時期(スケジュール）は？
ジンズホールディングスの決算期は8月31日で、通期決算は年1回、第1四半期から第4四半期までの四半期決算も行っています。直近の決算は2024年5月期第3四半期の発表で、次の決算は2024年8月期の通期決算となります。
主な事業
ジンズホールディングスの主力事業は眼鏡小売事業です。国内外で「JINS」ブランドの店舗を展開し、一般消費者向けにおしゃれでカジュアルな眼鏡を提供しています。また、新製品開発にも積極的で、近視予防の機能性メガネなども手がけています。この他、眼鏡以外にもサングラスやコンタクトレンズなどのアイウェアも取り扱っています。
今期の業績と利益率は？
2024年5月期第3四半期の業績は、売上高が59,163百万円と前年同期比10.5%の増収、営業利益が5,060百万円と37.5%の増益、経常利益が5,115百万円と42.6%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益が3,173百万円と47.5%の増益と、増収増益の好調な決算となりました。利益率も高水準を維持しており、同社の事業基盤の強さが窺えます。
売上・利益の推移
ジンズホールディングスは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、安定した業績を続けています。2024年5月期第3四半期の売上高は59,163百万円と、前年同期比10.5%の増収となりました。また、営業利益は5,060百万円と37.5%の増益、経常利益は5,115百万円と42.6%の増益と、増収増益基調を維持しています。直近の業績は好調で、同社の事業戦略が奏功していることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
ジンズホールディングスの2024年5月末の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は48,668百万円となっており、前期末比3,804百万円の増加となりました。負債合計は24,718百万円と1,634百万円の増加、純資産合計は23,949百万円と2,170百万円の増加となっています。
資産の部
流動資産は27,080百万円と前期末比3,322百万円の増加、固定資産は21,587百万円と482百万円の増加となりました。主な増加要因は、現金及び預金、商品及び製品、売掛金の増加などです。
負債の部
流動負債は22,523百万円と11,253百万円の増加、固定負債は2,195百万円と9,618百万円の減少となりました。主な増減要因は、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債の振替などです。
純資産の部
純資産合計は23,949百万円と2,170百万円の増加となりました。主な増加要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益3,173百万円の計上によるものです。
ROAとROE
ジンズホールディングスのROA（総資産経常利益率）は10.5%、ROE（自己資本利益率）は13.4%と、高水準の収益性を示しています。これは、同社の高い営業力と、高収益事業モデルを表しているといえるでしょう。今後も同水準以上の収益性を維持できるよう、新製品開発や店舗網の拡大などに注力していく方針です。
キャッシュフロー
ジンズホールディングスのキャッシュフローについては、営業活動によるキャッシュ・フローがプラス基調を維持しており、設備投資などの投資活動に活用できる内部留保が着実に積み上がっています。財務活動では借入金の返済などがあり、全体としては安定した資金繰りを確保できているといえます。今後も営業キャッシュ・フローの確保に注力し、新店舗出店などの投資に活用していく方針です。
配当の支払額
ジンズホールディングスは、株主還元を重視しており、2024年5月期第3四半期では中間配当として1株当たり20円を支払いました。また、期末配当として1株当たり25円の配当も予定されており、年間配当金は45円となる見込みです。同社は、業績に応じた株主還元を行う方針で、株主の皆様への利益還元に力を入れています。
今後の展望
ジンズホールディングスは、今後も新製品の投入や店舗展開の強化に注力し、さらなる事業拡大を目指していきます。国内外における店舗数の増加や、近視予防メガネなどの新製品投入によって、収益の拡大が期待されます。また、EC事業の強化などにも取り組み、オムニチャネル化を推進していく方針です。同社の持続的な成長に期待がかかっています。
編集部のまとめ
ジンズホールディングスは、2024年5月期第3四半期の決算で増収増益を達成し、好調な業績を維持しています。新製品の投入や店舗展開の強化、EC事業の拡大など、同社は様々な成長施策に取り組んでおり、今後の更なる業績向上が期待されます。株主還元面でも、積極的な配当政策を掲げており、投資家の皆様にも注目されています。同社の持続的な成長に期待が高まる決算内容でした。
株式会社ジンズホールディングスの決算日や配当についてまとめました。
ジンズホールディングスの決算期は8月31日で、2024年5月期第3四半期の決算を発表しました。配当については中間配当として1株当たり20円、期末配当として1株当たり25円の支払いを予定しており、年間配当金は1株当たり45円となる見込みです。同社は業績に応じた適切な株主還元を行っており、投資家の関心も高まっています。
