ASAHI EITOホールディングス株式会社の2024年5月期第2四半期決算が発表されました。同社は衛生陶器や洗面機器、リサイクル事業など、「住まい」と「暮らし」に関連する製品・サービスを提供する企業グループです。今期の業績は前年同期に比べ増収となり、足元では収益性の改善が見られる一方で、海外事業の回復に遅れが見られるなど、課題も残されています。株主の皆様におかれましては、同社の業績動向と今後の展開にご注目ください。
企業情報
企業名: ASAHI EITOホールディングス株式会社
証券コード: 53410
決算期: 11月期
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算期は11月期です。2024年の第2四半期決算は2024年5月31日に発表されました。
主な事業
ASAHI EITOホールディングス株式会社は、衛生陶器や洗面機器の製造・販売を中核とした「住まい」に関連する事業のほか、リサイクル事業や不動産事業など、「暮らし」に関連する事業も展開しています。これらの事業を通じて、より良い「住まいと暮らし」の提供を目指しています。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期連結累計期間の売上高は2,013百万円と前年同期比で25.9%の増収となりました。一方で、営業損失は123百万円、経常損失は110百万円となりました。利益面では改善の傾向が見られるものの、まだ十分な収益性は確保できていない状況です。
売上・利益の推移
同社の売上高は3,518百万円(前期)から2,014百万円(当第2四半期)まで推移しています。利益面では、経常損失が488百万円(前期)から110百万円(当第2四半期)と改善傾向にあります。海外事業の収益回復が遅れているものの、事業多様化に取り組み、収益基盤の強化を図っています。
四半期連結貸借対照表について
資産の部
当第2四半期連結会計期間末の資産総額は2,799百万円となり、前連結会計年度末に比べ12百万円の増加となりました。現金及び預金が161百万円増加したことなどが主な要因です。
負債の部
負債は1,538百万円と前連結会計年度末に比べ74百万円の減少となりました。未払金が82百万円減少したことが主な要因です。
純資産の部
純資産は1,261百万円と前連結会計年度末に比べ87百万円の増加となりました。新株予約権の行使による株式の発行により、資本金及び資本剰余金がそれぞれ107百万円増加したことが主な要因です。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は、前期の-17.5%から当第2四半期は-3.9%と改善しており、ROE(自己資本利益率)についても前期の-53.3%から当第2四半期は-7.1%と改善傾向にあります。収益性の向上が課題となっていた同社では、事業の選択と集中、コスト管理の強化などにより収益力の回復が見られ始めています。
キャッシュフロー
当第2四半期連結累計期間のキャッシュ・フローでは、営業活動によるキャッシュ・フローが58百万円の増加、投資活動によるキャッシュ・フローが91百万円の減少、財務活動によるキャッシュ・フローが194百万円の増加となりました。財務面でも改善が進み、現金及び現金同等物の期末残高は546百万円となっています。
配当の支払額
ASAHI EITOホールディングス株式会社では、現時点で配当の支払いは行っていません。今後の収益力の向上と財務体質の改善を図りながら、株主還元策の検討も行っていく方針です。
今後の展望
ASAHI EITOホールディングス株式会社は、「住まいと暮らし」創造企業グループを目指し、事業の多角化を進めています。衛生陶器事業に加え、EV充電器事業やドローンスクールなどの新規事業にも取り組み、収益基盤の拡大を図っています。海外事業の回復には課題も残されていますが、中長期的には事業の選択と集中、経営の効率化などにより業績の改善が期待されます。
編集部のまとめ
ASAHI EITOホールディングス株式会社は、当第2四半期の業績が前年同期に比べ改善傾向にあるものの、なお収益性の向上が課題となっています。一方で、新規事業の立ち上げなど、中長期的な視点での成長戦略にも取り組んでおり、今後の展開に注目していく必要があります。株主の皆様におかれましては、引き続き同社の業績動向を見守っていただければと思います。
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
ASAHI EITOホールディングス株式会社の決算期は11月期です。2024年第2四半期決算は2024年5月31日に発表されました。また、現時点では配当の支払いは行われていませんが、今後の収益力改善に合わせて、株主還元策の検討を行っていく方針です。同社の業績動向にご注目ください。