RPAホールディングス株式会社の2024年3月期第1四半期決算が発表されました。売上高1,783百万円、営業利益164百万円と堅調な成績を残しています。今後も注目の企業として期待が高まっています。
企業情報
企業名: RPAホールディングス株式会社
証券コード: E33881
決算期: 2月末
RPAホールディングス株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
RPAホールディングス株式会社は2月末を決算期としており、四半期報告書の提出時期は7月12日となっています。
主な事業
RPAホールディングス株式会社は、RPA(Robotic Process Automation:業務自動化ソフトウェア)の開発・販売を中心とする「インテリジェントオートメーション事業」と、広告代理店事業の「アドオートメーション事業」の2つの主力事業を展開しています。特に「BizRobo!」や「RoboRobo」といったRPAソフトウェアが人気を集めています。
今期の業績と利益率は?
2024年3月期第1四半期の業績は、売上高1,783百万円、営業利益164百万円と前年同期比で大幅増収増益となりました。主力のインテリジェントオートメーション事業が好調に推移し、利益率の改善も図られています。
売上・利益の推移
直近の売上高と営業利益は着実に増加しており、2023年3月期には売上高6,165百万円、営業利益381百万円を達成しています。RPAソフトの販売好調やアドオートメーション事業の貢献により、今後も業績拡大が期待されます。
四半期連結貸借対照表について
2024年5月末の総資産は19,519百万円となり、前期末から275百万円増加しました。一方、負債合計は7,788百万円、純資産合計は11,731百万円となっています。自己資本比率は60.1%と健全な財務体質を維持しています。
資産の部
流動資産が14,467百万円、固定資産が5,051百万円となっており、現金・預金や売掛金が主な内訳です。事業拡大に向けた投資も行われています。
負債の部
流動負債が6,244百万円、固定負債が1,543百万円となっています。買掛金や未払金等の増加により、負債総額は前期末から212百万円増加しました。
純資産の部
純資産合計は11,731百万円で、前期末から63百万円増加しました。資本剰余金の計上や親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により、自己資本比率は60.1%を維持しています。
ROAとROE
ROAは3.6%、ROEは3.4%となっています。前期から若干低下傾向にあるものの、依然高水準を維持しており、事業の収益性と効率性が高いことがうかがえます。今後の成長投資に伴う一時的な利益率低下はありますが、長期的には改善が期待されます。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュ・フローは前年同期より減少しましたが、依然プラスを確保しています。一方で、投資活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなっており、事業基盤の強化に向けた設備投資や新規事業への取り組みが行われていることがわかります。財務体質は健全に維持されています。
配当の支払額
現時点では配当の支払いはありません。内部留保の活用により、事業拡大や新規事業開発に注力する方針です。今後の事業進展次第で、株主還元策の検討も期待できるかもしれません。
今後の展望
RPAやデジタルトランスフォーメーション領域での競争力強化に加え、広告代理店事業の深耕など、事業ポートフォリオの拡大を図っていきます。また、オートロ株式会社の子会社化により、RPAソリューションの提供力をさらに高めていく方針です。今後も注目企業として期待が高まっています。
編集部のまとめ
RPAホールディングス株式会社は、RPAソリューションを中心に堅調な業績を残しています。特に、主力事業のインテリジェントオートメーション事業が好調に推移しており、利益率の改善も図られています。今後も事業ポートフォリオの拡大や新規投資を通じて、さらなる成長が期待できる企業といえます。
RPAホールディングス株式会社の決算日や配当についてまとめました。
RPAホールディングス株式会社の決算は2月末で、四半期報告書の提出は7月12日です。また、現時点では配当の支払いはありませんが、今後の事業進展に伴い検討される可能性があります。同社は注目の企業として期待が高まっています。