この度、株式会社良品計画の2024年5月期第3四半期の決算報告が発表されました。同社は日用品や生活雑貨の無印良品ブランドで知られ、世界各国に店舗を展開する総合生活雑貨店チェーンです。
今期の業績は大変好調で、営業収益が前年同期比13.7%増加するなど、着実な成長を遂げています。
企業情報
企業名: 株式会社 良品計画
証券コード: E03248
決算期: 8月31日
株式会社 良品計画の決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社良品計画の決算日は8月31日で、四半期決算は11月、2月、5月、8月に発表されます。
主な事業
株式会社良品計画は、無印良品ブランドの商品企画・開発・販売を行う生活雑貨店チェーンです。国内外に約1,275店舗を展開しており、「ライフスタイル提案型小売業」として、お客様の日々の生活を豊かにするさまざまな商品やサービスを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益が4,956億99百万円と前年同期比13.7%の増収となりました。また、営業利益は424億69百万円と87.3%の大幅な増益を達成しています。これは国内外での新規出店や価格改定による営業総利益率の改善が寄与したものです。
売上・利益の推移
同社の売上高・利益は近年着実に伸長しており、2023年8月期の売上は5,814億12百万円、営業利益は361億56百万円と前期から大幅に増加しました。特に当第3四半期では、経常利益が433億26百万円と79.5%も増加するなど、極めて好調な業績を残しています。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は5,220億32百万円と前期末比で683億17百万円増加しました。これは主に現金及び預金の増加、受取手形及び売掛金の増加、商品の増加などによるものです。
資産の部
流動資産は3,275億79百万円となり、前期末比340億67百万円の増加です。固定資産は1,944億53百万円と、前期末比342億50百万円の増加となりました。
負債の部
負債合計は2,065億35百万円と前期末比202億67百万円増加しました。買掛金の増加や社債の増加などが主な要因です。
純資産の部
純資産合計は3,154億97百万円と前期末比480億50百万円増加しました。利益剰余金の増加や為替換算調整勘定の増加等によるものです。
ROAとROE
同社のROA(総資産経常利益率)は8.3%、ROE(自己資本利益率)は12.7%となっています。これらの指標は良好な水準を維持しており、効率的な経営と高い収益性が評価できます。今後も安定的な収益基盤の構築が期待できます。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが432億10百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが387億76百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが57億97百万円のプラスとなっています。設備投資や店舗開発などに積極的に取り組む一方で、営業活動によるキャッシュ・フローも堅調に推移しています。
配当の支払額
同社は株主還元にも積極的で、当期は1株当たり年間40円の配当を実施しました。この配当額は前期比20%増と大幅な増配となっており、株主の皆様への還元が着実に拡大しています。
今後の展望
株式会社良品計画は、ESG経営のトップランナーを目指し、持続可能な社会の実現に貢献する取り組みを進めています。商品開発では天然素材や再生素材の活用を進め、店舗ではコミュニティセンターとしての役割を果たすなど、社会的責任を果たしながら企業価値の向上を目指しています。今後も安定的な成長と企業価値の向上が期待できるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社良品計画の2024年5月期第3四半期決算は、営業収益、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益のいずれも大幅な増加となり、極めて好調な業績を示しました。商品開発やマーケティングの強化によって需要を取り込み、価格改定による収益性の改善も寄与していることがわかります。また、ESG経営にも積極的に取り組み、持続可能な成長に向けた基盤づくりも着実に進めています。今後の一層の業績拡大が期待できる企業といえるでしょう。
株式会社 良品計画の決算日や配当についてまとめました。
株式会社良品計画の決算日は8月31日で、第3四半期決算は2月、5月、8月、11月に発表されます。また同社は株主還元に積極的で、当期の年間配当は1株当たり40円と、前期比20%増と大幅な増配となっています。今後も着実な事業拡大と収益性の向上が期待できる企業だと言えるでしょう。