株式会社レイの2023年度第1四半期決算が公開されました。 当社は広告ソリューション事業とテクニカルソリューション事業を手掛ける企業で、特にテレビCMやコンサート・舞台でのレンタル機材など、エンターテインメント業界向けのサービスを提供しています。
企業情報
企業名: 株式会社レイ
証券コード: 43170
決算期: 2月
株式会社レイの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社レイは2月末日が決算日で、毎年4月に有価証券報告書を提出しています。また、四半期決算は5月、8月、11月、2月に行われています。
主な事業
株式会社レイは、広告ソリューション事業とテクニカルソリューション事業の2つの事業を手掛けています。前者は主にテレビCMやイベントなどのプロモーション業務を、後者は主に映像機器のレンタルやポストプロダクション業務を提供しています。これらの事業を通じて、エンターテインメント業界を中心とした顧客に対してソリューションを提供しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の連結売上高は2,322百万円と前年同期比で1.6%増となり、順調に推移しています。また、連結営業利益は121百万円と前年同期比で48.6%増と大幅な増益となっています。これにより、営業利益率は5.2%と高い水準を維持しています。
売上・利益の推移
過去3年の売上高と営業利益の推移を見ると、売上高は年間11,000百万円前後で推移しており、営業利益は800百万円前後で推移しています。足元では新型コロナの影響からの回復に加え、広告需要の増加などにより、業績は堅調に推移しています。
四半期連結貸借対照表について
当第1四半期末の四半期連結貸借対照表を見ると、総資産は8,599百万円となっています。主な内訳は流動資産が5,379百万円、固定資産が3,219百万円となっています。
資産の部
流動資産の中心は現金及び預金が3,718百万円、売掛金が1,070百万円となっています。一方、固定資産の主な内訳は有形固定資産が2,688百万円、投資その他の資産が515百万円となっています。
負債の部
負債合計は2,194百万円となっています。主な内訳は買掛金が627百万円、短期借入金が600百万円などとなっています。
純資産の部
純資産合計は6,405百万円で、自己資本比率は74.5%と高水準を維持しています。これにより財務体質は非常に健全であるといえます。
ROAとROE
株式会社レイのROA(総資産利益率)は9.5%、ROE(自己資本利益率)は17.8%となっています。この水準は同業他社と比べても高い水準にあり、効率的な資産運用と高い収益性を示しています。今後も安定した収益が期待できるでしょう。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが243百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローが42百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローが687百万円のマイナスとなっています。手元現預金は3,718百万円と、十分な流動性を確保しています。
配当の支払額
株式会社レイは、1株当たり15円の期末配当を実施しました。株主還元に積極的な企業であり、今後も安定的な配当が期待できます。
今後の展望
株式会社レイは、コンサート・舞台等のエンターテインメント関連市場が堅調に推移していることから、今後も業績は好調に推移すると期待されます。また、自社独自のノウハウを活かしたソリューション提供によりさらなる収益力の向上を目指しています。中長期的にも同社の成長が期待できる企業といえるでしょう。
編集部のまとめ
株式会社レイは、エンターテインメント業界向けのソリューションサービスを提供する企業で、直近の決算では堅調な業績を示しています。営業利益率が高水準にあり、財務体質も健全です。エンターテインメント関連市場の成長に伴い、今後も安定的な収益が期待できる企業だと言えるでしょう。
株式会社レイの決算日や配当についてまとめました。
株式会社レイは2月末日決算で、毎年4月に有価証券報告書を提出しています。また、1株当たり15円の期末配当を実施しており、株主還元にも積極的な企業です。今後も同社の業績に注目していきましょう。