株式会社アークコアの2024年3月期第1四半期決算は順調に推移しました。同社はバイク事業とフィットネス事業を手がけており、バイク事業の売上高が前年同期比9.1%増加、セグメント利益は156.7%も増加しました。
また、フィットネス事業も売上高が1.7%増加し、セグメント利益も14.3%増えています。
全体の業績も好調で、売上高は1,618百万円(前年同期比8.6%増)、経常利益は221百万円(前年同期比135.8%増)となりました。
企業情報
企業名: 株式会社アークコア
証券コード: E02989
決算期: 2月期
株式会社アークコアの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社アークコアの決算日は2月末日です。第1四半期決算は5月31日が基準日となります。このため、今回の決算報告は2024年3月1日から2024年5月31日までの第1四半期の業績となります。
主な事業
株式会社アークコアはバイク事業とフィットネス事業の2つの事業セグメントを展開しています。
バイク事業では、中古バイクの買取・販売を手がけており、特に業者間オークションでの販売に強みを発揮しています。
フィットネス事業では、エニタイムフィットネスおよびステップゴルフの運営を行っています。現在、エニタイムフィットネスが4店舗、ステップゴルフが2店舗を運営しています。
今期の業績と利益率は?
当第1四半期の業績は売上高1,618百万円(前年同期比8.6%増)、営業利益225百万円(前年同期比134.7%増)、経常利益221百万円(前年同期比135.8%増)と、非常に好調な結果となりました。
利益率も大幅に改善しており、営業利益率は13.9%、経常利益率は13.7%と高水準を維持しています。
売上・利益の推移
株式会社アークコアの売上高は過去3年連続で増加傾向にあります。
特に今期の第1四半期は1,618百万円と大きく伸長しました。
利益面でも、営業利益、経常利益、当期純利益のいずれも前年同期から大幅に増加しており、企業の収益力が着実に向上していることが分かります。
四半期連結貸借対照表について
株式会社アークコアの四半期連結貸借対照表を見ると、資産、負債、純資産のいずれも前期末から増加しています。
特に純資産が1,023百万円と前期末から152百万円増加したことは評価できるでしょう。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が1,734百万円と大幅に増加しています。また商品も35百万円増加しており、バイク事業の在庫が積み増されていることがわかります。
負債の部
負債の部では、借入金や社債が59百万円、41百万円それぞれ減少しており、財務体質の改善が進んでいます。
純資産の部
純資産の部では、四半期純利益の計上により152百万円増加し、自己資本比率も37.64%と高水準を維持しています。
ROAとROE
株式会社アークコアのROA(総資産経常利益率)は8.2%、ROE(自己資本当期純利益率)は14.9%となっています。
両指標とも前年同期から大幅に改善しており、企業の収益性と資本効率性が高まっていることが分かります。
キャッシュフロー
当第1四半期のキャッシュフローは、営業活動によって164百万円の資金を獲得し、投資活動では10百万円の支出、財務活動では103百万円の支出となりました。
その結果、現金及び現金同等物の四半期末残高は1,734百万円と、前期末から51百万円の増加となりました。
配当の支払額
株式会社アークコアは当第1四半期において配当を行っていません。
同社は成長投資に注力している段階にあるため、内部留保の確保を優先しているものと考えられます。
今後の展望
株式会社アークコアは、引き続きバイク事業の収益力強化とフィットネス事業の安定的な成長を目指していく方針です。
バイク事業では中古バイクの買取・販売に注力し、オークション販売の強化や新しいユーザー層の開拓によって売上と利益の拡大を図ります。
フィットネス事業では、既存店の収益性改善と新規出店の検討により、事業ポートフォリオの最適化を進めていきます。
編集部のまとめ
株式会社アークコアの2024年3月期第1四半期の業績は、売上高、利益ともに大幅に伸長しており、経営の好調さが表れています。
特にバイク事業の収益力が高まっており、引き続き同事業への注力が期待されます。
また、財務面でも借入金の圧縮等、健全化が進んでいることも評価できるでしょう。
今後の成長と業績拡大に期待が高まる企業といえます。
株式会社アークコアの決算日や配当についてまとめました。
株式会社アークコアの決算日は2月末日で、第1四半期の基準日は5月31日です。
当第1四半期決算では好業績を達成しましたが、配当は行っていません。今後の内部留保の活用や配当政策に注目が集まるでしょう。