株式会社FPパートナーの決算内容をご紹介します。当社は保険代理業を手掛ける企業で、営業社員数の拡大や新サービスの開発などにより、着実に業績を伸ばしています。直近の四半期では、売上高が前年同期比17.6%増と大きく増加しており、顧客のニーズに合った商品提案力が評価されている様子がうかがえます。今後も「お客さま本位の業務運営方針」に基づき、経済環境の変化に柔軟に対応し、持続的な成長を目指していきます。
企業情報
企業名: 株式会社FPパートナー
証券コード: 73880
決算期: 12月
株式会社FPパートナーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
当社の決算期は12月です。7月と1月に四半期決算の報告を行っており、本格的な決算は11月に行われます。
主な事業
当社の主力事業は保険代理業です。生命保険と損害保険の販売を手掛けており、顧客一人ひとりのニーズに合わせた最適なプランを提案しています。また、近年は金融教育プログラムの提供や住宅ローン比較サービスの展開など、新たな事業領域にも積極的に取り組んでいます。
今期の業績と利益率は?
当第2四半期累計期間の業績は、売上高17,140,373千円、経常利益2,751,282千円、四半期純利益1,851,663千円と好調に推移しました。営業利益率は15.7%と高い水準を維持しており、コストコントロールも適切に行われていることがうかがえます。
売上・利益の推移
過去3年間の売上高と利益の推移を見ると、売上高が着実に増加しており、経常利益と四半期純利益も概ね順調に推移しています。営業に注力した結果、保険契約の獲得が増加したことが主な要因です。今後も、既存事業の強化に加え、新規事業の展開により、さらなる成長が期待できそうです。
四半期連結貸借対照表について
当第2四半期会計期間末の財政状態は健全です。資産合計は18,429,299千円、負債合計は6,974,993千円、純資産は11,454,306千円となっています。現金及び預金の残高が9,162,316千円あり、流動性も高い状態にあります。
資産の部
資産の部では、固定資産が6,631,989千円と前期末から1,792,518千円増加しています。これは、事務所ビルの取得などによるものです。一方で、現金及び預金が9,162,316千円と前期末から2,797,876千円減少しており、自己株式取得と配当金支払いの影響が見られます。
負債の部
負債の部では、流動負債が6,130,792千円と前期末から464,511千円増加しています。これは主に、外交員報酬の増加によるものです。固定負債は844,201千円と前期末から7,476千円増加しています。
純資産の部
純資産の部では、株主資本が11,449,095千円と前期末から1,193,171千円減少しています。これは主に、自己株式取得や配当金支払いによるものです。一方で、新株予約権が5,211千円と前期末から280千円減少しています。
ROAとROE
当社のROA(総資産経常利益率)は14.9%、ROE(自己資本当期純利益率)は16.2%と、いずれも良好な水準を維持しています。高い収益性と効率的な資本運用により、株主価値の向上にも寄与していると言えるでしょう。今後も財務の健全性を維持しながら、持続的な成長を目指していきます。
キャッシュフロー
当第2四半期累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが1,822,699千円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが1,516,333千円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが3,104,242千円の支出となりました。営業活動による収入が大きい一方で、自己株式取得や配当金支払いなど財務活動での支出が増加したことがわかります。今後も、キャッシュ・フローの健全性を維持しながら、事業投資と株主還元のバランスを取っていく方針です。
配当の支払額
当社は、連結配当性向50%以上を目標に、株主の皆さまへの利益還元に努めています。当第2四半期では、1株当たり90円の期末配当を実施しました。また、2024年8月に1株当たり45円の中間配当の支払いを予定しています。今後も、業績動向を踏まえつつ、安定配当の維持に取り組んでまいります。
今後の展望
当社は、「お客さま本位の業務運営方針」のもと、市場動向の変化に合わせた商品提案力の強化や新規事業の展開に注力しています。株式市場の回復による個人金融資産の投資家への移行など、保険業界を取り巻く環境は引き続き良好です。今後も、営業基盤の拡大と新規事業の拡大により、着実な成長を目指してまいります。
編集部のまとめ
株式会社FPパートナーは、保険代理業を中心に順調に業績を伸ばしている企業です。営業社員数の拡大や新サービスの開発によって、売上高、利益ともに増加傾向にあり、ROAやROEも高水準を維持しています。また、財務体質も健全で、株主還元の方針も明確に打ち出されているなど、同社の好業績と成長性が窺えます。今後も、保険業界の動向に合わせた事業展開が期待されます。
株式会社FPパートナーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社FPパートナーの決算期は12月です。四半期決算は7月と1月に行われ、本格的な決算は11月に行われます。配当は、1株当たり90円の期末配当と1株当たり45円の中間配当を予定しており、連結配当性向50%以上を目標に、株主還元に力を入れています。