株式会社ANAPの決算報告が公開されました!
ANAPは人気アパレルブランドで、安定した収益基盤を持っています。今期も厳しい環境の中、しっかりと収益を確保できています。
株価も堅調に推移しており、株主にとっても良いニュースです。今後も事業拡大や新規事業への投資など、積極的な経営戦略に期待が高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ANAP
証券コード: 31890
決算期: 8月決算
株式会社ANAPの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ANAPの決算は8月決算です。
具体的には、第3四半期が5月末、本決算が8月末となっています。
主な事業
株式会社ANAPは、カジュアルファッションを中心に事業を展開しています。
メインブランドの「ANAP」のほか、キッズファッション、雑貨等、幅広い商品ラインナップを持っています。
店舗販売とインターネット販売の両チャネルで、幅広い顧客層にアプローチしています。
今期の業績と利益率は?
今期の決算では、売上高が2,262百万円を計上しました。
利益面では、営業損失692百万円、経常損失736百万円と厳しい結果となりました。
利益率は低下していますが、販売力強化や収益性の改善に向けた取り組みを進めています。
売上・利益の推移
ANAPの売上高は、直近3期で4,216百万円、3,166百万円、2,262百万円と減少傾向にあります。
一方、利益については、営業損失、経常損失、当期純損失を計上し、赤字が続いている状況です。
収益力の向上に向けた新たな取り組みが期待されています。
四半期連結貸借対照表について
ANAPの直近の四半期連結貸借対照表を見ると、債務超過の状態となっています。
資産、負債、純資産それぞれの状況についても確認しましょう。
資産の部
ANAPの資産は、1,203百万円となっています。
主な内訳は、現金・預金が250百万円、売掛金が120百万円、商品が409百万円などです。
負債の部
ANAPの負債は、2,896百万円となっています。
主な内訳は、短期借入金が1,950百万円、買掛金が148百万円などです。
純資産の部
ANAPの純資産は、-1,693百万円の債務超過となっています。
この状況を改善するため、事業再生に向けた取り組みを進めています。
ROAとROE
ANAPのROAは-59.2%、ROEは-47.5%となっています。
両指標とも低水準で推移しており、収益性の向上が課題となっています。
今後の事業再構築に期待が集まっています。
キャッシュフロー
ANAPのキャッシュフローは悪化傾向にあります。
直近3期では、営業キャッシュフローがマイナスとなっており、資金繰りが厳しい状況です。
事業再生に向けた施策を進めることで、キャッシュフローの改善が期待されます。
配当の支払額
ANAPでは、過去3期連続で無配となっています。
収益力の向上と財務体質の改善が課題となっており、当面の間は配当の実施は難しい状況にあります。
今後の展望
ANAPは、現在事業再生ADR手続に着手しています。
金融機関からの支援を受けつつ、抜本的な事業構造改革に取り組む計画です。
新たなスポンサー企業からのDIPファイナンスも検討するなど、早期の再建に向けて動いています。
編集部のまとめ
株式会社ANAPは、人気アパレルブランドとして知られています。
しかし、近年の業績低迷により、債務超過の状態に陥っています。
このため、事業再生ADR手続を活用し、金融支援を得ながら抜本的な事業構造改革を進めることで、早期の収益力回復と財務体質の改善を目指しています。
ANAPブランドの復活に注目が集まっています。
株式会社ANAPの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ANAPは、8月決算を行っています。
今期は3期連続の無配となっており、収益力の改善と財務体質の強化が課題となっています。
事業再生ADR手続を通じた抜本的な事業構造改革に期待が寄せられています。