株式会社ティーケーピーの最新の決算報告書が公開されました。会議室の運営や宿泊研修事業を手掛ける同社は、徐々に業績が回復してきています。コロナ禍の影響が和らぐにつれて、企業の出張や研修などの需要が高まり、同社のサービスに対する需要も高まっています。
企業情報
企業名: 株式会社ティーケーピー
証券コード: E20616
決算期: 2月
株式会社ティーケーピーの決算日・決算時期(スケジュール)は?
株式会社ティーケーピーの決算期は2月です。四半期報告書は2月、5月、8月、11月に公表されます。
主な事業
株式会社ティーケーピーは、貸会議室事業とホテル・宿泊研修事業を手掛けています。主力の貸会議室事業では、会議やセミナー、研修需要を取り込んでいます。また、ホテル・宿泊研修事業では、ビジネス利用やインバウンド需要の増加により好調に推移しています。
今期の業績と利益率は?
今期の業績は、売上高10,562百万円、経常利益1,762百万円と堅調に推移しました。売上高は前年同期比17.1%増、経常利益は同0.2%増と順調に増加しています。同社の主力事業の収益性が高く、利益率も良好です。
売上・利益の推移
過去1年間の売上高は36,545百万円、経常利益は4,517百万円と前年同期と比べてそれぞれ0.5%増、157.3%増と大幅に改善されています。コロナ禍の影響が徐々に和らぎ、ビジネスの回復が進んでいることがうかがえます。
四半期連結貸借対照表について
同社の四半期連結貸借対照表を見ると、資産合計は79,458百万円、負債合計は37,897百万円、純資産は41,560百万円となっています。前期末と比べて資産は増加し、負債は減少しており、財務体質が強化されていることが分かります。
資産の部
資産の部では、現金及び預金が27,913百万円、有形固定資産が28,242百万円となっています。流動性が高く、設備投資などにも積極的に取り組んでいます。
負債の部
負債の部では、長期借入金が23,527百万円となっています。一部返済が進んでいるものの、引き続き設備投資を行うために必要な資金を調達しています。
純資産の部
純資産の部では、利益剰余金が6,830百万円となっています。着実に内部留保が積み上がっており、財務基盤の強化が進んでいます。
ROAとROE
ROAは2.4%、ROEは4.5%となっています。ここ1年でROAは0.1ポイント、ROEは0.2ポイント上昇しており、資産効率、資本効率ともに改善傾向にあるのが分かります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフローは1,669百万円の収入、投資活動によるキャッシュフローは2,820百万円の支出、財務活動によるキャッシュフローは2,979百万円の支出となっています。設備投資に積極的に取り組む一方で、有利子負債の返済を進めることで財務体質の改善を図っています。
配当の支払額
同社の配当については、前期は1株当たり32円の配当を実施しました。今後も、業績の回復に合わせて株主還元の強化を目指すとしています。
今後の展望
同社は、貸会議室事業とホテル・宿泊研修事業の両事業で好調に推移しており、先行きも業績の改善が期待されます。また、リリカラ株式会社の株式取得による連結子会社化やノバレーゼとの資本業務提携など、M&Aを通じた事業領域の拡大にも積極的に取り組んでいます。今後も収益基盤の強化と企業価値の向上が期待されます。
編集部のまとめ
株式会社ティーケーピーの決算は、コロナ禍の影響が和らぎ、業績が順調に回復している様子が伺えます。貸会議室事業やホテル・宿泊研修事業が好調に推移しており、収益性も高く、財務体質も改善傾向にあります。今後は、M&Aを通じた事業領域の拡大にも期待が高まっています。同社の今後の動向に注目していきたいと思います。
株式会社ティーケーピーの決算日や配当についてまとめました。
株式会社ティーケーピーの決算期は2月です。四半期決算は2月、5月、8月、11月に公表されます。前期の配当は1株当たり32円でしたが、今後は業績回復に合わせて株主還元の強化を目指すとしています。