THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の2024年5月期第3四半期決算が発表されました。売上高は538百万円と前年同期比26.9%減でしたが、新たな事業の立ち上げに向けて積極的に取り組んでおり、中長期的な成長につながる動きがみられます。既存事業の再建とともに、今後の業績にも期待がかかっています。
企業情報
企業名: THE WHY HOW DO COMPANY株式会社
証券コード: 38230
決算期: 8月
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算日・決算時期(スケジュール)は?
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算期は8月となっています。第3四半期決算は2024年7月16日に発表されました。
主な事業
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、ソリューション事業、飲食関連事業、教育関連事業、エンタテインメント事業、産業廃棄物処理事業の5つの事業を展開しています。特にソリューション事業とエンタテインメント事業が中核となっており、IoTやAI技術を活用した製品・サービスの提供や、音楽アーティストとの協業などに注力しています。
今期の業績と利益率は?
当第3四半期連結累計期間の売上高は538百万円、営業損失は224百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は320百万円となりました。利益面では厳しい状況が続いていますが、新規事業の立ち上げなどにより、中長期的な成長を目指しています。
売上・利益の推移
直近3期の売上高と利益の推移は以下の通りです。2023年8月期は売上9,411百万円、親会社株主に帰属する当期純損失347百万円と、現時点では連続して赤字が続いています。しかし、今期から新事業を開始するなど、業績回復に向けて取り組んでいます。
四半期連結貸借対照表について
当第3四半期連結会計期間末の総資産は2,122百万円、負債は718百万円、純資産は1,403百万円となっています。前期末に比べ、資産は大きく増加し、自己資本比率も65.1%まで改善しています。
資産の部
資産の部では、現金及び預金617百万円、建設仮勘定402百万円など、新規事業への投資が進んでいます。また、長期貸付金432百万円も増加しています。
負債の部
負債の部では、長期借入金426百万円が増加しています。また、課徴金引当金44百万円を計上しています。
純資産の部
純資産の部では、資本金1,607百万円、資本剰余金2,753百万円と、増資による資本の充実が進んでいます。一方で、利益剰余金△3,021百万円と、依然として累損が続いています。
ROAとROE
ROAは直近の決算期(2023年8月期)で-25.7%と低水準ですが、純資産が増加したことでROEは-42.8%にまで改善しています。今後の業績回復とともに、収益性の向上にも期待が高まっています。
キャッシュフロー
当第3四半期連結累計期間のキャッシュ・フローは、営業活動により96百万円のプラスとなっています。一方で、投資活動では357百万円のマイナスとなっており、主に新規事業への設備投資に充てられています。財務活動では358百万円のプラスとなっており、増資による資金調達が進んでいます。
配当の支払額
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、直近の決算期(2023年8月期)において配当を実施していません。業績が厳しい中、設備投資等の成長投資に注力しているため、当面の間、配当の実施は難しい状況にあります。
今後の展望
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、新たに産業廃棄物処理事業を立ち上げるなど、積極的に事業領域を拡大しています。また、既存事業においても収益性の改善に努めるとともに、ブランディング強化にも注力しています。今後の業績改善と中長期的な企業価値の向上に期待がかかっています。
編集部のまとめ
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、新事業の立ち上げや既存事業の収益改善に取り組むなど、積極的な事業展開を進めています。短期的には業績が厳しい状況が続いていますが、中長期的な企業価値の向上に向けて、今後の動向に注目が集まっています。
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社の決算日や配当についてまとめました。
THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、決算期が8月となっています。現在は業績が厳しいため、配当の実施は見送られています。今後の業績改善と、中長期的な企業価値の向上に期待が寄せられています。